2004年8月
 


   

 

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

8月31日

 午後には東京に戻る。

 リーちゃんにとっては夏休み最後の日。
 「宿題終わったかな?」 と尋ねると
 「うーーーーむむむ・・・まぁね・・・・」 とぐにゃぐにゃしながらも自分の部屋に連れて行く。

 何かと見れば、もう明日もって行く内履きとか体操服とか防災頭巾とか雑巾とかが、ランドセルといっしょに整理しておいてある。
 「あら、ちゃんと明日の登校の準備してあるじゃないの!!」
 「うん、ママが手伝ってくれたんだもん!」 って、もしかしてほとんどママがやったんじゃないの????

8月27日

 夜、ようやく自宅に戻り、リーちゃんにお土産を渡す。
 「なになに? お土産って、何?」 とパパが帰ってきて嬉しくて仕方ないように、まとわり付くリーちゃん。アテネオリンピックデザインのペンケース、ノート、Tシャツ、そしてアテネで応援に使っていた日の丸扇子を渡すと
 「やったーーー、日の丸の扇子だぁぁあ! でっけーーー!」 と、パパの期待に反して、なぜか日の丸扇子に一番の関心を示す。

 「ねぇ、パパ、見て見て見て見て!」 といつもの見て見て攻撃が始まる。ベッドの上で両手を付かずにすばやく前転ができるようになったのが自慢のようだ。
 「凄いねーー! それより、宿題済んだの?」 と聞くと、バツの悪そうな顔をして話題を変える。

 「じゃ、ドリル帳1ページだけいっしょにしようか!」 というと
 「うん、いいよ! パパがいないと宿題できないんだーーーーー!」 と屁理屈をこね回して言い訳をしている。

 「せいかつ」の1ページは身の回りの自然探検の問題。秋の落ち葉の名前当てや、うさぎのえさを当てる問題など。しかし、1ページをやっとやり終えると
 「パパー、でんぐり返し見てよーー!」 とちっともじっとしていない。この落ち着きのなさは、やっぱりパパ譲りか・・・・

8月21日

 目覚めると、リーちゃんがパパを敷布団代わりにしながら寝ていて、重い。仰向けになったり、うつ伏せになったり、横向きになったりしながら、パパの筋肉(脂肪?)をクッションがわりにしながら、テレビを見ている。
 「あーーー気持ちいい!」 って、パパはあんまり気持ちよくはないんだけど・・・・

 朝ごはんをいっしょに食べて、お見送りをしてもらって、いざ、アテネへと出発。

8月20日

 夜、自宅に戻るとリーちゃんが狸寝入りをしてパパの帰りを待っている。
 「計算ドリル、した?」 「音読、した?」 と聞くと、うしうし笑いながら
 「やってないよーーん! 今日はママと伊勢丹に行って屋上で焼き鳥食べたんだーーー!」 と悪びれることなく答えるところは、パパに似ている・・・・・まぁ、元気が一番だが、宿題だけはちゃんとやらせねば!

8月17日

 午後、高見さんが仕事のため、リーちゃんといっしょにお勉強。夏休みの課題と、計算ドリル帳5ページ。
 朝顔の種ができそうなので、その絵を描き、観察。それをながめながら、やっぱり子供は植物の成長に大いに関心を持つものなのだなあ、と感嘆。

8月16日

 今朝は、リーちゃんに起こされて起きる。布団にねっころがって大喜びのリーちゃん。よっぽど田舎のお盆に心奪われた様子で、おじいちゃんとおばあちゃんに甘えることしきり。
 帰り際には、玄関席に出てお見送りしてくれるおじいちゃんとおばあちゃんと茂おじちゃんに手を振りながら、泣き出す始末。
 「どうして泣いてるの?」
 「だって、だって・・・悲しいんだもん。」
 「じゃあ、帰るのよして、リーちゃんだけここにおいていこうか?」
 「それは、いや!」 ときっぱり。現金だこと。

 「じゃあ、また連れて来て上げるから、泣かないで、ありがとうーーーって叫びなさい!」 というと、窓から身を乗り出して、村中に聞こえるような大声で
 「ありがとうねーーーーーーまた来るからねーーーー元気でねーーーーーーーー!」 と叫ぶのであった。
 「なんしとらん?」 という「田舎語?」を覚えて、すっかり田舎モノ気取りのリーちゃんなのであった。

