2004年7月
 


   

 

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

7月30日

 目覚めたら、久しぶりに雨模様。猛暑続きであったので、嬉しい小雨。
 リーちゃんもいつもの朝よりも涼しいことに気がついて、むっくりとおきあがって
 「おはよー・・・・」
 しかし、やっぱり眠いもんだから、パパのからだを布団代わりにごろごろするのであった。

 しばしごろごろしてから目が覚めてきて、朝のお勉強。
 「おむすびころりん」音読。けいさん3ページ。おむすびころりんの音読は、ほとんど暗唱できるようになり、
 「凄いじゃん、パパよりも凄いよ!」 とほめると、ますます鼻高々になるその調子よさは、パパに似ている・・・

 音読してからNHK教育朝の番組。を、みながらいっしょに歌を歌おうとすると
 「だめだよー! リーちゃんが歌うんだから!」 とパパは歌わないように注意される。それでもいっしょに歌おうとすると、怒ったリーちゃんは、ちっちゃな手のひらで、パパの口をふさぐのであった。それでもしつこく歌おうとすると、残った手のひらで、鼻の穴をふさぐのであった・・・ふがふがふが・・・息できないじゃないの!
 「朝っぱらから何やってるのよ!」 と最後にはママに叱られるのであった。

7月28日

 夜はリーちゃんを連れて近所のお好み焼きやさんへ。
 調子に乗って食べ過ぎて、おなかの具合の悪くなったリーちゃん。
 「げぇぇーー! パパーー! 気持ち悪いよーーー!」 と叫んでから、パパの両手にゲロっぱ。

 こりゃ大変! と心配するものの、ゲロげろったらもう、一気に元気回復して
 「あーーーすっきりした!」 とご機嫌。大事に至らなくて良かった。ちゅうかなんちゅうか・・・・おうちに戻っていっしょにお風呂に入ってさらに元気回復して、オセロをして寝るのであった。
 おまけに「おむすびころりん」の音読もするのであった。
 「んじゃあ、計算もする?」 と聞くと
 「それはまた明日!」 だって。

7月26日

 リーちゃんといっしょにお風呂に入ってさらに身も心も涼やかになって、晩御飯。
 リーちゃんといっしょにカレーライスを食べる。そこで止めときゃいいのに、さらに冷凍庫にキンキンに冷やしてあったビールを飲んだら急に調子がよくなって、なんと缶ビールを3本も一気。
 ・・・・・いかん、こんな自分に甘い性格では・・・と後悔しながら、カエルのようにぷっくりとビールで膨らんだおなかを抱えてベッドに横になる。
 それを見ていたリーちゃんは、こりゃいいとばかりに、パパのおなかを太鼓替わりにするのであった。ぽんぽこぽんぽこと、いい音がするのであった・・・・・悲しい (TT)

7月24日

 夜のレスリング協会の結団式に、リーちゃんを連れて行く。
 すると、浜口京子ちゃんが
 「わぁーー可愛いーーー!」 と駆け寄ってきてリーちゃんの両手を握ってくれるのであった。

 大喜びのリーちゃんは、浜口さんの優しさにポーーっとなっちゃって、恥ずかしそうにその大きな両手を握り返しているのであった。その様子を満足そうに眺めていたバカ親に向かって、専修大学レスリング部の工藤章前監督が
 「はせーー、娘がこうして父親といっしょに出かけてくれるのは、小学4年生までだぞ。そのうち、くさいとか、きたないとか、さんざん言われてバイキンマン扱いされるんだから・・・・今のうち、今のうちだけだぞ、そうして後を追っかけてくるのは・・・・」 と人が悲しくなるようなことを言うのであった。

 「いーーーーや、うちの娘だけは違います!」 と言うと
 「俺もそう思っていたよ・・・」 と切り返されるのであった。
 ・・・・そう、思いたくはないのだが・・・・確かに、最近、パパのパンツを「きったねーーー!」 とか言いながら、足でサッカーボールのように蹴っ飛ばしていたっけか。・・・・悲しい・・・・

7月22日

 朝起きて、リーちゃんと自転車で散歩。しかし、玄関をでたところでいきなりリーちゃんが自転車で転倒。
 「ど、どうしたの?」
 「うわぁぁぁんTT。パパのばかぁぁぁぁ!」
 「え? ど、どうしたのさ!」
 「だって、だって、助けてっていったのに、パパ助けてくれなかったジャン!」
 ・・・・・何事が起こったのかと言うと、自転車が倒れそうになったのを元に戻そうとして、重みに耐えられず、自転車ごとひっくり返ってしまったのだそうだ。

