2005年3月
 


   

 
 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

3月31日

 咳もずいぶんとおさまったおりんさんは、朝からタンバリンといっしょにはしゃぎまわっている。
 「大丈夫なの?」
 「うっぴきぴ〜〜〜!」
 「・・・・・・・」 大丈夫そうだ。

 「パパー映画連れてってよ〜〜〜!」
 「何さ?」
 「これ!」 と、宙に指文字を書くおりんさん。
 「ん・・・・・オペラ座の怪人??」
 「ちっがうよーーーー! ワ・ン・ピー・ス! 何みてんのさ! ワンピースだよ!」
 「・・・・・時間あったらね!」 というわけで、なぜか朝からおりんさんにだめだし食らうのであった・・・

3月30日

 おりんさんはまだ咳が止まらない。
 「大丈夫?」
 「まぁね〜〜ごほっごほっ・・・・・ぜぇぜぇぜぇ・・・」 の繰り返し。
 ぜんぜん大丈夫じゃないじゃないの。
 「じゃあ、今日はうーたんのお誕生日会があるけど、行けないね!」
 「・・・・いけない!・・・で、う〜たんいくつなの?」
 「・・・・言えない!・・・・」

 夕方いったん自宅に戻り、おりんさんのお勉強の相手。
 「さぁ、パパはそこに寝ていてね!」
 「はい!」 というわけで、勉強机でドリル練習するおりんさんの隣のおりんベッドに寝かされるパパ。

 「リーちゃんが良いと言ったら赤丸付けしてね!」
 ・・・そう。パパはおりんさんの問題集の赤丸付け係り。赤鉛筆を握りしめ、おりんさんが問題集をやっているのを眺めている係り。
 「パパがわからないところ教えてあげるよ!」
 「いいの、まずはリーちゃんがやるから!」 と、パパの介入をうざったがるおりんさん。そして、4〜5ページの漢字練習をするたびに、
 「はい、赤丸つけて!」 と、パパを起こして赤丸付けさせるのであった。赤丸どころか花丸をつけてあげると大喜びし、もっと漢字練習するのであった。最後には、1年生で習った漢字すべてを練習し終わり、不思議なもので、何度もかいているうちに字も上手になってきて、ご機嫌なおりんさんなのであった。

 「どうする? もう終わる?」
 「もっとする!」 というわけで、今度は「1年生総合問題集」をすることに。
 「せいかつ」の分野をするおりんさん。春夏秋冬の行事についてや、自然観察。草花や実の見分け方、昆虫の見分け方など、「せいかつ」ならではの問題。

 「パパー、あさがおの種のできる順番わかる?」 と言う問題。
 「わかるよー!」 というわけで、問題に描かれた絵を順番に並べ替えていくと、
 「えええええええええ! 違うんじゃないの、この順番!」
 「そんなことないよ。朝顔の順番でしょ! これだよこれ!」 と自信満々に指導するパパ。

 「そっかなああああ・・・・」 と不安そうなおりんさん。
 「じゃあ、答え合わせしましょうか!」 と自信満々に答え合わせすると・・・・が〜〜〜〜〜ん。間違っていたのはパパのほう。
 「朝顔の咲く順番」 ではなくて、「朝顔の種ができる順番」 という設問であって、やっぱりおりんさんの言ってるほうが合っていたのだった。
 「ほらやっぱりリーちゃんのほうが正しかったじゃないの! ちゃんと小池先生に授業で習ったんだから! もう、パパッたら、間違えるんだから、もうーーー!」
 「・・・・わかってたんならばパパに聞かなきゃいいじゃん!」
 「一応聞いただけだけど、そしたらパパが違うって言ったジャン!」
 「じゃ、ジャンとは何さ、パパに対して生意気な!」
 「だって、パパが間違えたんジャン!」
 「・・・・・・すみません」 というわけで、子供の問題を読み間違えて勘違いして、間違った答えを教えて、子供にたしなめられるパパなのであった・・・・でも、ぱぱといっしょに問題集をしたおかげで、1時間も机に向かってお勉強して、とっても嬉しいおりんさんなのであった。
 「またお勉強しようね!」
 「いいよ、パパが赤丸付けしてくれたら!」 ・・・そっか、パパにそばにいて赤丸をつけてほしいわけね。

