馳浩の古典こらむ

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No.101

一声や
 千万人の
  ほととぎす

内藤 露沾
1655〜1733
六百番誹諧発句舎

No.102

瀬をはやみ
 岩にせかるる滝川の
  われても末にあはむとぞ思ふ

崇徳院
すとくいん
1119〜1164

No.103

ちぎりおきし
 させもが露をいのちにて
  あはれ今年の秋もいぬめり

藤原 基俊
1060〜1142
千載和歌集

No.104

米蒔(ま)くも
 罪ぞよ鶏(とり)が
  けあふぞよ

小林 一茶
1763〜1827


No.105

秋風に
 たなびく雲のたえ間より
  もれいづる月のかげのさやけさ

左京大夫顕輔
1090〜1155


No.106

木喰も
 いづくのはての行だおれ
  いぬがからすのゑじきなりけり

木喰上人五行
1718〜1810


No.107

目出度さも
 ちう位也
  おらが春

小林 一茶
1763〜1827
おらが春

No.108

夏と秋と
 行交ふ空や
  流星iながれぼしj

高橋 東皐
とうこう
1752〜1819

No.109

あら野行く
 我が影もなき
  暑さ哉

川上不白
1792〜1807
不白翁句集

No.110

夢かれて
 初秋iはつあきj犬の
  遠音哉

水田西吟
?〜1709
庵桜


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