2005年7月
 


   

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

7月29日

 目覚めると、6時35分。ん・・・・6時35分・・・って、うわっ、ラジオ体操始まってる時間!
 「おりんさん、どうする? 寝坊しちゃったよ、6時35分だよ!」
 「えーーーーっ。パパ起こしてくれなかったのぉぉ! ダメじゃん!」
 「すみません、寝過ごしちゃったよ・・・」
 というわけで、面目丸つぶれなのであった。

 「じゃあ、お家の中でラジオ体操する?」
 「いーや! 寝る!」
 「・・・・そだね!」 というわけで、二度寝。

7月27日

 台風7号が直撃する、らしいというテレビニュース。もちろん、朝から霧雨が降って空は悪魔のような顔をしているが、ラジオ体操へ。寝起きはぶつぶつ言っているおりんさんも、グランドで友達にあったらおおはしゃぎで、楽しそうだ。

7月26日

 夜、おりんさんとお勉強。
 「夏休みの宿題は?」
 「全部終わった!」
 「もう終わったの?」
 「そうだよ!」 と自信満々。

 こんなことで自信満々でもぜんぜん意味がない。
 「じゃあ、ドリルやろうか?」
 「えーーーーー!」 とぶぅたれるおりんさん。
 「だって、毎日遊びほうけてたら小池先生に習ったことわすれちゃうじゃん!」 と説得し、1学期に買ってあった、教科書に準じた問題集をやる。

 ま、1学期の復習みたいなもんだ。教科書の単元にそって問題が出ているので、おりんさんもやりやすそう。わからない問題のときは、パパに「お助け隊」をお願いして、にわか家庭教師に。結局、ぶぅたれていたわりには国語と算数と全部で12ページも仕上げる。おりんさんはパパに○つけもしてもらってご機嫌なのであった。

 お勉強が終わったら、パパの背中に飛び乗って、ジャンプ! パパはジャングルジムに早やがわりさせられるのであった。

7月25日

 夕方、夏休み中のおりんさんを連れて、親子3人で東京タワー見学へ。特別展望台に行こうとしたら、
 「まずは一階のピカチュウランドだよ!」 と叱られ、ピカチュウランドへ・・・クイズ大会をしたり、ジャンピングハウスに入ったり、カラーボールハウスに入ったり。
 しこたま遊んでからいよいよ特別展望台へ。数年ぶりでやってきた東京タワー。特別展望台に昇るのは初めて。夕方の東京の暮れなずむ景色もまた味わい深い。親子3人でソフトクリームをなめながら、ボーーッとする。
 4階まで降りてきてからは、トリックアートやおみやげ物店を冷やかしでのぞいて散策。

7月22日

 おりんさん。朝6時にパチッと目を覚まして、着替え。
 「パパー、ラジオ体操行こうよ!」 と、昨日とは打って変わってやる気満々。
 タンバリンの散歩もかねてでかけるも、歩いている途中に寝始めちゃって、あんた、言うこととからだが一致してないじゃないの! それでもグランドに到着すると、えりちゃんやひなちゃんやまこちゃんやあすかちゃんなど、クラスのお友達に会って元気回復。

 鼻の頭に汗をかきながら、両手を大きく振り回しながらラジオ体操。
 「明日はパパいないけど、どうする?」
 「一人で来れるもん!」 と、やる気満々、ラジオ体操にはまった様子。そりゃそうだ、夏休みになって友達に会えるのはラジオ体操くらいだもんね。

7月21日

 「6時だよ! 起きますよ、おりんさん!」
 「ん〜〜〜むぎゃむにゃぴ〜〜」
 「起きなさい! ラジオ体操行きますよ!」
 「ふにゃ〜〜どこぉぉぉ?」

 「小学校のグランド!」
 「ふにゃぁぁぁ、ねむい・・・だるい・・・おきられない・・・」
 というわけで、抱き起こしてもぐんにゃりしたままのため、断念してタンバリンと一緒にラジオ体操へ! 初日からこれだよ。これで「規則正しい夏休み」を過ごせるのであろうかねぇぇ、心配だ。

 夜、おりんさんを連れて専修大学体育寮へ。レスリング部の「焼き肉バーベキュー大会」に参加。
 短パンからむき出しの両足をしこたま蚊に食わせ(れ?)ながら、焼き肉やステーキ肉やとうもろこしや野菜などにかぶりつく。おにぎりも2個食べて、トマトも七切れ食べて、顔中焼き肉のたれだらけにしてご機嫌なおりんさん。

 「いっぱい食べるじゃない、えらいねぇ!」 とほめてあげると、
 「だって、パパが大学に焼き肉食べに連れてってくれるって昨日から言うから、おなかすかせて楽しみに待ってたんだもん!」