 「だって、パパ、見てなかったんだもん!」
 「見ててって、言ったじゃん、もう、パパのバカ!」 とかなんとか怒りながら、恨めしい目でパパをにらむのであった。そうは言っても久しぶりにパパと一緒に自転車散歩に行けるので、不承不承、パパを上目遣いでにらみながら、自転車をコキコキとこぐのであった。

 「ごめんねー、パパが悪かったんだよねー、ごめんねー!」 と3回ぐらい謝って、ようやく許してくれたのであった。
 帰ってからは、昨日買ってきた「オセロ」ゲームのやりかたを教えて、出発の時間が来るまで一勝負。ひさしぶりだが、意外とはまりそうだ、オセロ。
 リーちゃんも、さんすうの勉強のつもりで白と黒をひっくり返しながら、自分の得点を数えている。

7月21日

 夕方、リーちゃんを連れて専修大学レスリング部の「バーベキュー大会」へ。
 合宿所での生活に潤いを与えるために、課外体育課が粋な計らいをしてくださったもの。合宿所の前庭に、小さなバーベキュー場を作り、炭火焼で楽しみながら、前期試験を終えた学生達が美味しそうに肉や野菜に舌鼓。

 帰りに「トイザらス」でリーちゃんのために「オセロ」ゲームを買う。これで明日から我が家は「オセロ」流行だ!

7月20日

 自宅に戻ると、今日はリーちゃんの終業式だったようで、成績表を見せてくれた。
 「パパー、見て見て見てー!」 と嬉しそうに成績表を見せる、自信満々のリーちゃん。

 そして、朝顔の鉢を指差しながら
 「夏休みにリーちゃんが育てるの!」 とこれまた鼻高々。さらに、夏休みの宿題の絵日記を一生懸命描いているのであった。そっか、夏休みが始まるのだったなぁ・・・いっしょに絵を描いたり、さんすうのプリントの足し算の勉強をするのがとっても嬉しいリーちゃんなのであった。
 しかし、まだ引き算は習っておらず、リーちゃんとしては早く習いたそうなのであった。

7月19日

 夕方、親子3人で渋谷へ。近所のバス停からバスに乗り、うだるような外の暑さを眺めながら、渋谷駅到着。
 高見さんのお母さんの形見の冷蔵庫は冷凍室が冷蔵室になってしまうし、俺が独身時代から持っている洗濯機は動きが鈍くなって来たので、どちらも省エネ型に買い替え。

 家電の「安さ爆発♪さく〜らや♪」に行って
 「色はシルバーが流行っている」
 「いや、ホワイトが良い」
 「観音開きが良い!」
 「いや、片側がよい」 などと、あーーでもないこーーーでもないと親子3人でチェックしまくった結果、無事、新型冷蔵庫と洗濯機を購入。

 その間、リーちゃんは次々と全ての展示洗濯機や冷蔵庫のふたや扉を開けまくるのであった。それも、開けるばかりでなく、中を覗いて手を入れてチェックをしていたりして・・・見ていると、ほかの女の子も、同じように冷蔵庫や洗濯機の扉を開けて中深くまで覗いて歩いていた・・・・何なんだろう? これって、女の子特有の性質???

 帰りに、デパ地下食品街や本屋さんでお買い物。
 「リーちゃん、どの本がいいの?」
 「これがいい!」 と持ってきたのが、「飛び出すお化け絵本」・・・・パパが期待した「小学校一年生のこくごドリル」でも「キューリー夫人伝記」でもなかったのであった・・・・

7月15日

 終了後、自宅に戻る。
 夜、高見さんとリーちゃんを連れて、親子3人でディズニーシーの新アトラクション「ブラビッシーモ」見学。
 選挙もあってしばらく家に帰っていなかったし、リーちゃんをどこにも連れて行っていなかったので、家族サービス。

 リーちゃんを肩車して、園内散歩。レストランでは、招待されていたたくさんの「有名人」の方々とご挨拶。
 高嶋ちさこさん、湯川れい子さん、今野由梨さん、岸本加代子さん、山田美保子さん、藤波辰巳さん、小倉智昭さん、大介花子の花子さん・・・・などなど。お互い近況を報告しあったり、家族の紹介をしあったり。それぞれが多忙な中での、家族サービスタイムだった模様。

