2004年2月
 


   

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

2月29日

 資料整理のために自宅に戻ると、リーちゃんが大声で叫びながらお出迎え。
 「あーーーパパだー、パパが帰ってきたーー!」 と大喜びしてくれるのは、いつの日までだろう・・・・・

2月27日

 目が覚めると、やっぱりリーちゃんが猿のようにパパにしがみついて寝ている。
 よっこいしょ、と手足を一本ずつはがしているうちに目覚める。
 「あーー、ズボン脱がされてる、パパでしょーー、エッチーーー!!!」
 「え、エッチって、リーちゃん、人聞きの悪い。ズボンはいたまま寝てたらおなか痛くなるでしょうが、だから親切に脱がせてあげたのに!」

 「だって、パンツいっちょじゃ、寒いじゃん!」
 「だからパパにくっついてたんだ!」
 「そーだよ! ズボンはかせてよ!」
 「はいはい」
 というわけで、仰向けにねっころがっているリーちゃんに、ズボンをはかせてあげるパパなのであった。はかせてあげると、またしがみつくのであった。おまえは、猿か!

2月25日

 朝起きると、リーちゃんがママと一緒に自分の部屋を片付けている。
 あーでもないこーでもないと、お人形やお洋服やご本をあっちこっちにしまっている。
 ママの和タンスを一つ入れてごちゃごちゃしていたものを片付け、使わないおもちゃもほとんど処分してしまっている。

 「リーちゃんがんばったね! ずいぶんきれいになって広くなったじゃないの!」
 「そう。お片づけして、ここに、このかべぎわに机入れるの!」
 「お、学習机買っても良いって?」
 「そー!!!!!」

 そこでママの登場。
 「お部屋きれいに片付けたから、買ってあげるのよ!」
 おおおおおおおおおおおお! 満面の笑みのリーちゃん、ようやくママのお許しが出たのね!
 なぜか無性に嬉しいパパ。

 「よっしゃあ。んじゃ、無印良品に行って、買おう!」
 「そうね、リーちゃんとママとパパと一緒に買おうね!」
 「やったーーー!」 と叫ぶリーちゃんなのであった。

 一時は買うか買わないかで
 「いらないよねー」 とまで気を遣っていたリーちゃん。でも、やっぱり、買って欲しかったわけね、このあまのじゃくめが!

2月24日

 今朝もジョギングして帰ったら、うちのバカ親ママも、朝っぱらからリーちゃんの小さいときのビデオを熱心にテレビに映して観ているのであった。それも
 「あーー、可愛い」
 「リーちゃん、とっても素敵」
 「あなたも若かったわねえ」
 「でも、ベッドの上かブルーポイントしか撮影場所がないじゃないの。行動範囲が狭い家族ねえ・・・」 などと叫びながら。

 それを観ながら
 「お前も若かったじゃないかーー!」 などといっしょに叫ぶバカ親ふたりなのであった。
 それを見ているリーちゃんは
 「いい加減にすれば」 といたってクールなのであった。

2月23日

 リーちゃんは早起き。なぜかというと、こうしくんが8時にやってくるからだ。
 こうしくんのママが、おにいちゃんを病院につれていかなきゃならないので、幼稚園に行くまでの1時間預かることになったのだが、リーちゃんは遊び相手がやってきて大喜びだ。

 さっそくいっしょにお絵かきしたりサッカーボール蹴ったり、パパもママもそっちのけで遊んでいるのであった。ま、いいけどね・・・・・

2月20日

 目覚めると、あれ、高見さんがいない。
 「ママどこ行ったんだっけ?」
 「仕事だよ、さっき、行ってらっしゃいって、パパ言ってたジャン!」 とリーちゃん。
 ・・・・・最近、年取ったのか、物忘れが激しいようだ。

 そっか、今朝はママは仕事だから、俺が面倒見なきゃいかんのだった。しかし、睡魔には勝てず。
 「パパー、早く起きてよ、幼稚園行こうよ!」
 「だいじょぶよ、まだ8時だから、あと20分は寝られるよ・・・」
 「早く早く!」
 「だいじょぶだって、あと5分!」 などと言い訳しながらベッドでごろごろするぐうたらなパパ。

 結局、8時25分にがばっと飛び起きて、リーちゃんに歯磨きさせて着替えさせて、ついでに自分もシャワーを浴びて着替えて準備万端。いっしょに車に乗って、幼稚園にお見送り。
 しかし、リーちゃんは幼稚園についても後ろを振り返ることもなく、友達と園長先生にご挨拶して、とっととクラスに向かうのであった・・・・こうしていつしか親の手を離れていくのであろうか?

