報恩講は宗祖親鸞聖人のご恩をしのび、そのご苦労を通じて、阿弥陀如来のお救いをあらためて心に深く味わわせていただく法要です。 親鸞聖人ご在世当時、お念仏を喜ぶ人びとの間では、師源空(法然)聖人のご命日に「二十五日のお念仏」として念仏の集会がつとまっていました。 親鸞聖人ご往生の後、聖人を祖と仰ぐ私たちの先達は、それを親鸞聖人のご命日にあらため、ご法縁にあずかっていたのです。その後、親鸞聖人の33回忌にあたり、本願寺第3代覚如上人はそのご遺徳を讚仰するために『報恩講私記』をつくられ、報恩講がいとなまれました。以来、聖人のご命日の法要は報恩講として大切にお勤めしています。 本願寺第8代蓮如上人がお示しのとおり、正しくお念仏のいわれを聞かせていただき、身にいただいて、真実信心の行者になることが聖人のご恩に報いる道です。 下記の日程でお勤めいたしますので、皆様お誘い合わせてご参拝・ご聴聞ください。1、日 時 2023(令和5)年10月16日(月) 午後1時30分より 2、場 所 大谷廟所本堂 3、法 話 遠山信敬 師 本願寺派布教使 若狭町圓成寺 『いま 私にできること 私のいのちを 大切にすること 他の人の いのちを 大切にすること』 |