 帰りに世田谷通り沿い、用賀馬事公苑の「つたや」で、おりんさん所望の「ミッケ!」学校編を購入して、帰る。親子3人で「ミッケ!」をジィィィィッと見つめていると、目が痛くなってくるのであった。

7月20日

 「パパー、リーちゃんね、今日学校退散するんだよ!」
 「た、退散????それ、早退じゃないの?」
 「そ、そう。早退するんだ!」 と、嬉しそうに報告しに来るリーちゃん。

 「で、早退してどこに行くの?」
 「・・・そ、それは言えない・・・」 と両手で口を押さえるのであった。

 家に帰って玄関を開けたところでちょうど、ママとおりんさんも帰宅。興奮気味のおりんさんなのであった。
 「明日から、夏休みだね!」
 「そうだね!」
 「ラジオ体操行かなきゃね!」
 「・・・・・疲れてるからなぁぁぁ・・・どうしよっかなぁぁ」
 ・・・・さて、明日の朝、6時半に、小学校のグランドに行くことはできるのだろうか?

7月19日

 しゃしゃっとリーちゃんの朝ごはんを作り、食べさせる。ママが昨晩作った「オクラとスライス山芋」入りご飯と、サラミ炒めと卵焼き。暑くなってきたので朝ご飯を食べるのもかったるそうなのであるが、
 「食べて元気出さなきゃね!」 とアニメを見てぐんにゃりしているおりんさんのそばについて、食べるのを見守る。
 見守りながら、あまりにも日焼けして真っ黒くろすけの顔を見て、
 「すんごい黒くなったねぇ!」 とほめてあげると?
 「プール行ったんだよ、ママと! プール!」 と自慢するのであった。今年もプールに入り浸る季節がやってきたわけね・・・・・

 夜、自宅に帰るとおりんさんが嬉しそうにやってきて、
 「パパー、ピアニカ聴きたい?」 とピアニカを抱えてベッドにやってくる。・・・それはピアニカを聴きたい? じゃなくて聴いてよ! でしょうが、と思ったが、
 「はい、とっても聴きたいから弾いてくださいな!」 とお願いする。
 「じゃあ、カッコウ弾いてあげるね!」 と、教科書も見ないで上手にカッコウを弾いてくれるのであった。めでたしめでたし。

7月16日

 「ない、ない、ない・・・・なおいよぉぉぉ!」
 「さっきからないないって、一体何を探しているのさ?」
 「リーちゃんの大事な靴下が片っ方ないんだもん・・・どこにおいたのかなぁ・・・」
 「昨日はあったの?」
 「今朝起きたときは、そこのいつものお洋服をたたんでおいてあるテーブルの上にあったんだもん。どこいったんだろう?」
 「テーブルの上はどうしたの?」
 「朝ごはん食べるから片付けたの、お洋服は! でもそれから後がわからないの!」
 「じゃあ、ベッドのシーツの中とか、タンバリンが咥えて行ったとか、いろいろ探したの!」
 「探したよ! 玄関もタンバリンがいつも隠れてるベッドの下も、階段も・・・でもないんだもん! どうしよう・・・」
 というわけで、朝から靴下片一方なくしたといって大騒ぎ。

 結局出かける時間になっても見つからず、おりんさんは心残りのままモンスターズ・インク アイスショーに親子3人で出かけるのであった。パパの車の中でも、久しぶりに親子3人でお出かけするにもかかわらず、頭の中はなくした靴下のことで一杯なのであった。
 「よっぽどお気に入りの靴下だったのね、リーちゃん!」
 「そう、お気に入りなの。それに、靴下って両方ないと意味ないじゃん!」 ・・・・・って、むきになるおりんさん。
 ま、そりゃそうだけどね。本当に一体どこに隠れてしまったんでしょう、靴下。

 開演30分前の10時半に代々木第1体育館の来賓控え室の到着。
 11時ちょうどから開演。モンスターズ・インク アイスショーだなんて、子供のイベントだろうなどと高をくくっていたらさにあらず。本格的なプロスケーターによる、映画さながらのストーリー仕立ての歌と踊りのアイスショー。こりゃ楽しいやと、おりんさんとママとパパは大騒ぎで手拍子を打ち、歓声を上げ、朝からの靴下行方不明事件なんてすっかり忘れてしまったのであった。

7月15日

 朝起きて改めておりんさんを眺めると、おっきい! 手足も長くなって、少女の体つきになってきた。
 おっきくなるのは早いもんだなぁ・・・でも、おちゃらけてる性格は何時までも子供だが・・・

7月13日

 おりんさんが7時に起きたので、朝ごはんを準備してあげる。ご飯、おとうふ、白桃、お茶! あっさりとした朝ごはんだが、がつがつとあっというまに平らげてしまったのであった。真っ黒に日焼けしちゃって、元気モリモリだ!

