今日は朝から大忙しです。起床は4時、出発5時半で8時発のアスワン経由アブシンベル行きの飛行機に乗り込みます。さすがにイスラム圏だけあってスチワーデスさんでなくスチワードさんでした。妙なところに感心しつつも。飛行機はアブシンベルに到着します。
この空港に降りる人は、アブシンベル神殿の観光に訪れる人ばかりで、専用の送迎バスで神殿に向かいます。バスを降りてダム湖のほとりを10分位歩くと目の前にアブシンベル大神殿がひろがります。
この神殿もラムセス2世によって建てられた神殿で、とにかくこれも巨大です。神殿の説明は、観光パンフにも載っていますから省きますが、向かって右から幼少のラムセス2世、若いラムセス2世、青年のラムセス2世、年老いたラムセス2世、と並んでいて足下には王妃のネフェルタリ女王がいます。
大神殿の右手にはそのネフェルタリ女王のために建てたアブシンベル小神殿があります。この大神殿、小神殿ともにダム湖の底に沈むところをユネスコの協力により移設されたものです。大神殿脇のトンネルを入っていくと、そこは大きなコンクリートのドームで、この巨大な建造物が移設されたものであるということがはっきりとわかります。
再びバスに乗りアスワンに戻ります。アスワンではまずアスワンハイダムの見学です。ダム自身の大きさは長さ3.6kmと大きいのですが、それほど大きく感じないのは今まで巨大な建造物を見てきたからでしょうか?。次に香水屋さんに案内されます。香水については全くわからない(女房も興味が無く)ので早く終わらないかなと思っていました(時計は12時を回りそろそろおなかも減ってきた)。でも他の方たちはいろいろと値切り交渉して買っていたみたいです。
さてもう昼御飯かと思ったら、石切場に残る未完成のオベリスクの見学です。ここは石切場後にオベリスクを途中まで掘った跡があるだけでした。たしかに41mの石を削った跡は見事でしたが、それよりも石を切り出した跡(石面に転々と残る穴の跡)の方が興味深かったです。
もういい加減おなかも減ったころに、やっとホテルに到着です(午後2時、朝の5時頃からなにも食べていなかった!)。とにかく昼御飯だ〜と、目一杯食べまくったのが下痢になる原因でした。ここで夕食は6時からだといわれ、3時間でこのおなかが減るのかと疑問でしたが、6時頃にはしっかりとおなかも減り、念のために正露丸でもと飲んだのが失敗でした。夕食の食前酒にビールでもと、のどが渇いていたせいもあり、1本飲み干してしまった頃から急におなかが痛くなり、あとはトイレの住人になってしまいました。しかし食事でなくて、正露丸に胃をやられるなんて情けない(原因が原因なもので下痢止めを飲んでも直るわけもなく2日間はおとなしくしていました)。
あとこのホテルにあった店で値引き交渉をして始めておみやげを買いました。とにかく初めはむちゃくちゃな値段をふっかけてきます。こんな高いんじゃ買えないよと、店を後にしようとすると「ちょっと待って〜」と言いつつ値引いてきます。そういうことを繰り返すこと10回位、でやっと折り合いがつき購入が決まります。買ったのは「銀のカルトゥシュのペンダント」、なにぶん貧乏なもので金製品は買えません。でもデザインが結構気に入ったらしく、おみやげにならず今は、女房の首にぶら下がっています。
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