2月19日

 「エルマーのぼうけん」 が昨日で終わったリーちゃんは
 「あーー、ぐっすり、寝た!」 とさわやかな笑顔で起床。

 「昨日は、夜中に目が覚めたりまた寝たりで、寝られなかったんだモーーーン」 といまさらながら、主役を演じたプレッシャーにここ数週間はさいなまれていたらしいことを白状。
 それにしても、30分近い大熱演を、演じた子供達もたいしたもんだけど、あそこまで仕込んだ、というか指導した先生方の力量は、すごい。集中力の持続しない子供相手に、30分の創作劇を考えさせて演じさせるのだから、幼稚園の先生って、すばらしい。

2月18日

 車をぶっとばしてリーちゃんの幼稚園へひとっとび。今日はそう、待ちに待った「お楽しみ会」。
 今日も朝から 「ママはテレビのお仕事でこれないでしょ・・・パパは国会でしょ・・・・」 と恨めしげにぼやかれていたので、ここはパパの威厳をかけてまでもと、幼稚園にすっとんでいく。

 ちょうどパパが幼稚園の玄関にビデオカメラを持って駆け込んだところに、これから出番のリーちゃんたちが愛先生に連れられて緊張の面持ちで歩いている。
 「あ! パパだぁ!」 と嬉しそうに叫ぶリーちゃん。
 「あ、リーちゃんのパパだ、はせひろしだ、はせひろし!」 と叫ぶおともだちのえっちゃん。

 みんな一斉に振り返って
 「あーー、はせひろしぃぃぃ!」 と叫ぶ。(なんで俺だけほかのパパと違ってこどもに呼び捨てにされるねん・・・)との心の中を微塵も見せずに
 「みんなぁ、がんばってねーーー!」 と良いパパぶりを演じる。

 さっそく講堂にもぐりこんで、こうき君のママの隣に小さくなって座って、ビデオカメラをセットする。
 いよいよ始まった、「エルマーのぼうけん」。リーちゃんたら、家では「エルモの大冒険」って言ってたのに、いい間違えしてたのね。さっそうと登場してくるリーちゃん。

 エルマーの役は4人。その一人として、ほかのエルマー役の子に、いちいちあーでもないこーでもないとセリフや動きを指図しているおせっかいなリーちゃん。でも、可愛い。しかし、見とれているわけにはいかない。なぜなら、しっかりとビデオに収めていかなければ、ママにこっぴどく叱られるからであった。

 運動会の時、あんまりにもリレーの応援に集中していて肝心のリーちゃんの走る姿をちっとも映さなかった過去を恨んでいるママとリーちゃんに、今度こそパパの腕前の見事さを見せ付けなければならない。そうしないと、ただでさえ居場所のないパパは、タンバリンよりも存在感がなくなってしまう。 と、自覚していただけあって、今日こそはばっちし映せたのであった。

 でも、リーちゃんばっかりアップに映したので、いったいどんな劇なのか、よくわからない結果になってしまっていた・・・・・ま、いっか。

 それにしても、リーちゃんのセリフが耳に残ってはなれない。
 「それなら いいもの あげましょう」 というワンフレーズだけなのだが、
 「まーー、よく言えたこと!」 と感動して涙してしまうパパは、やっぱりバカ親だろうか。

 クライマックスは、かえで組さん一同が、龍と一緒に講堂から旅立って出て行くのだが、このクライマックスは、幼稚園でお世話になった年長さんが、成長してもうすぐ小学校に旅立っていく、という想いを親に連想させていて、昨日の「ブラザーベア」の映画のクライマックスより、良かった!(大げさ?)
 最後に全員で並んで 「世界中の子どもたちが」 を合唱して、おわり。この間、わずか30分。

 終了後、余韻を楽しむ暇もなく、車に飛び乗って国会へとんぼ返り。
 車の中で、今、自分が撮影したビデオをまき直しして、一人で見て涙ぐんで、涙を拭いて、衆議院文部科学委員会へ駆け込む。

 いったん自宅に戻り、ママとリーちゃんとをピックアップして、お友達の自宅へご飯をご馳走になりに行く。ご機嫌だ。なかなか親子3人で出かける機会がない馳家。こうしてお呼ばれしたときぐらいだろうか、でかけられるのは。
 おかげで、たらふくご馳走になって、満腹になって、ご機嫌になって、リーちゃんの今朝のお楽しみ会のビデオを見て、笑う!