3月29日

 夜、自宅に戻るとおりんさんがまだ咳をしている。喘息の疑いもあるので、病院で診てもらって薬ももらってきた。
 「風邪は万病のもと!」 見た目も歌ったり踊ったりのお調子者のところもどう見ても元気なのであるが、子供は容態が急変することもある。注意して体を休ませなければ。

 と言いつつ、一年生で習った漢字の復習をする。漢字テキストを10ページ、丁寧に書く。パパに、赤鉛筆で正答に二重丸を描いてもらうのを楽しみに次々と漢字を書くおりんさん。しかし、書き順はまだ、あやふやなのであった。ま、書き順はおいおいということで、最初は見た目だけでも合ってれば良いか・・・・

3月26日

 ママはやっぱり朝からくみちゃんの引越しのお手伝いへ。よって、おりんさんとパパはテレビを見ながらだらだら。しかし、それもすぐに飽きてしまい、
 「じゃあ、パパ走りに行きますから一緒に行こうか!」
 「え〜〜! リーちゃん走れないよ〜〜!」
 「走らなくても良いよ。自転車でついてくれば!」
 「それならいいや!」

 というわけで、一生懸命走るパパの後ろから、リーちゃんは自転車に乗ってコーチのように付いてくるのであった。およそ1時間。アップダウンのある中を、信号を守り、すれ違う人と道を譲り合いながら、鼻の頭に汗を流して付いてくるのであった。途中、東大グランドでは自転車を降りて一緒にダッシュしたりして、おりんさんもそれなりに楽しんだのであった。
 帰りには自転車屋さんでタイヤの空気を入れてもらい、ご機嫌な気分。家に戻ってシャワーを浴びて着替えてから、おりんさんをくみちゃんの家に送り届ける。

3月25日

 「パパー、リーちゃん今日から春休みだよ!」
 「終業式は何時に終わるの?」
 「12時!」
 「じゃあ、パパのお仕事が早く終わったら、約束してたディズニーランドに連れてってあげますね!」

 「やったああああ! 約束だよ!」
 「お仕事が早く終わったらね!」
 「は〜〜〜い!」
 というわけで、約束をして国会へ。

 今週はもう本会議が無いために、お昼の国会対策委員会で来週の国会運営を確認して、それで終了。それぞれの代議士はいそいそと選挙区に帰るために東京駅や羽田空港に向かっていく。しかし、明日、日本レスリング協会の理事会があるので、珍しく金曜日にもかかわらず東京にいてもいいわけで、約束どおり1時までに自宅に戻っておりんさんをディズニーランドへ連れていく。

 ママはくみちゃんの引越しのお手伝いと言うことと、人ごみは苦手と言うわけで、おりんさんと二人でディズニーランドへ。あんのじょう、ディズニーランドは大混雑。よって、人気の乗り物には乗らず、「ピノッキオ」ツアーや、「ミッキーの映像と音楽」や、「ハワイアン音楽ツアー」や、「西部時代の電車」など、15分から30分以内の待合で乗れたり入れたりするアトラクションを中心に観て回る。

 それでもおりんさんには、
 「ディズニーランドにいる」 というだけで大興奮のようで、途中、一番人気の「カレーポップコーン」とミッキーの帽子を買ってあげたら、それでもう、幸せの絶頂気分。
 「どう、リーちゃん!」
 「う〜〜〜ん、し・あ・わ・せ!」 と、コーンスープにフランスパンをちぎって入れてほおばりながら、幸せ気分。

 「春休みはパパはあんまりおうちにいないから、一杯楽しんでね!」
 「はい、ありがとう、パパ!」 というわけで、日が暮れるまで大混雑の中をうろうろと見て回る。最後にミッキーのダンスミュージックショーを肩車して見せてあげてから、かえる。

 「どう!楽しかった?」
 「ウン、とっても楽しかった!」
 「じゃあ、明日は漢字のお勉強しようね!」
 「え!」
 「1年生で習った漢字のおさらいね!」
 「・・・・・・・」
 「だって、もう2年生になるんだから、お勉強もしっかりしなきゃね!」
 「・・・・・・・・・・・・」 と、あくまでもお勉強については沈黙なのであった。