 そして、8時半からの水と炎のアトラクションを満喫。
 リーちゃんをだっこして、夜空に舞い上がる花火やら、水と炎と音楽のコラボレーションを満喫。
 リーちゃんが選んだお土産は、なぜかリストバンド・・・・
 「どーーするの、これ?」
 「いいの、これが欲しいの!」 というわけで、なぜか片方だけのリストバンドをして、それで額の汗をぬぐうリーちゃんなのであった。

7月13日

 夕方東京に戻る。
 リーちゃんの顔を見ると、唇の左端にかさぶたができている。一目見て、野菜不足とわかる。
 「リーちゃん、それ、痛いでしょ!」
 「うん、痛い・・・」

 「あ、触っちゃ、だめ、だめ! 余計にかさぶたが大きくなるからね。野菜をたっぷり食べたら治るよ!」
 「うん、ママもそう言ってた!」 なんだ、わかってんのか! なら、心配ないや。
 「赤色とみどり色と黄色の野菜を、一杯食べるんだよ!」 と、ちょっといやそうな顔をしながらも、「はい」と素直に答えるのであった。

 「パパー、あのね、リーちゃん昨日ベッドから寝ぼけて落ちたんだよ!」
 「あら、どしてよ!」
 「パパが隣で寝てると思ってよっかかったら、いないもんだから、そのまま落ちちゃったんだ・・・」
 「じゃあ、今日からパパと一緒に寝られるから、落ちないね!」
 「やったーーー!」 と叫ぶのであった。

 でも、リーちゃん、大きくなったなぁ・・・

7月8日

 朝起きると、やっぱりリーちゃんは汗びっしょりだった。
 「あ〜あ、あせびっしょりだねぇリーちゃん!」
 「だって、あっついんだもん、あさから・・・」
 「それもそうだよねえ。じゃあ、学校行く前に、シャワー浴びようか!」 と言うと、苦笑いして
 「それはちょっと・・・・」 とあとずさり。

 「汗流すと気持ちいいよー! 汗びっしょりのまま学校行くと、ねちゃねちゃして気持ち悪いよー! さぁ、シャワー浴びよう!」 と無理矢理さそうと、しぶしぶ服を脱いでいやそうにシャワー室に入ってくるのであった。
 しかし。ちょいとぬる目のシャワーを浴びせると、水を得た魚のように飛び跳ねて大はしゃぎ。そしてシャンプーしてリンスして石鹸でからだを洗ってあげると、もうご機嫌気分。

 「ほーーら、気持ちいいでしょ!」
 「そうだね、最高だよ!」 と現金そのもの。バスタオルで髪の毛もからだもパパに拭いてもらい、ついでにドライヤーもしてもらって、そしたらもう鼻歌気分。
 「パパー、髪の毛さらさらだよ! からだもいーーー匂い!」 笑顔満開で着替えて、にこにこしながらバナナを食べて学校へ出かけていく。

7月5日

 自宅に戻り、ひさしぶりにリーちゃんの顔を見るために、学校の帰りを待つ。しかし。帰るはずの下校時間の1時40分になっても帰ってこない。2時になっても帰ってこない。心配になって、近所のコンビ二まで新聞を買いに行くふりをして通学路をチェックに行くバカ親はせひろし。東スポを買ってたたずんでいると、おお、ちょうど、来た!

 黄色い帽子をかぶり、プールの手提げ袋を右腕に持ち、小道から顔を出して、左右を確認して、わたろうとするリーちゃん。その視線の先にパパを見つけて大きく叫ぶ。
 「パッパーーー! どうしてそこにいるの??」 とくりくりの目を輝かせる。
 「リーちゃんが遅いから探しに来たのさ!」
 「帰ってきたの! やったぁぁぁ!」 と叫びながら、右ひだり右ひだりと忙しなく確認し、車が途切れるや走ってパパのところに走ってきて、
 「今日、プールだったんだ!」 と言ってぎゅっとパパの手を握るリーちゃんなのであった。

 鼻の頭は汗びっしょりになってる。そして、汗ばんだ手でパパの手を握り、今日、小学校であったことをお話しするリーちゃんなのであった。
 「パパー、今日はずっと家にいるの。それともまた仕事に行くの? 帰ってくるの?」
 「今からお仕事だよ・・・・帰ってこないよ、今日は。福岡だから!」
 「いつ帰ってくるの?」
 「あさってだよ」

