2004年4月
 


   

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

4月29日

 リーちゃんのお相手。
 「パパー、きょうなんの日か知ってる?」
 「知ってるよ、みどりの日でしょ。みどりの日ってどんな日か知ってるの、リーちゃん?」
 「知ってるよーそれくらい! みどりを大切にしましょうっていう日でしょ!」 と、さも当たり前のように答えるリーちゃんなのであった。

 「ねぇ、きょう、大学の合宿練習いく?」
 「どーーしょっかなぁ、ママに聞いてみる!」 というわけで、ママのお許しをいただいて、専修大学レスリング道場へ。

 帰りにリーちゃんと近所の「牛角」で焼肉たらふく! ご機嫌なのであった!

4月27日

 リーちゃんが「あるばむ」と「かみしばい」を製作した。
 「ぱぱとままとりおん あるばむ」 と表題に書かれたアルバムを開く。

 1ページ目
 「ぱぱがなにかしゃべてる? ぱぱなやてるの? おわり」 とあり、2ページ目にはポーズをとっているパパの絵。
 「リーちゃん、ちっちゃい っ となにの に がぬけてるんじゃないの?」 と聞くと、慌てて
 「ぱぱがなにかしゃべってる? ぱぱなにやってるの? おわり」 と書き直す。

 2ページ目には
 「りおんちゃんぱパはね いましごとなの へーーーーそなんだ!!パパとままだいすき 」 と書いてある。
 「リーちゃん、ぱパじゃなくてパパじゃないの? そなんだじゃなくて そうなんだじゃないの?」 といちいち指摘すると
 「うるさーーーい! そんな文句言うならもう書いてあげないよ!」 と叱られるので、平身低頭して

 「すいませんね、おせっかいで、そんなに怒らないで、直してからまた書いてね!」 というと、ぶちぶち言いながらも直す。

 4ページ目には
 「パパとままだいすき」 とリーちゃんがしゃべっている絵が描いてある。

 5ページ目には
 「ままわ なにやてるんだろう? なんもやてないよ へそなんだ!!」 と書いてある。
 「これさぁ、ままは なにやってるんだろう? なんにもやってないよ へぇ そうなんだ!! じゃないの?」 と、またしてもおせっかいなパパが指摘すると、それでもぶちぶち言いながら書き直すリーちゃんなのであった。

 そして6ページ目には、「りぼんがふたつ」のママの顔が描いてあるのであった。

 最後のページには、ご丁寧に
 「おわり バいバい」 とある。どうしてひらがなとカタカナとごっちゃになるのであろう? そんなお年頃なのだろうか?

 紙芝居は、5枚の紙の裏表を使った超大作。表題は「つみきのじょお」。
 なんと、紙芝居を入れる袋まで自分で作っちゃって、にぎにぎしく持ち歩いている自慢の作品のようだ。
 残念ながら、パパはぎりぎりまでベッドに寝ていたので、紙芝居にいつまでも付き合っている時間はなく、さっさと着替えて国会に向かう! 

4月26日

 久しぶりに早めに自宅に戻る。
 「りーちゃんの自転車のサドルが、身長とあわない!」 というので工具を探すが、ない。
 「じゃあ、自転車やさんで直してもらおうか!」
 「うん!」 というわけでふたりで自転車やさんへ。

 リーちゃんは、補助輪をとった自転車に器用にまたがり、つまさきで地面をけりながら、さりとて
 「パパー、後ろから押してよー!」 と人の力を借りながら、ご機嫌気分で道路をすいすい。

 しかし、パパは、腰をかがめて子供用の自転車を後ろから押すには体力が衰えており、30メートル進むたびに
 「ちょっと待った、休憩さしてくれ!」 と腰に両手を当ててからだを伸ばして、一休み。
 「パパー、もっと押してよーー!」 と叫ぶリーちゃんの姿と、腰に手を当てて休憩する馳浩の姿を見比べながら、近所の人が
 「大変ですねえ!」 と同情しながら通り過ぎていくのであった。

 自転車やさんのおばちゃんにサドルを下げてもらい、ついでにタイヤの空気も入れてもらい、帰りに、豆腐やさんで今晩のおかずの豆腐2丁と薄揚げ2枚を買って帰る。
 そして、久しぶりに親子3人で小学校の噂話を聞きながら、晩御飯。

 晩御飯のあとは、忘れ物のないように明日のランドセルの中身をチェックして、寝る!

