2005年2月
 


   

 
 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

2月28日

 「パパー、CD聴こうよー!」
 「ん、何?」
 「リーちゃんねー、昨日ママにCD買ってもらったの。リーちゃんが選んだんだよ!」
 「なんてCD?」
 「オレンジレンジ! 花とか以心電心とかロコローションとか入ってるんだよ♪ ねぇ、はやくCDカセット持ってきてよ、下のリビングの棚に入ってるから!」
 「はい、わかりました!」 と、朝っぱらから娘に使いぱしりにされながらも、素直に言うことを聞いて階段を降りて、CDプレイヤーを運んでくるのであった。

 「早く、早く、CDかけて?」
 「あいよ!」 ってなもんで、大音量で「ロコローション♪」や「以心電心♪」や「花♪」を流してあげると、うれしそうにベッドの上で飛び跳ねて踊るのであった。今度、児童館の発表会で、「花」を歌って踊るそうなのだ。ふむふむ、家で練習したいわけね・・・・ママまで一緒にうれしそうに踊っているのであった。ついでにパパも一緒に踊るのであった。しかし、やっぱりリズムに乗り切れないパパなのであった・・・・

2月23日

 夜、高見さんが風邪でダウンしている。というわけで、まずはおりんさんの宿題チェック。漢字スキルのドリル帳のおさらい。「白」「下」「田」「森」「林」「大」「中」「小」「木」「右」「左」・・・・などの、1年生で習う漢字の書き順や、「はらい」「はね」「とめ」のチャックをする。

 終了後、明日の時間割通りに教科書をランドセルに入れ、鉛筆をけずり、準備終了。それから着替えて、おりんさんと自転車に乗って近所の焼き肉屋へ。パパの後ろについてきて、うれしそうに自転車をこぐおりんさん。焼き肉屋さんでも、おしゃべりが止まらないのであった!

 でも、焼き肉屋さんで
 「パパー、アルプス一万尺♪ しようよーーー!」 と強引に両手を取って「せっせっせーーのよいよいよい♪ あーるーぷーすーいちまんじゃーく・・・♪」 と手踊りさせるのは恥ずかしいじゃないか・・・・

2月18日

 おりんさんが朝のディズニーテレビを見ながら、泣きそうな顔で
 「今度ここに連れてってね!」 と深々とお願いするので、
 「春休みになったらね!」 と答える。

 そうしたら少しは元気が出たのか、
 「学校に行きたくない」 とごねていたのに、
 「がんばってみるわ・・・」 とつぶやいて元気に出かけていった!

2月16日

 今日はおりんさんの学校開放日・・・・昔で言えば授業参観日なわけね。
 「パパー、今日学校開放日だよ! 来るの? お仕事なの? これないの?」
 「来てほしいのかな?」
 「・・・来てほしい!」

 「んじゃあ、お仕事の合間に、行けたら行きますね!」
 「やったぁぁぁぁ!」
 というわけで、国会対策委員会に入って、打ち合わせ会議が終わったのは9時半。次の日程は12時からの文部科学委員会。小学校を11時に出れば十分国会に間に合う時間だ。こりゃあ、行かねばなるまい! というわけで、車に乗って一目散。自宅に車を置いてから、雨の中を小学校に向かう。

 玄関で保護者会のお母さん方が受付をして下さっていて、「馳鈴音」の名簿に印をしてからIDカードをいただいて首にぶら下げて校内に入る。これだけ厳重にしなければ、学校の安全確保はできないわけだ。
 おりんさんのクラスに行くと、国語の授業の真っ最中。ひとりずつみんなの前に出て、「宝物」についての発表会。人前で大きな声で話す力、人の話を聞く力、考えて質問する力、などを養成する授業。

 自分のもっている宝物について「なぜ宝物なのか」「誰に買ってもらったのか」「あるいは手に入れたのか」「どこが気に入っているのか」などを発表し、それについて友達が挙手をして質問をするのだ。
 おりんさんの宝物は、児童館で自分で作った宝箱の中に入っている猫のぬいぐるみ。「目がウルウルしていていてかわいいから宝物です!」 とはっきり言えてめでたしめでたし。

 そしたら、りさちゃんから
 「どうして同じ宝箱の中に消しゴムが入っているのですか?」
 と意外な質問をされて一瞬びびったおりんさん。
 しかし、
 「消しゴムのいいにおいが猫ちゃんにも伝わるとうれしいからですう!」
 と無難に答えて切り抜けたのであった。