 東京に戻り、元気あまってか、そのままママの待つプールに直行。プールのお友達と泳ぎまくっているとは、やっぱり子供は底なし沼の元気だ・・・・・

8月15日

 護国神社にて「第41回石川県戦没者追悼慰霊祭」が挙行され、ご招待をいただき、リーちゃんといっしょに参加。リーちゃんも小学生になったので、「英霊」の意味や、家族や祖国のために命を犠牲にした過去があることを教える意味で、同行する。しかし、式典中は静かにしていたものの、隣に座った、沢飯英樹市議会議員に
 「いくつ?」
 「名前なんていうの?」
 「何してる人? パパの友達?」 などといつものように質問責めにしていた・・・・・のであった。

 「リーちゃん、何しにおまいりしに来たかわかったの?」
 「・・・・・良くわかんない・・・けど、ご先祖様にお参りに来たんでしょ?」
 「そう、その通り」
 「ご先祖様って、誰?」 ・・・・・・・・・・というわけで、まだ厳粛な式典の意味まではわからないのであった。まぁ、1時間近くも大人の中にいて静かにしていられるだけでもまだ、たいしたもんだが。

 式典後、町岡秘書から運転を交代し、自ら運転して、馳家・本家・川辺家・斉藤家のお墓参り。
 「パパーーー! お墓ばっかりだね!」 との当たり前すぎるリーちゃんのリアクションにも
 「ご先祖様に感謝する日なんだよ!」 と諭して、両手を合わせていっしょに
 「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」 とお参りするのであった。

 しかし、リーちゃんには
 「なんまんだブス なんまんだブス なんまんだブス・・・・」 と聞こえたらしく、くすくす笑っているのであった。
 「ブス、じゃなくて、ぶつ! なんまんだぶつだよ!」 と直してあげると、
 「なんて意味?」 と聞き返すのであった・・・・はぁ、ちかれるったらありゃしない。

 お参りを済ませてから、興法寺の大谷浩夫家と板田家と安居の斉藤家をご挨拶回り。
 そして実家に戻り、リーちゃんと大の字になってくつろぐ。
 田舎の家の珍しさに、リーちゃんは家の中を探検し、布団部屋でかくれぼしたり、ふすまを開けたり閉めたりしながらはしゃぎまくるのであった。

 夜は、家族そろってご先祖様に献杯。
 リーちゃんは、おじいちゃんやおばあちゃんに夜空の星を見せてもらったり、津沢の花火を見せてもらって、さらに大喜び。東京じゃあ、街の明かりがまぶしすぎて、こんなにきれいな星空を眺められないから、あまりの星の多さにびっくり。

8月14日

 今日、朝早くから鎌倉の由比ガ浜海岸へ。意外と道は空いていて、のどかなドライブ。海岸でビーチパラソルを広げて寝そべっている。リーちゃんは、貸し浮き輪を借りて、一日中波と戯れている・・・・飽きずに・・・・この体力にはさすがのパパもついていけないのであった。

 ホラー映画にはまっているリーちゃん。
 先日も、パパもママも怖くて寝た振りしてしまっているにもかかわらず、ひとりでうきうき言いながら「エクソシスト」を観ていたし・・・・(もっとも、見た後は怖くてトイレにいけずにパパの隣にしがみついて寝ているんだけど・・・・)
 今日もビデオ屋さんに寄って「学校の階段」「呪怨2」「パイレーツオブカリビアン」を借りてきて、パパが怖くて隣の部屋に逃げていったのをうしうし笑いながら、かぶりつきで観ている。
 しかし、教育上、よろしくない、と思うのである、小学1年生にこんな怖い映画を見せては! というわけで、もう、みせないようにしよう! と布団をかぶって決意している隣の部屋で、リーちゃんはやっぱりうきうき言いながらホラー映画を見ているのであった・・・・とほほ・・・

8月13日

 昨日に引き続き、残暑厳しい・・・よって、家でごろごろしていても仕方ないので、早朝からリーちゃんとタンバリンとグランドまで散歩。途中、ごう君のお家に行って、体育の帽子を返す。リーちゃんは謝る。1学期末に、間違えて家に持ち帰ってきていたのを、今朝まで知らずにいたので、お詫びにうかがった次第。

 ちょっときまずいリーちゃんは、ごう君に
 「ごめんね ごめんね ごめんね!」 と両手を合わせてお詫びしていたのであった。

 散歩終了後、二人でシャワーを浴びていると、洗面所が水浸しになっているではないか!!!!!!!!!歯磨きをしていたときの蛇口のセンを閉めていなかったリーちゃんのせい。大慌てで、タオルを一杯使って、水浸しになった洗面所の床を拭きまくる、涙顔のリーちゃんなのであった。