4月23日

 「パパー、今日、学校行くよ!」
 「え! 大丈夫なの? 無理しなくて良いよ!」
 「大丈夫だよ!」

 いそいそと着替え、ママが作ってくれた朝ごはんを食べ、そして昨日からパパが準備していたランドセルを大事そうに抱えて、帽子をかぶって家を出る。
 「給食楽しみだなーーー!」 と嬉しそうにこうしくんを迎えに出て行く。
 心配そうなママは途中までついていく。ほっと一安心!

4月22日

 リーちゃん動けず、今日もお休み。
 残念ながら、無理に学校に行けとも言えず、また、あんなに元気だったリーちゃんのぐんにゃりした姿にかわいそうで何も言えず、寝かせる。
 いつになったら元気になるのだろう。明日は学校に行けるだろうか・・・・・もしかしたらこのまま不登校になっちゃうんじゃないかと、心配だ。
 こうしくんが迎えに来てくれるが、パパに抱っこされてベランダから見送るのみ。

4月21日

 夜、早めに自宅に戻り、リーちゃんの看病。
 幾分、元気回復といえども、いまだにベッドから起き上がれず。重症というわけでもないのだが、おなかにきているだけに、本人もショックの様子。ママの作ってくれたうどんやおかゆや茶碗蒸しは食べれたとのことだが、まだ体重が落ちたままでげっそりとやせている。

 明日起きて、元気だったら学校行けるよな、と、ランドセルの中に、時間割を見て教科書やノートを入れる心配性のパパなのであった。担任のえり先生から連絡帳にはさんであったひらがなのプリントを、一緒にする。
 ベッドで起き上がらせて、うしろからからだを支えながら、鉛筆を持たせてプリントを書かせる。

 「へ」と「い」のドリル練習。しかし、ものの5分で疲れてへたってぐんにゃりしてしまう・・・・おなかをなでながら、添い寝する。

4月20日

 自宅に戻ると、リーちゃんは今日も動けず。病院で見てもらうと、風邪熱がおなかに来たみたいだ。
 いつもはほっといてもあんなに元気にはしゃぐリーちゃんが、パパが帰ってきてもベッドから起き上がることさえできない。
 そして夜中に吐いたり、眠れないほどトイレに閉じこもったり・・・・・熱は下がってきたのだが、これではしばらく体力が回復するまで学校には行けなさそうだ。
 せっかくあんなに授業や給食を楽しみにしていたのに、可哀そうだ。

4月19日

 羽田から自宅に直行して着替え。
 小学校に行っているはずのリーちゃんが、ベッドで寝ている。
 「どうしたの?」
 「げろはいたの・・・・」 というわけで、風邪熱がおなかにきて、熱が出て具合が悪いのだそうだ。

 看病してあげたいのだが国会のこともあり、しばし添い寝してから出発。
 「パパ−、今日、帰ってくるの?」
 「今日は帰ってくるよ! リーちゃんがいい子にして寝てたらね!」
 「リーちゃん、いい子にして寝てるよ!」 というわけで、後ろ髪を引かれながら文部科学省に入る。

4月16日

 「リーちゃん! きのうから給食始まったんでしょ、どうだった?」
 「すーーーんごい、美味しかった!」
 「何食べたの?」
 「おしんことパンとスープとおかず!」
 ・・・・・・なんか、そんな取り合わせ、あり?

 「今日はカレーライスなんだ! やったーーー!」
 とっても嬉しそう。それに、今日から「たいいく」と「おんがく」と「ずがこうさく」の授業も開始。ちゃんと一人で着替えできるか、後片付けできるか、鍵盤ハーモニカ吹けるか、心配だ・・・・取り越し苦労だろうけど・・・・

4月15日

 「リーちゃん、パパ、学校までついて行って、いい?」
 「いーよ!」
 というわけで、国会へ向かうにはまだ早かったので、リーちゃんとたまちゃんとみきちゃんとこうしくんの後ろについて小学校までお見送り。のつもりが、途中でこうしくんの靴が脱げてしまい、女の子たちはさっさと先にいってしまうのであった。

 夜遅く家に帰ると、当然ママとリーちゃんは寝ている。
 ランドセルを勝手に開いて、連絡帳をチェックし、そして自由ノートをチェックする。少しずつ書き込みが増えてきて、小学校になじんできているのがわかる。自由ノートには、クラス担任の「えりせんせい」の絵がいっぱい画いてある。そしてなぜか、いつもえりせんせいの右上には、笑顔の太陽が画いてある。
 なんか、意味があるのだろうか???