3月24日

 いつになくおりんさんが朝からのんびりしている。
 「どうしたのさ?」
 「今日は小学校の卒業式なの!」
 「それで?」
 「1年生は休みなんだ!」

 「え? 1年生だけ休みなの?」
 「そう!」
というわけで、ベッドの中でだらだらと東京12チャンネルのテレビアニメを見ているのであった。ま、いっか、たまには。

 午後、おりんさんを連れて専修大学レスリング部練習に参加。
 「練習行くの? いやだな〜〜! くさいもん、道場の中が!」 と、いやがるおりんさんに、
 「でも、ママも夜はお仕事でいないから、パパと一緒に行かないと一人でお留守番でしょ。一人でお留守番のときにお化けが出てきたらどうするのさ! 怪獣に家を壊されたら誰が助けるのさ! 帰りにトイザらスに連れてってあげるから、パパと一緒に大学に行きましょ!」 となだめすかして連れて行く。
 退屈になるおりんさんのために、セブンイレブンで「マーガレット」を買ってあげる。すっかりとパパに丸め込まれたおりんさんは、マーガレット片手にしぶしぶ道場について来るのであった。

 帰りはトイザらスで縫いぐるみを買い、「クロ」に寄って、オムライスを食べて、帰る。

3月23日

 7時前に起きておりんさんに朝ごはんを作る。たまにしかしないけど、たまに作ると楽しいもんだ。納豆ご飯と、コーンスープと、冷奴と、ハム卵焼き。なかなか気に入ってくれたようで、もぐもぐ食べる。朝から子供が美味しそうにご飯を食べるのを見ていると、元気が出る。しっかりと朝ごはんを食べたおりんさんは、
 「じゃあ、いっちょ学校に行ってくるか!」 と、おっさんのような一言を残して迎えに来たたまちゃんと一緒に登校するのであった。

 自宅に戻ると、おりんさんが鼻高々。
 「パパ−、見て見て見て〜〜〜〜〜! 金色の表彰状もらったよ! クラスでリーちゃんだけだったよ〜〜〜〜!」 とベッドに仁王立ち。仁王立ちは良いけれど、あんた、ズボンくらい、はきなさいよ! パンツ一丁じゃ寒いじゃないの!
 で、その表彰状について聞くと、2学期に書いた読書感想文が、区の佳作に選ばれて、表彰状をもらってきたとのこと。「読書感想文」で佳作というところが、作家であるママと国語教員だったパパとしてはことのほか、何よりも嬉しいのであった! もしかしておりんさんにも、文才があったりして!!!!!!とひそかに嬉しいバカ親なのであった。

 さんざん、勉強机の真横に張ってある表彰状を眺めてから、
 「でもおりんさん、クラスで一人だけ金色の表彰状もらっても自慢しなかったでしょうね!」
 「ウン、リーちゃん、みんなに自慢しないよ! 静かにしてたよ!(ホントかなぁ?)」
 「偉いね! 自慢しちゃいけないよ。ほかの人がいやな気分になるからね!」 と指導。

3月22日

 おりんさんに朝ごはんを作る。といっても、昨日の「代々木ー今半」のすき焼き残りをそのままご飯にぶっ掛けたものだけど。それも冷えた飯なので、暖かいものとして、金沢名物の「不室屋のお吸い物」をつける。加えてパイナップルの缶詰も!
 最初、「食べたくないなぁぁ・・」 と言っていたおりんさんも、パパが美味しそうに食べているのを見て、またその匂いにつられてか、
 「やっぱり食べる!」 と言って、結局用意した器一杯の朝ごはんをしっかりと食べるのであった! 美味しい朝ごはんなら、こんなにきれいに平らげるわけね。

3月21日

 お彼岸。8時前に家を出て、高尾霊園を目指す。自動車はやめて、駅まで歩いて電車に乗る。日ごろ親子3人で電車に乗るなんてことは無く、おりんさんは大喜び。
 「やったー! 電車だぁぁぁ!」 と叫びながら、吊り革につかまっておしゃべりに夢中。その声がやっぱり甲高くて、周りのお客様に迷惑をかけるので、
 「おりんさん、電車の中ではちっちぇえ声でしゃべるのよ、周りの人に迷惑だから!」 と言うと、
 「ウン、わかった!」 と答えるのであった。
 ちっちぇえ声でしゃべりながらいつのまにか静かになっているので見ると、座ったまま寝ているのであった。

 駅前からは、霊園往復無料バスに乗る。ものの5分ほどで高尾霊園に到着し、お義母さんのお墓まで歩く。途中、動物霊園を見つけたおりんさんは、
 「すごーーーーい、動物のお墓もあるんだ?」
 「お墓ばっかりじゃないんだよ、焼き場もあるんだよ!」
 「焼き場って、何?」
 「死んだら、焼いて骨にするところ!」