 昨晩、机の上や部屋の中が散らかっているので、
 「片付けないと机の上のもの全部捨てますよ!」 と叱ったら、今朝起きてみるとすっきーーーーりときれいになっていた。めでたしめでたし! でも、昨晩叱ったときには怖くて泣きながら、
 「・・・パパだって自分の部屋片付けてないじゃない! 散らかったらいっつもママが掃除してるじゃない! パパに叱る資格はない!」 と食って掛かって激怒していたので、深く反省してパパも部屋の掃除を自分でするのであった・・・・おりんさんのおっしゃるとおりなのであった。

 夜、高見さんが仕事で出張のため、晩御飯を作る。ソース焼き飯、豆腐、コールドスープ、そしてお中元でいただいたメロン! おりんさんは大盛り焼き飯をぺろりと平らげる!
 小学校からの連絡帳やプリントをチェックして、夏休みの過ごし方を確認。明日の時間割準備をして、寝る。

7月12日

 おりんさんのメロンをいただく。
 「メロン食べていい?」
 「いいけど、ちょっとだけよ!」
 「わかりました。ではいただきます!」 といって、続けざまに5切れをむしゃむしゃ食べると、
 「あ〜〜! あ〜〜! あ〜〜! あ〜〜! あ〜〜!」 と叫ぶおりんさん。

 「ちょっとだけって言ったじゃないの、うそつきぃぃぃーーー!」 と言って、静かに涙を流すのであった。そ、そんな、メロン5切れで泣かなくたって・・・・って、やっぱり、俺のせい?

7月11日

 おりんさんは登校のときに両手にいっぱいの荷物を持っている。毎週月曜日は内履きズックとか体操着とか持っていくのだが、今日はそれに輪をかけて多い。
 「どうしたの、何かあるの?」
 「きょうはねー、プールの時間にお洋服を着たまま泳ぐんだよ!」
 「え、どうして?」
 「事故のときにも慌てないようにだって!」
 ・・・・なるほど、学校の水泳教室もちゃんとこういう非常事態に備えたプログラムを入れてくれているのか。でも、指導する先生も大変だろうなぁ・・・と感心。

 夜、いったん自宅に戻っておりんさんの相手。
 「ところで服を着たまま泳いだの?」
 「天気が悪いからまた今度だった。残念!」 とのこと。

7月7日

 「おりんさん、今日は七夕だよ!」
 「どんな日?」
 「織姫さんと彦星さんが、一年に一度、天の川を渡って逢う日!」
 「ふ−−ん、それで?」
 「・・・・それでって・・・別に・・・」
 織姫と彦星の話よりも、セーラームーンなわけね、今どきの女の子には・・・

 おりんさんは今日もいっしょに宿題をして欲しいらしく、寝る前にチェック。
 音読2回、引き算の復習プリント一枚。音読をしながらなぜか句読点のところで顔が上下に動くおりんさん。
 「どうして顔が上下に動くの?」 ときいても、
 「動かしてないよ!」 と答える。
 ん、本人には顔が上下に動いている自覚はないわけね。引き算プリントは、全部出来て100点。ふむふむ、なかなかよろしい!

7月6日

 おりんさんが、
 「ママー、髪の毛切ってーーー!」 と叫んでいる。
 「また切るの?」
 「そう!」
 「どんくらい?」
 「こんくらい!」 とまたまた10センチほどの両手の幅。

 「パパに聞いてごらん!」
 「パパー、切っていい?」
 「自分がいいなら良いですよ!」
 ・・・というわけで、今朝もばさばさっと切ってもらってすっきり。んーーー、初めて見るけど、短いヘアスタイルも可愛いのであった!

7月5日

 起きたとたんにママに、
 「髪の毛切って〜〜!」 とお願いするおりんさん。暑くなってきたので切りたいのか、それともおしゃれに目覚めたのか??
 「いいの? 本当に切るわよ! どのくらい切りたいの?」
 「こんくらい〜!」 と言われて広げる両手の幅は30センチほど。

 「そ、そんなに切るの? パパに聞いてごらんなさい!」 というママ。
 「パパーー、切ってもいいでしょーー!」
 「良いですよ。自分でいいと思うくらい、切っても良いですよ!」 というと、ママも納得してばっさりと断髪! あんなに長い髪の毛を自慢としていたのに、さくっと切りそろえたらじゃりん子ちえちゃんみたいなおかっぱ頭に変身。これがまた、可愛いのであった! ママに髪の毛を切りそろえてもらってから、交代して、今度はパパが指の爪を切ってあげる。・・・そろそろ自分で爪ぐらい切りなさいっちゅうの!