4月13日

 夜、自宅に戻って走りに行こうと着替えていたらリーちゃんが、
 「いっしょに行く!」 とすがり付いてくる。
 ま、いいか、というわけで、散歩がてら連れて行く。

 すると、
 「これとって!」 と自分の自転車の補助輪をとってくれと言う。
 「どうして?」
 「だって、補助輪なくして自転車乗りたいんだもん!」

 「じゃあ、パパと自転車に乗る練習する?」
 「うん、公園でする! パパ、教えて!」 というわけで、自転車に乗ったリーちゃんをつれて、途中、道路でのマナーや道路の渡り方や安全確認の仕方を教えながら自転車やさんにむかう。

 しかし、あいにくお休み。しかたなく、補助輪をとるのは明日にして、商店街を散歩する。

4月12日

 さんすうとこくごの教科書をはじめてランドセルに入れ、朝からうれしそうなリーちゃん。
 何回も中を開いて教科書が入っているのかどうか調べて、そのたびごとに教科書を開いたりして、見つめている。
 小学生になって、お勉強することが嬉しくて仕方ない様子である。

 8時になったら玄関を飛び出していって、近所のこうし君とたまちゃんを迎えに行き、まだぶかぶかの黄色い学童帽子を目深にかぶって登校していくのを、ベランダから写真で写すバカパパなのであった。
 こんなバカ親は俺だけかと思っていたら、こうしくんのママも、デジタルカメラを持って、登校中のわが息子をしきりに撮影しているのであった! わかる気がする・・・

 夜、珍しくママとリーちゃんと駅前の蕎麦屋さんで晩御飯。
 なぜか蕎麦屋さんなのにラーメンを注文するリーちゃんなのであった。ま、俺も蕎麦屋さんなのにうな丼注文したけどね・・・・親子3人でいっしょに外食するって、楽しい。小さな幸せだ。 

4月9日

 元気にこうし君やみきちゃんやたまちゃんと手をつないで学校に嬉しそうに出かけるのを見ると、幸せを感じる。
 今日も学校でトラブルなく、無事、家に帰ってこられますように、と!
 でも、いっぱいトラブルを巻き起こしたり巻き込まれたりするんだろうな〜〜!

4月8日

 朝6時に目覚める。早くリーちゃんに学習机を自慢したいパパとママ。
 「ちょっと、リーちゃん起きてよ! 机だよ! つ、く、え!」
 「あ、そう?」
 「あ、そう? じゃないわよ。早く見てよ!」・・・・・・これじゃあ、どちらが子供かわからない。
 寝ぼけ眼でうつろな表情のリーちゃん。

 しかし、パパとママの手作りの机に座って、嬉しさは隠し切れない。
 両手を広げて机に頬をこすりつけて、さっそく絵本や教科書を整理しだす。そして、粘土や工作道具やクレヨンなどを片付けたり出してきたり。とっても嬉しくて、大喜びなのであった! 良かった良かった!
 これで、1月以来2ヶ月にわたった 「学習机買うかどうしようか事件」 は、ひとまずこれにて一件落着になったのであった。

 朝は小雨が降っていたのだが、小降りになってから止んだ。リーちゃんは、わざわざ窓を開けて雨が止んだのを確認して、
 「パパー、雨が止んだよ! 今日は小学校に行けるよ!」 と大喜び。
 そういえば、幼稚園のときにゃあ、リーちゃんたら雨が降ったら、かったるくて休んでることもあったからなぁ・・・・やはり小学生になったら、雨が降っても学校に行きたいわけね(あたりまえやけど)

 昨日、寝る前に確認したにもかかわらず、またしてもランドセルの中身を取り出して、忘れ物がないかをチェックするのであった!
 一休みして、「ピーターパン」と「ヘンゼルとグレーテル」の絵本を持ってきて「読んで!」とお願いするので、抱っこして読んであげる。

 夜遅くにリーちゃんと同級生のママから小学校情報を伝える電話が入る。こうして、親同士で毎日でも子供の置かれている客観的な状況を情報交換するのは大切なことだ。それに、親の知らない我が子の一面を知ることができてありがたいし。

 ちなみに、リーちゃんは昨日は帰り道に迷子になったのでも寄り道してたのでもなく、最近このあたりに引っ越してきて、帰り道がわからなくなったお友達を助けるために、こども110番の看板のあるコンビニに助けを求めに入ったということの顛末が判明。
 なるほど。おせっかいっつうか、人のお世話を焼きたがるリーちゃんらしい優しい行動だ! などと高見さんと1時間ぐらい意見交換して、寝る。
 子供のことで夫婦の会話が弾む、のは、いいこと???