 「明後日っていつ?」
 「水曜日だよ」
 「・・・・・明日の次か・・・・」 と、下を向いてしまって冴えないリーちゃんなのであった。

 家に帰って自分の部屋にランドセルを放り投げて、マジックの本を早速開くリーちゃん。マジックの本がことのほかお気に入りのようだ。
 「マジックできるの?」
 「まだ。覚えてるの!」 と、熱心にマジックの本の種明かしに見入っている。

 お腹がすいたというから、「サンクス」の和風フライドチキンをいっしょに食べて、そしてもう、パパは迎えの車に乗る。せっかく帰ってきたのに、10分もいっしょにいないで仕事に出かけてしまうパパに、リーちゃんはつまんなさそうなのであった。これもまたいたしかたない。

7月2日

 リーちゃんはまだベッドの上で寝ていた、タンバリンに寄りかかられながら・・・・・・

 昨日、パパが帰ってきたのが嬉しくて、遅くまで一緒にビデオを観たいたつけか? ママに
 「早く起きなさい! 学校だよ! ほら、パパのお迎えがきたらお見送りしなきゃ!」 といつものごとく促されても、これまたいつもの通り、「ぐんにゃり」したまま顔だけは目をつむって笑っている。

 「じゃね、リーちゃん行ってくるよ!」 と言うと、悲しそうな顔をして
 「また金沢? また帰ってこないの!」 とつぶやく。

7月1日

 10日ぶりだろうか、自宅に戻れるようになったのだ。
 羽田空港に降り立って家に向かう途中は、ひと時の開放された瞬間だった。家族とはなれて仕事に励んでいる単身赴任の皆さんの気持ちがよくわかる。家に帰ると、パパが帰って来るとはしらされていなかったリーちゃんは、鳩豆のような顔をしながら、
 「やったーーー、パパだーーー!」 と飛びついてくる。 こうして無条件にパパに飛びついてくるのはいつまでだろう。

 そして、しばらく見ない間に、また背が伸びたようで、だんだん成長が早くなってくるようだ。
 さっそくリーちゃんの部屋で、散らかっているおもちゃを一緒に片付けたり、ランドセルの中身を明日の時間割の忘れ物がないかチェック。

 学校と家庭との「連絡帳」をチェックしていると、リーちゃんの字が上手になっていた。加えて、担任のエリ先生の字が上手だった。
 「エリ先生の字は上手だね。顔もきれいだけど!」 と何気なく言うと、すかさず眉間にしわを寄せたリーちゃん。
 「でもね、顔はきれいだけど鬼になるよ!」
 「何それ?」

 「怒ると鬼の顔になるんだよ。怖いんだから!」
 「でも、怒られることをする人が悪いんでしょ。だから先生の言うことをちゃんと聞いてないといけないよ!」
 「・・・・・まぁね」 というわけで、こういう会話をできるのも10日ぶりかと思うと、やっぱり家に帰ってこれてほっとする。

 夜遅く練習に行こうと着替えていたのだが、高見さんの仕事が遅くなり、練習キャンセル。いたしかたないので、リーちゃんに
 「何する?」 と聞くと、「漢字の練習をしよう!」とドリル帳を出してくる。

 「パパー、リーちゃんね、漢字の一から六まで書けるんだよ。田んぼの田も、森も、木も書けるよ!」 とドリル帳を自慢げに見せる。パパがいない間にも勉強していたことを認めて欲しいようだ。
 「すんごいじゃないの。じゃ、今日もいっしょに勉強しようね!」 とドリル帳を開きながらふとランドセルの中を見ると、宿題の「足し算のプリント」 が2枚出てきた。

 「リーちゃん! ドリル帳で漢字の練習する前に、学校の計算の宿題しなきゃ、エリ先生鬼になるよ!」
 「ええええええ、忘れてた! 鬼怖いぃぃぃぃ!」 と血相変えて宿題のプリント2枚をするのであった・・・・・・

 宿題を済ませた後は、「ハリーポッター 秘密の部屋」のビデオを観ながら、寝る。
 リーちゃんはパパが練習に行ってしまわないように、手足をパパの足と腕に絡ませながら、寝るのであった。これじゃおトイレにもいけないじゃないの・・・・・・・・ 

  

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