 「じゃあ、タンバリンも死んだらここで丸焼きだね! でもね、韓国じゃあ、タンバリンも丸焼きで食べるんだよ!」
 ・・・・・・・・・・・「あのね、どこでどんなテレビ見たかわからんけれど、大切なペットは丸焼きなんていわないのよ! それに、犬を食べるのは韓国じゃあ文化なんだから、日本のペットといっしょにしちゃあ、あかんよ!」 と諭しても、わかったようなわからないようなおりんさんなのであった。

 お義母さんのお墓にたどり着き、早速、墓掃除。枯葉を広い、雑草を抜き、ごみを拾い、雑巾で墓石を洗って、磨いて、30分。やっぱり、お墓をきれいにしてあげると身も心も洗われるような気分だ。その間、おりんさんもちょこまかちょこまかと、こまめに動き回ってお手伝い。雑巾をしぼったり、枯葉を集めたり、ごみを捨てに行ったり。

 子供にお墓掃除を手伝わせるのは、生命を尊重する意味でも、大切な教育であるなぁぁ、と感じる。最近、小学校低学年にたいする過激な性教育が社会問題化しつつあるが、こういうお墓掃除を家庭において教えることも、大切な性教育であるような気がする。どこから生まれてきて、どこへ行くのか、という、「自己の存在」「生命の尊厳」について教えることは、家庭の役割なのであろう。 

 いつにもまして、熱心にお墓掃除のお手伝いをするおりんさんなのであり、ご褒美に、ぼたもちとお稲荷さんをあげる。親子でお墓の前で、牡丹餅とお稲荷さんを食べる。当然、お墓の中のお義母さんにも和菓子を供える。腹ごしらえをしてから、御花を供え、線香に火をつけて、両手を合わせてお参り。お墓参りですっきりして、帰りも無料バスに乗って、高尾駅から電車に乗り、自宅に着いたらまだ11時半。やっぱり、早い! お墓参りは電車に限る!

 せっかくの祝日でもあり、午後から、カレッタ汐留四季劇場「海」へ。「オペラ座の怪人」を観劇。おりんさんもはじめての劇団四季体験。それまでは疲れてぐずっていたおりんさんが、舞台が始まるなり、目を輝かせて両手を握り締めて舞台を見つめるのであった。でも、いっしょになって「エンジェルオブミュージック♪」を歌わないでくれる!!!! ほかの客さんに迷惑でしょうが!

 小学1年生にオペラ座の怪人はまだ早いかなと思ったが、そうではなかった。小学1年生だからこその感性で、舞台に夢中になったようである。おりんさんは、家に帰ってきても、数々の舞台中の名曲を口ずさむのであった。
 「ところでおりんさん、どの曲が一番好きなんですか?」
 「ファントムが登場する曲!」 って、やっぱり、あの曲なのね!

3月18日

 朝からおりんさんの手足の爪を切り、そしてトランプの相手。「スピード」がお気に入りで、4勝2敗、おりんさんの。パパは2勝4敗・・・・ちっちゃい手で、ちょこまかちょこまかとトランプのカードをあっちからこっちへ動かすので、手もでかくて性格もアバウトなパパはついていけないのであった・・・・朝から小学校1年生の小娘に負けて、悔しいのであった。
 トランプが済んだら次はあやとりで、世にも珍しい亀さんを作り出したりして、本当にパパと違って手先が器用だこと・・・・でも、あやとりしながらパパに靴下はかせてもらうのであった・・・・・って、はかせるパパもパパだけどね

3月16日

 朝起きたら、おりんさんがベッドに仁王立ちしている。
 「どうしたのさ!」
 「昨日、宿題するの忘れたから、今やってたの!」 はっとわれに返って時計を見れば7時半。・・・・・パパよりも先に起きて宿題してたわけね、一人で。

 「えらいじゃないのーーー!」 とほめるも、ママからは
 「昨日、学校から帰ったらすぐにやっとけば良かったのよ!」 と当たり前のことを指摘されて、おりんさんもしーーーんとするのであった。しかし、すぐに気を取り直して、体育の時間に習ったと言う、
 「ジン、ジン、ジ〜ンギスカ〜ン♪」 の音楽を自分で歌いながら、歌に合わせて踊り始めるのであった。