4月7日

 今朝もリーちゃんはパパやママより一足早く起床。
 「だいじょうぶかなぁ、小学校遅れないかなあ。パパも早く起きてよー!」 っていったって、まだ6時じゃないの、あんた!

 さっそく起きて、ランドセルの中身をチェックしたり、着ていくお洋服に着替えたり、大騒ぎ。昨日、寝る前にあんだけ確認したでしょうが! そうはいうものの、学校からいただいたプリントを再チェックして、漏れがないかを確かめるバカ親なのであった。
 そして、7時過ぎには朝ごはん。えらいなぁ、こうして我が家の朝の風景も、小学校中心になっていくのであろう。

 終了後、自宅へ。近所のコンビニでスポーツ新聞を買って帰り際、
 「今日からリーちゃん学校に登下校しますから、前を通ったら見てやって下さい。何かありましたらお伝えくださいね!」 とお願いする。
 「ところで今日は何かありました?」 と聞くと、
 「帰りに迷子になっちゃったんですよ、リーちゃん。」 というので
 「えええええええええええええええええ!」 とびっくり。

 「で、どうなったの?」
 「いえね、リーちゃんはちゃんとここまで帰ってきたんだけど、私達がはじめてみるお友達と一緒だったのよ。そのお友達が帰り道がわからなくなったって言うのよ!」
 「あら、ま! それで?」
 「でね、学童養護のおばさんに来てもらって、帰り道を案内してもらったんですよ。リーちゃんは、うちの人が送っていきましたから!」

 「・・・そっか、大事に至らなくて良かったですね。ありがとうございます。ご迷惑をおかけするかもしれませんが、なにぶんにも1年生ですので、いつでも声をかけてやってください」 と頭を下げる。

4月6日

 いつもよりも、ずいぶんと早く、リーちゃんはお目覚め。
 「パパー、早く起きてよー!」
 「どうしたのよ、早いじゃないの!」
 「今日入学式だよ、遅れちゃうよ、準備しないと!」
 ・・・・・・・・・・・しかし、まだ朝6時だっちゅうの!

 ひとりあせりまくって、というかせっかち丸出しで、着ていくお洋服とか持ち物の再点検を何度も繰り返すリーちゃんを置いといて、ジョギングへ

 自宅に戻ると、せっかちなリーちゃんは、やっぱりうろうろ。
 それも、腹巻にパンツ一丁で・・・・おまえはバカボンのパパか?
 嬉しくて仕方ない様子がアリアリなのだが、その嬉しい気持ちをコントロールできずに、テレビの「にほんごであそぼ」を観ている・・・・
 「パパー、今日は入学式に来れるの!」
 「行けるよ!」
 「やったーーー!」 と腹巻で万歳。

 そう。先週からの民主党さんの「審議拒否」のおかげで今日の文部科学委員会は開会されないこととなり、当然、政務官としての答弁もなく、午前中の日程はぽっかりと空いてしまったのであった。
 う、うれしい。今日ばかりは「民主党」サマサマなのである。何せ、一生に一度のリーちゃんの小学校の入学式。平生でさえ週末には家にいられないのに、これを逃したらさらに、一生、
 「パパは家族よりも仕事を選んだ! 入学式よりも仕事に行った!」 と恨まれるところであったのだから・・・・(民主党さん、ありがとう)と心の中で叫ぶのであった・・・

 というわけで、10時から受付にもかかわらず、9時30分には親子3人しっかりと着替えを済ませて準備を整えて、家の中で所在無げにうろうろと
 「まだかしら、まだかしら!」 と時計と睨めっこ・・・・もう、いたたまれないので、20分前には自宅を出発。

 さっそく自宅玄関前で記念撮影をしていると、そこにこうし君とこうし君のママがやってきた。いっしょに記念撮影。
 そして、うきうきしながら歩いて小学校へ。
 リーちゃん以上にパパとママのほうがうきうきしているのであった。

 近所のコンビニのおじさんにも
 「ご入学おめでとう!」 といわれると、リーちゃんよりも先にママが
 「ありがとうございますうううううう!」 とお礼のご挨拶したりして、完全にバカ親のほうが舞い上がっている。

 そうはいっても、手をつないで歩きながら、明日からはリーちゃんだけで登校となるために、道路の歩き方や横断の際の危険な場所のアドバイスをするママなのであった。

 小学校の正門では、「祝 入学式」 の看板の前でお約束の記念撮影。
 桜の花びらが春風に乗って、ぶわーーっと舞い散っており、入学式らしい光景の中での記念撮影。
 校庭で受付を済ませる。