2月17日

 リーちゃんからお手紙をもらう。表書きには
 「かなざあにおとどけしてください りおん」 「はせひろしちゃんのところえ」 と書いてある。
 ガムテープを張り合わせた手作り封筒の中を開くと、几帳面に折りたたんだお手紙が一通。

 「パパえーいくもやさしくしてくれてありがとう もーあえないの ごめんなさい かいてきてね じゃバイバイ りおんえ」
 ・・・・・・・・・
 「リーちゃんさぁ、これ、いくも、じゃなくていつもでしょ。かいてきてねじゃなくて、かえってきてねでしょ。りおんえじゃなくて、りおんよりでしょ!」 と間違いを直すと、急に怖い顔になって
 「文句言うんだったら、あげないよ! 破っちゃうからね!」 とおこる。
 「は、わかりました! パパが言い過ぎました! すいません。」 と謝る・・・・

 そして、機嫌が直ったところで、明日の幼稚園の「お楽しみ会」(劇)の主役を務めると言うことで、「エルモの大冒険」のエルモ役のセリフの練習をするのであった。でも、エルモ役は、4人もいるのだそうだ・・・・

2月13日

 ベッドの中からリーちゃんがテレビを見ている。
 パパが 「よいしょっと!」 と起きてシャワーを浴びようとすると、猿のようにしがみついて
 「行っちゃだめ!」 とすがりつく。振りほどいても振りほどいてもしがみついてくるので、しばしいっしょにテレビを見る。

2月11日

 建国記念日。にもかかわらず、ママのインフルエンザは治る気配がない・・・・・ベッドから起き上がることも出来ず、めずらしくダウン。しかし、リーちゃんは元気回復したようで、テレビを見てご機嫌。
 「リーちゃん! パパは金沢でお仕事だから、ちゃんとママの面倒見るのよ!」 とパパが言い含めても、テレビを見ながら
 「ふふーーん♪」 とお気楽なのであった。

 「リーちゃん、パパもママも死んだら一人で生きていかなきゃいけないんだよ! 今からその準備しなきゃだめよ。一人でご飯食べていけるの!」 ときつくしかると、それでもやっぱりお気楽にテレビを見ているのであった、タンバリンを抱えながら・・・・・

2月6日

 リーちゃんの熱が下がった。こどもは風邪を引くのもあっという間だけど、治るのもあっという間のような気がする。
 さっそくベッドの中ではしゃいでいるが、しかし、今日は幼稚園は学級閉鎖。おとなしく自宅で遊んでもらうしかない。まだ咳と鼻水はのこっており、完治まではむりはできない。
 「リーちゃんむりしないでおうちにいるんだよ!」
 「はーーい。パパはいつ帰ってくるの?」
 「日曜日だよ!」
 「そっかぁぁ、もっとパパに一緒にいて欲しかったな・・・・・」 と泣く。しかし、パパは金沢に戻らねばならぬのであった・・・・

2月5日

 ん? リーちゃんの様子がおかしい。ほっぺたが真っ赤。目はうつろ。声はかすれかすれ・・・・昨日からの風邪がぶり返したらしい。
 ママはテレビのレギュラーの日。このままではどうなるかわからない・・・・というわけで、お迎えの車を遅らせて看病することに。
 熱を測ると、昨日の37・1度が38・4度に。そして、39・3度まで上昇。こどもの風邪はどう転ぶかわからないから、ずっと添い寝。

 おにぎりを食べさせ、プリンを食べさせ、フルーツゼリーを食べさせ、水を飲ませる。
 ママが仕事から帰ってきたところで看病をタッチして、自分で車を運転して国会へ。

 議員会館で資料整理と日程調整とを済ませ、文部科学省へ。
 たまっていた仕事のレクを済ませて、そしてまた自宅にとんぼ返り。

 まだリーちゃんは虫の息だ。
 聞けば、幼稚園の同じクラスは6名がインフルエンザでお休みしているとか。明日は学級閉鎖だと・・・・流行っておるわけね、インフルエンザ。