 「どうしたのさ?」
 「この踊り、体育発表会で踊るの!」 とのこと。懐かしいメロディじゃないか、ジンギスカン♪ というわけで、朝っぱらから親子3人で、「ジン、ジン、ジ〜ンギスカ〜ン♪」 と両手両足を交互に左右に振り上げながら、歌い、踊るのであった! はぁぁぁ、40過ぎたおじさんにはなかなか厳しい踊りなのであった、体力的に・・・・・・・

3月15日

 帰宅すると、おりんさんがパパを待ちくたびれてリビングのテーブルに突っ伏して半寝していた。だっこしてベッドに寝かせると、急にパパの顔を見て目が覚めて元気になって、今日学校であったことやプールでのことを喋り捲るのであった。
 「リーちゃんね、プールの教室で9級から8級になったんだよ!」
 「クロールはこうやって泳ぐんだよ(と、クロールの泳ぎ方をやって見せながら)! パパはどうやって泳ぐの?(と言うのでやって見せると)・・・・違うんだよなぁぁぁ、こうだよ、こう!」 と生意気にもパパに水泳指導するのであった。

 「ところでおりんさん、宿題したの?」
 「え!」 と凍りつくおりんさん。
 「んーーーと、まだだった!」 と言いながら、
 「夜遅いとからだに良くないから、明日の朝起きてやるよ!」 と、わけのわからない理由をもっともらしく主張しながら、一気にベッドにもぐりこんで寝てしまうのであった。

3月13日

 夜、自宅に戻ったら、寝ているはずのおりんさんがむっくりと起き上がって
 「パパーー、一緒に寝てくれるの?」 と言うので、
 「もちろんだよ〜!」 とベッドにもぐりこむ。

3月6日

 夜は東京に戻り、おりんさんといっしょにご飯を食べながら、週末の様子を聞く。
 「リーちゃんね〜、土曜日は児童館の仲間の歌と踊りの発表会だったんだけど、先生から’練習にもっと来てね! 練習あんまりしないで本番だけ来るのはいかがでしょう・・・!’ ってイヤミ言われたのよね〜〜・・・」 とママに報告されているそばから、

 「だって〜〜面倒くさいんだもん!」 と堂々と言ってのけるのであった。あ、あのねっぇ、世の中本番さえ良けりゃあイイってもんじゃ、ないのよ。 地道な努力こそ、大切なのよ!
 「ふぅぅぅぅぅん、そう?!」 そう!ってあんた、あんまり真剣にパパの話を聞いていないような・・・・

3月4日

 窓を開けると、雪。降り続く雪。寒いけれども窓を開けて空を仰ぐおりんさん。
 「わぁぁ、雪だぁぁぁ!」
 「どうする、寒いから学校休む??」 と誘い水をかける悪いパパ!
 「やーだよーーん。ゆきがっせんしなきゃ!」 と完全防寒服に身を固めて、あっかんべぇをして、甲高い声を発しながら迎えに来たたまちゃんといっしょに走って小学校に向かうのであった。

 夜、自宅に戻っておりんさんと画用紙を使って絵を描いたり漢字の練習をしたり、計算ドリルの練習。
 「はらい」「とめ」「はね」などの漢字の書き方の区別が、少しずつわかるようになってきたおりんさんなのであった。

3月1日

 今朝もまた、オレンジレンジのCDを大音量でかけて歌って踊りまくるおりんさん。自分で新しい振り付けを考案したりている。間違いなく、パパよりも踊りも歌も上手だ・・・・って、俺より下手な人はそういないだろうが・・・

 夜、ママが仕事で出かけるため、パパは晩御飯係り。
 「おりんさん、晩御飯はパパが作ろうか? それともお好み焼き食べに行く?」
 「ん〜〜〜、お好み焼き!」
 「どしてよ。パパのご飯も美味しいよ!」
 「でも、もんじゃ焼き食べたいんだ! リーちゃんの好物なんだよ!」

 好物ねぇぇ・・・・まぁいいけど・・・・というわけで、せっかく美味しい晩御飯を作ろうと気合を入れていたのだが、自転車に乗って駅前のお好み焼きやさんへ!もんじゃ焼きとみそ田楽とお新香と冷やしトマトを注文して、二人でがつがつ食べる。

  

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