 リーちゃんは6年生に手を引かれて1年2組のクラスへ。保護者はそのまま体育館へ。
 やや緊張気味ながらも、パパを振り返りながらも、うれしそうに手を引かれて教室へ向かうリーちゃんを見ていると、子供の成長に立ち会うひとつの区切りを感じるのであった。

 体育館に入ると、1組と2組で保護者の席が分かれている。
 同じ幼稚園からあがってきた、えりちゃん、りさちゃん、こうき君、ごう君などなど、顔見知りのお母さん方も同じクラスであり、なぜかひと安心。クラスは34名。確かに、多い。

 というか、小学1年生34名もの面倒を、たった一人の担任で受け持つというのは、こりゃ、大変な大仕事だわ、と実感。
 そんな大変な先生を、保護者としても精一杯応援しなきゃいかん、と心に誓うのであった。

 入学式の式典では、新2年生が、音楽の演奏や歌や激励のことばで歓迎してくださる。
 この、せわしない、おちつきのない、おませでおしゃべりでおせっかいなリーちゃんも、一年経った来年には、こんなに立派に新入生をお迎えできるようになるのだろうか、と心配になるのであった。

 それくらい、新2年生のみんなは立派だった。
 学校の先生って、やっぱ、尊い、凄い聖職だよなーーーと敬服するのであった。

 式に先立って会場に入場してくるリーちゃんは、すでに「小学生」の表情。
 パパやママを見つけても、いつものようにはしゃいだりせずに、おしゃまな笑顔で手を振るだけであった。
 そして、式次第にしたがってつつがなく、厳粛に入学式は終了。

 PTA役員や校長先生の連絡事項をうかがった後、さっそく1年2組へ。
 そこには、窓際の一番前に座ったリーちゃんが、背筋を伸ばして先生の話に一生懸命聞き入っている姿があった。
 小学校での生活の決まりごとや、明日からのスケジュールや報告や連絡事項を伺ってから、校庭に出て記念撮影。春風は少々強いものの、本当にさわやかで気持ちのいいお天気、入学式日和。
 わずか2時間あまりの式典ではあったが、この感激あらばこそ、親の自覚が芽生えてくるのであろう、と思わせられた。

 終了後、参議院会館の写真館に向かい、記念撮影。
 金沢と富山のおばあちゃんに記念写真を贈らなきゃいけないために、親子3人そろってスタジオ撮影。
 ついでに、いつもお世話になっている上野秘書とも記念撮影。ついでに、参議院時代からお世話になっている写真屋のおじさんやおばさんともパチリ!

 そして、衆議院会館にもどって、お祝いの「お寿司」をいただいて、ひとまず今日のイベントはおしまい。
 あーーーーよかった。本当に、民主党の審議拒否のおかげだ・・・・と本当は怒らなきゃいけない事態なのだが、なぜか今日ばかりは感謝感激なのであった・・・・

 夜、家に帰ったら、学校からいただいてきた書類やクレヨンや工作粘土や教科書やらがいっぱいベッドの上に。
 そっか、このひとつひとつに名札をつけたり、名前を書いたりしなきゃいけないのだった。
 ちっちゃな「はせりおん」の名札シールを、この大きな手で一枚一枚はがしながら、クレヨン一本一本に貼り付けたり、へたくそな字で「はせりおん」と書いていると、なぜか嬉しくてたまらないのであった。

 「ちょっと、この字、バランス悪いわよー! 私が書くわよ!」 とママに叱られても、(ちっとも)いつものようには腹が立たないのであった!
 明日から、黄色い帽子をかぶって、そして赤いランドセルを背負って、小学一年生のリーちゃんの誕生なのである。

 嬉しい。それにつけても、こんな可愛い子供に虐待をして、死に至らしめるほどの事件がなんと最近多いことか!!!いかに親が未熟とはいえ、あまりにも惨すぎる!

4月1日

 リーちゃんたら、起きたらニコニコ顔。
 「昨日、ママに、机買ってもらったんだ!」 と叫ぶ。
 やっぱり、学習机、欲しかったのね。無印良品で前回チェックしていたシンプルデザインの机と、それにあった椅子を買ったとのこと。

 ママに 「いつ来るの?」 と聞くと
 「4月7日!」 とのこと。
 「じゃあ、入学式の次の日だね!」 とさらに目を丸くするリーちゃん。
 そして「やったぁぁぁぁ!」 と万歳する馳浩なのであった。

 

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