2月4日

 今朝は7時40分の出発よりも1時間早く起きた。リーちゃんのトランプの相手をする心の準備をするためだ。
 だが・・・・リーちゃんは、不貞寝しているのであった。なぜかというと、昨晩ねる前にセブンブリッヂして、パパにこっぴどく負けたからであった。意外と恨みがましい性格なわけね・・・・

 そして、ベッドの上を走り回るタンバリンに
 「パパ、嫌いだもんねーーー!」 とこれ見よがしに話しかけているのであった。
 しかし、
 「リーちゃん、今晩いっしょに映画に行こうか? 何みたい?」 と誘い水をかけると、急に
 「うわぁぁぁ、行きたい! ドラえもんがいいいいいい! パパ大好き!」 と叫ぶのであった。
 現金なやっちゃ。しかし、ドラえもんの映画は3月6日から封切りだっちゅうの!

 夕方、自宅に戻ってリーちゃんを映画に連れてってあげようとするも、ベッドで横たわってぐったり。どうも、風邪を引いたようだ。ママがお仕事に出かけなければならず、パパが近所のお医者さんに連れて行くことに。
 ママの保険証とリーちゃんのいつも使っている診察券をもって、リーちゃんをだっこして10分ほど歩く。ぐったりしているリーちゃんは、重い・・・・

 インフルエンザかもしれないと検査していただくが、幸いにも、違った。今のところはただの風邪、のようだ。心配していた熱も「37度1分」であり、悪化しなくて一安心。
 「パパ、注射しなくていいんだよね? ママがしなくても良いって言ってたよね!」 と不安そうに聞いてくるので
 「ママが決めるんじゃないよ、お医者さんだよ。だってお医者さんのほうが一杯知ってるから詳しいじゃないの!」 と半分脅かしながらお医者さんに
 「いかがですか、注射しますか?」 と聞くと、リーちゃんが注射大嫌いなのを知っているお医者さんは
 「大丈夫ですよ、注射しませんよ。熱の下がるお薬と、鼻水・くしゃみのお薬を出しておきますからね!」 と言うと、リーちゃんは一安心。ほっと胸をなでおろすのであった。

 たいしたことはない、とお医者さんにお墨付きをいただいたおかげでか、それとも本当にたいしたことはなかったのか、帰りは元気回復したリーちゃん。
 「パパー、たいやきのクリーム入り買ってね!」 と元気な声で叫ぶのであった・・・・

2月3日

 なぜかぐっすりと寝ていて、出発20分前に目覚めるまずい! がばっ、と音を立てて飛び起き、タンバリンにご飯をあげて、歯を磨いて、ひげをそって、シャワーを浴びて、髪の毛をセットして、着替える。

 着替えていると、リーちゃんが起きていて
 「パパー、トランプしようよー!」 とおねだり。
 「え! パパもう出発しなきゃいけないから、また今度ね! お仕事から帰ってきてからね!」

 「いや! 今したいの! ねぇ、トランプしようよーーー!」 とさらに甘えるリー坊。
 トランプはしたい。けれど、あと3分で西秘書官と佐々木秘書官が迎えにやってくる。・・・・トランプはしたいけど・・・時間はない。あ〜あ、もちっと早く起きてりゃトランプしてあげられたのに・・・と反省。

 一瞬だけ考えて
 「やっぱり、帰ってきてからね!」 と答えると、やっぱりおお泣きするリー坊。心苦しくも、玉の涙を流しておお泣きするリーちゃんをママに押し付けて、迎えの車に乗る。

 夜、自宅に戻るとリーちゃんが起きていて
 「目黒のさんま読んでよ!」 とおねだり。さっそくベッドの中で、子供向けの落語の目黒のさんまを読んであげる。しかし、
 「どこがおもしろいの?」 と突っ込まれて、落ちを説明できないパパなのであった。

 確かに、築地のおわん入り秋刀魚よりも目黒の炭焼き秋刀魚のほうが美味しかったのだが、まだ、リーちゃんには理解できない世界なのであった・・・・せっかくの落語の面白さが理解できなかった気まずさを解消するために、トランプをもって来てセブンブリッジをはじめる。
 しかし。2回ともパパが勝ってしまい、負けず嫌いのリーちゃんは玉の涙をこぼして泣き出すのであった。
 「場の読めないパパだわねえ・・・」 とママにまで叱られるのであった。そんなこと言ったって、わざと負けるのは難しいんだぜ、セブンブリッジじゃ・・・・

 

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