 夜、高見さんがお仕事。ジョギングがてらタンバリンの散歩をしてからシャワーを浴びて、
 「リーちゃん晩御飯どうする? どっか食べに行く? デニーズ?」 と聞くと、
 「だめーー! パパの作ったご飯がいい。パパのお料理食べたい!」 と言うので、気合を入れて作る。

 金沢名物不室屋の「玉子とじ」と、厚切りソーセージ茹で炒めと、冷奴と、コーンスープとミニトマト。ばくばくと豪快に食べまくるおりんさん。
 食べ終わって後片付けしてから、今日も風船バレーボール。風船バレーボールしながらテレビニュースを見ていると、いずれのニュースも「造反者密着ルポ」をやっている。・・・・・・・・・造反者がヒーローのような、勝利者のような扱われ方ってえのも、なんだかなぁぁ・・・

 おりんさんの今日の小学校での出来事を聞いたりしながら、お風呂に入れて、絵本を読んであげて、寝る。

7月4日

 夜、自宅に戻るとおりんさんが嬉々として漫画本「なかよし」を読んでいる。
 「どうしたの?」
 「買って来たの!」
 「誰と?」
 「一人で!」

 「どこで?」
 「コンビニで! リーちゃんのお金で買ったんだよ!」 と言い訳がましく主張するおりんさん。
 「買ってもいいんだけどね・・・こないだママにりぼんとちゃおと買ってもらったばっかりじゃない。3冊も買うのはいかがかなぁ・・・」
 「・・・・なんでそんなこと言うのよ〜〜だって〜〜我慢できないんだもん、10秒しか!」 と、泣きそうな顔で抗議するおりんさん。

 「まぁね、買っちゃいけないって言ってるんじゃないけど、欲しいものを我慢しないでほいほい買うのはいかがかな、ってことよ。どうしても欲しいもの、必要なものを、もっと慎重に考えて買いなさい、ってことよ!」
 「だってぇ・・・・」
 「怒ってるんじゃないのよ。パパは怒ってるときはいつも張り倒すから、今日は張り倒さないから心配しないでいいのよ。リーちゃんのお金だけど、元々はママとパパが働いて稼いだお金をお小遣いでもらったんでしょ。だから、お金は大切に、考えて使わなきゃって言ってるの。欲しいものを次から次へと買ってちゃ、いくらあってもキリがないでしょ。りぼんとちゃおとなかよしと、どれか1冊にして、本当に欲しい本を選ぶことも覚えなきゃ!」

 「それって、選択?」
 「あら、難しい言葉知ってるじゃない! そういうこと。我慢することも覚えなきゃ!」
 「・・・・だってぇぇ」 とぶつぶつ言いながら、涙目で「なかよし」を大切そうに抱えている姿を見ていると、少年時代に「少年サンデー」と「少年マガジン」と「少年ジャンプ」と一気に買ってしまって、同じようにお父さんとお母さんに叱られていた自分の姿を思い起こすのであった。

 さて、お金の大切さについて、これからどうやって覚えていくのか、ここは家庭教育の大切なところだ。「モノ」と「お金」の価値観について考えるいいきっかけだな、こりゃ。ひとしきり話し合いをしてから、ちょっとは反省しているおりんさんと、風船でバレーボールをしたり、宿題を一緒にしたり、トランプで7並べをしたりして、慰めるのであった。

7月2日

 自宅に戻ると誰もいない・・・・タンバリンもいない。
 ママに電話をすると、「湘南だよ〜〜!」 とさわやかな返事。
 夜9時過ぎに、よれよれになってママとおりんさんとタンバリンが帰ってくる。

 湘南の海は楽しかったが、さすがに日光浴で疲れ、帰りの渋滞で疲れてかえってきたわけだ。おりんさんは髪の毛が「ワカメと潮の香り」臭くて、さすがに夜遅いけれども
 「髪の毛洗ってよ!」 と訴えて、シャワーを浴びるのであった。

7月1日

 昨日、パパが晩御飯に作った「しょうゆチャーハン」とさくらんぼでおりんさんの朝ごはん。朝から梅雨のお天気ゆえに、おりんさんも
 「しつど高いね!」 と、いっちょまえに「湿度」なんて単語使ってかったるそう。それでもテレビ見ながらもぐもぐと食べているのであった。

 

  

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