鈴音ちゃん成長記録（はせ日記から抜粋）

９月２８日

午後６時半までには自宅に戻り、おりんさんの晩御飯を作る。 　ママはお仕事で出張。 　鍋焼きうどんを作ろうと思っていたのだが、残り物のおかずが冷蔵庫に入っていたので、フライパンで温めて、食卓に並べる。 　玉ねぎ玉子とじスープを作り、出来上がり。 　合唱団の練習や、とし子おばちゃんとＵＦＯキャッチャーに行ってきた話や、プリクラの話を聞きながら、晩御飯をいただく！ 　「で、お風呂に入る？　宿題する？」 　と、聞くと、 　「宿題する！　日記も書かなきゃ！」 　と、いそいそと自分の部屋で明日の学校の準備をするおりんさんなのであった。

９月２３日

親子３人で高尾へ。 　お墓参り。 　陽射しは強く、残暑厳しい。 　半年振りのお墓は、雑草でばたばた。 　「お母さん久しぶりだね、今から綺麗にしてあげるよ！」 　と、お墓に声をかけながら、大掃除。 　ねじりはちまきで、雑草を抜き、植木を刈りそろえ、桶の水で墓石をぬらし、たわしでごしごしと磨く。 　おりんさんも、何も言わなくても黙々とお墓掃除。 　およそ30分であっというまに綺麗になり、おはぎを供えてお参り。 　ひとしきり汗をかいた。 　山の空気が気持ちいい。

９月１６日

午後も執務、来客対応。 　大方片付けてから、いったん自宅へ戻る。 　久しぶりに掃除機をかける。 　そのうち、午後４時前におりんさんが帰ってくる。 　「ただいま〜〜〜！」 　「おかえり〜〜〜！」 　「あ！　パパだ！　やった〜〜、どうしてパパがいるの？」 　と、嬉しそうに階段を駆け上がってくる。 　「ちょっとね！」 　「わかった、今日は携帯電話を忘れたからでしょ？」 　「あ、まぁね！」 　「パパねぇ、国会議員なんだから、携帯電話忘れちゃダメだよ、わかった！」 　と、パパを叱るおりんさんなのであった。 　「で、どこ行くの？」 　「友だちが待ってるから、ちょっと児童館に行ってくる！　合唱団の練習も５時半からあるから、４時半過ぎには帰ってくるね！　自転車で行っていい？」 　「いいよ〜〜！　いってらっしゃ〜い！」 　と、おりんさんは嵐のように、自分の部屋にかばんを投げすてて遊びに行っちゃったよ。 　パパは引き続き、掃除機。 　１時間半かけて大掃除終了、すっきり！ 　シャワーを浴びて着替えて、ベランダに出て待っていたら、向うからおりんさんが自転車に乗って帰ってきた。 　わずか30分だけど、児童館で友だちと遊んで満足そうだ、宿題はしてないけど・・・・ 　「おかえり！」 　と、ベランダから手を振ると、自転車をこぎながら嬉しそうに、 　「お〜〜い、パパ〜〜！」 　と、手を振るおりんさん。 　なんだか、こういう普通の幸せが嬉しかったりする。 　帰ってきて、ゴマスティックのお菓子を持たせて、合唱団の練習場まで車で送って行く。 　「じゃあ、パパはまた明日帰ってくるからね、待っててくださいね！」 　「はぁぁぁい、パパもがんばってね、じゃあ行ってきます！」 　と、ちょっと寂しそうに練習場に向かって、走って行くおりんさんなのであった。

９月１５日

夜８時過ぎに自宅に戻る。 　久しぶりに親子３人揃って晩御飯。 　ママ特製のグラタンや、ジャコ揚げや野菜サラダ！ 　朝から午後８時まで合唱団の練習だったおりんさんも、お腹がよっぽどすいていたのか、パパに負けずにたくさん食べる！ 　「パパ、11月１日発表会だよ、ぜったい来てね！」 　「11月１日？・・・・ん、ウン・・・・」 　と、言葉にならないのであった。 　ご飯を食べたら、宿題の音読。 　「パパ、ここに音読を聞いた印しつけてね！」 　と、音読プリントを渡される。 　「わかりやすく読めました！」と書いて、２重丸！ 　「で、独り言日記はどうなったの？」 　「・・・・・今から書こうかなぁぁぁ！」 　って、パパが聞かないと三日坊主のままだったわけね。 　「パパ、月９観ようよ！」 　と、織田裕二のテレビドラマをいっしょに観て、寝る！

９月　９日

終了後、合唱団の練習の終わったおりんさんを、迎えに行き自宅に戻る。 　ママ特製のおかずで、親子３人で晩御飯。 　おりんさんは、今日も晩御飯後に宿題をしたり、ひとりごと日記を書いたり。 　「この日記続くかなぁ！」 　「毎日の出来事を書くんだから、気楽に続ければ？」 　と、激励する。 　「パパ、わたしの日記見てみて？　どう？」 　・・・・って、普通パパには日記を見せないだろうが・・・

９月　８日

夜は、合唱団の練習の終わったおりんさんを迎えに行き、自宅に戻る。 　ママが作ってくれた晩御飯を親子３人で一緒に食べる。 　学校のお話しをしたり、小数点の割り算の宿題でパパともめたり、「三日坊主にならない！」日記を見せてくれたり、おりんさんといっぱいしゃべる。

９月　３日

６時半には、テレビ生中継のある妻をＮＨＫ放送局まで車で送って行く。 　帰ってきて、おりんさんをお風呂に入れて、コーンフレークの朝ごはんを食べさせる。 　朝シャンをして気持ち良さそうなおりんさん。 　そして、テレビを観ながらいきなり叫ぶ。 　「あ！　今日はちゃおとなかよしの発売日だぁぁぁ！」 　と、パパの顔を横目で見ながら叫ぶ。 　「え？　なに？」 　「ちゃおとなかよしの発売日だ！」 　「で？」 　「りぼんはいいよ！」 　「え？」 　「ちゃおとなかよしの発売日！」 　「・・・・わかりました」 　と、いうわけで、背広に着替えて近所のコンビニに、とぼとぼと歩いて行くバカ親なのであった。

　

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