 休み時間には、隣の空き教室がプレイルームになっており、パパもいっしょになって、おりんさんとひなちゃんとえりちゃんとでお手玉をして遊ぶ。次の授業は「せいかつ」の授業で、「思い出のアルバムつくり!」しかし、すでにこの時点で11時となってしまい、パパは後ろ髪を引かれる思いで国会に戻るのであった。わずか1時間の滞在であったが、やっぱり、この1年生を1年間にわたって指導してきた先生の大変さには頭が下がる。

 授業中にも立ち歩いたり、注意散漫であったり、おしゃべりの止まらない子がいたりして騒々しいことこの上ないが、先生の気配り心配り目配りたるや、想像を絶する大変さ。こりゃ、大学や高校や中学よりも、なによりも一番大変なのは小学校1年生の担任だよなぁぁ、と実感する。

2月3日

 夜、自宅に戻るとおりんさんがほっぺを膨らませて怒っている!
 「どうしたのさ?」
 「氷川神社で節分の豆まきしてるから、自転車に乗ってママと一緒に取りに行ったのよ!」
 「それで?」
 「そしたら、投げられた豆を取ろうとしたら、知らないおばちゃんがリーちゃんの手を抑えて取れないようにして、自分が取っちゃったんだよ!」 とのこと。

 大人気ない・・・・・
 「そいでね、それを見てたママがあったまに来て、そのおばちゃんに文句言って足踏んでたよ!」
 ・・・・・・・・・・・それもまた何だかなぁ・・・で、ママにそのときの様子を聞くと、
 「そうよ、もう、あったま来ちゃうわよ、そのおばちゃんたら! 子供の手を抑えてまで豆欲しいかね、ふんとにもう! でもね、リーちゃんが神社の境内にばら撒かれた豆の小袋を、一心不乱に一生懸命拾ってる姿見たら小猿みたいで・・・・悲しくなっちゃったわよ・・・・」
 「それが子供の楽しいところじゃないのさ! それに、そうやって将来のバーゲンセールの主婦の奪い合いに成長していくんだから!」
 「・・・・・・・・・・」

2月2日

 夜、自宅に戻るとおりんさんが近寄ってきて聞く。
 「パパー、かぶり寿司の食べ方知ってる?」
 「かぶり寿司? なにそれ?」
 「丸かぶりする寿司!」
 「ああ、節分の日に食べる恵方寿司のことね。知らないなぁ!」

 「じゃあ、リーちゃんが教えてあげるよ。こうしクンの家のほうを向いて、静かにして食べるんだよ、わかった!!」
 「どうして、こうしクンの家のほうを向かなきゃいけないの!」
 「だってママがそう言ってたんだもん!」
 ・・・・・・わかった! うちから見ての恵方(縁起のいい方角)がこうしクンの家の方角なわけね。確かに「恵方寿司」のパッケージに、今年は「西南西」の方角を向いて食べてください、とわざわざ書いてある。

 「んじゃあ、いただきマース!」
 もぐもぐもぐもぐ・・・・・・・
 「うわぁぁぁ、おいしいじゃない、リーちゃん!」
 「あーーー、パパしゃべったぁぁぁぁ・・・・・。」
 「どうしてだめなのよ。美味しいから美味しいって言っただけじゃない!」
 「だって、かぶり寿司は黙って食べなきゃいけないんだよ!。あ〜あ、だめだ。今年はパパにはもう幸せはこないよ!」
 ・・・・・・・・・・・・・って、だめだしすることないじゃん・・・・

2月1日

 早いものだ。もう今日から2月。外を見れば、スカイブルーの快晴・・・・しかし、テレビニュースの中の金沢は、吹雪。
 ベッドで何気なくニュースを眺めていると、おりんさんがビデオラックからごそごそ目当てのビデオを探し出してきて、パパにお願いする。
 「パパ−! ほんこわ特番のビデオ見ようよ!」
 「え!!朝じゃないの! 朝っぱらから観るの・・・まぁいいけどね・・・」
 「やったーーー!」 というわけで、なぜか録画してあった「本当にあった怖い話2時間スペシャル」のビデオを、嬉々として見始める。

 「これこれ、この話が怖いんだよねー・・・・うっしっし!」
 「うっしっしって、どうしてそんなに熱心に見てるのさ!」
 「だって、学校で交換手帳に書かなきゃいけないんだもん、ほんこわの感想!」
 ・・・いまどきの小学1年生ったら・・・パパは(当然)怖いので、シャワーを浴びに行くのであった。

  

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