 体育の帽子といい、蛇口の閉め忘れといい、今朝はちょっぴりついていないリーちゃんなのであった。落ち込むリーちゃんを励ますために、今日もまた映画に連れて行く。
 今日も渋谷。「ハリーポッター アズカバンの囚人」 

 映画終了後、本屋さん。そして、またしても公務のために議員会館へ。
 地下3階からエレベーターに乗ると、まじめな表情の「岡田克也」さんと遭遇。いわずと知れた民主党代表。ちゃんとSPさんがついている。いつもはまじめ一筋の岡田さんも、リーちゃんが
 「こんにちは!」 と笑顔で挨拶すると
 「こんにちは!」 と笑顔。

 いつもその笑顔でいりゃいいのに・・・・・ねぇ。
 「岡田先生、夏休みはないんですか?」 とうかがうと、苦笑いしながら
 「そこそこね・・・・」 とことばを濁してしまうのであった。
 そっか、代表戦目前だから、何かと気ぜわしいのね。でも、エレベーターを降りるときに、リーちゃんに手を振って出て行くその笑顔は、かっこいいんだけどなあ・・・・

 会館の部屋で資料整理と日程調整。
 リーちゃんはまたしても、うーたんに家庭教師をしてもらいながら、計算ドリル帳3ページ。

8月12日

 リーちゃんは夏休み中。ゆえに、渋谷に出かけて朝一番上映の「シュレック2」映画鑑賞。
 映画は、思いのほか楽しく、「もう一度、観に来ようね!」 とリーちゃんが言うほどの当たり映画。声優を務める浜ちゃんと藤原紀香と竹中直人さんと山ちゃんの息もぴったり。童話やいろんな映画のパロディも盛りだくさんで、これぞエンターティメント。次回がまた楽しみ。

 終了後、午後から議員会館と文部科学省に入り、公務。
 リーちゃんはその間、学習ドリル3ページ。10を超える足し算と引き算の練習。しかし、10を超えると、数字を数える指が足りないものだから、大騒ぎ。
 さて、指を使わなくても計算ができるようになるのは、いったい、いつの日か??

 お昼ごはんは、丸ビルでお弁当を買って、うーたんといっしょに政務官室で食べる。お昼ごはん後は、スポーツ青少年局の素川局長と、スポーツ振興法改正やナショナルトレセン整備方針について意見交換。

 夕方、自宅に戻ってまたしてもリーちゃんのお相手。
 タンバリンを連れて近所のグランドまで散歩1時間。 夕方とはいえ、まだ残暑厳しい中。リーちゃんは元気なのだが、タンバリンのほうが暑さに参っちゃって、グランドに行ったら走るのを嫌がってへたっちゃったほど。そんなへたれのタンバリンを横目に、リーちゃんは元気一杯で、グランドを2週全力疾走。大汗かいて大喜びだ。やっぱ、こどもはこうじゃなくっちゃ。

8月5日

 夜、またしてもリーちゃんとお勉強。
 パパがいないとちっとも宿題をしないリーちゃんなのであった。計算練習、音読練習、漢字ドリル、計算ドリルと、一通りを1時間少々かかって熱心にやりぬく。
 とりわけ、「おむすびころりん」をほぼ暗唱して言えるようになったことが、ご自慢のようだ。計算練習は、2分台。一昨日の3分30秒の屈辱を克服して、満足顔!

8月3日

 岡山出張。岡山市内の教員研修センター視察。
 お土産の桃をリーちゃんに買って帰る。自宅に戻ると、真っ黒すけのリーちゃん。今日も外で大いに遊んでいた様子。
 「じゃあ、お勉強する?」
 「はーーい!」 というわけで、まずは「おむすびころりん」の音読。ほとんど暗唱できるようになり、自慢顔。
 続いて計算カード。一回目は3分30秒。二回目は3分31秒。三回目は3分43秒。やるたびごとに時間がかかり、悔しくて終には泣き出してしまうリーちゃん。

 「泣くことないじゃないの!」
 「だって、だって、悔しいんだもん・・・うわーーん (TT)」 と泣きじゃくるので、慰める。
 「大丈夫だよ、また明日やろうよ、やればできるよ!」 と激励して、抱っこして寝る。

8月2日

 自宅に戻って着替える。さすがにまだリーちゃんは寝ていたが、パパが戻る気配を察すると、がばっと飛び起きて
 「やったーー、パパ帰ってきたの! 今日はお家にいるの? プール行こう、プール!」 と満面の笑み。
 「ざーーんねーーーん。パパは着替えて国会だよ!」 と言うと、
 「ちぇっ」 と舌打ちしてまた不貞寝するのであった・・・・

  

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