2004年1月
 


   

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

1月29日

 自宅に戻って晩御飯。高見さんが風邪でダウンしているので、高見さんが作ったきんぴらゴボウとほうれん草のおひたしとやさいスープとうどんをあっためて、一人で食べる。
 「リーちゃん、いっしょに食べようよ!」
 「いーや! テレビチャンピオン見てるんだもーーん!」 と袖にされる。
 パパと一緒にご飯食べるよりも、テレビチャンピオンのほうが良いわけね・・・・

 しばらくすると
 「パパー、きんぴらゴボウ全部食べちゃだめだよ!」 と大声で叫ぶ。
 「なんでだよ。美味いんだから、食べちゃうよ!」 と答えると
 「だーーめ! 明日のお昼のお弁当のおかずなんだから!」 とさらに叫ぶ。

 「なんでよ! 明日のお昼はサンドイッチじゃないの。きんぴらゴボウはサンドイッチに合わないじゃないの!」
 「いーーの、サンドイッチ食べながらきんぴらゴボウ食べるんだから!」
 ・・・・・・・・そんな食べ合わせ、ありか????

1月28日

 リーちゃんは漢字が少しずつ読めるようになって来た。
 先日買ってきた雑誌「小学1年生」の付録についてた「小学1年生で習う漢字」一覧を読んでちょうだいと持ってくるので、いっしょに読んでいるうちにずいぶん読めるようになっている。
 今朝は「希望」と「夢」という字が読めた。でも、まだ「馳鈴音」は読めない・・・・・・

1月26日

 朝起きると、リーちゃんがタンバリンとベッドの上で追いかけっこしている。タンバリンとリーちゃんに交互に踏み潰されて起こされる。
 ママはごみ捨て。大きなゴミ袋を両手に抱えて、えっさほいさ。
 「どうして誰も手伝ってくれないのよー!」 とこれ見よがしに愚痴っている。それを聞きながら、リーちゃんと二人で目を見合わせて、肩をすくめてまた布団の中にもぐる・・・・・

 ママがごみ捨てに近所のゴミ捨て場所まで出かけて行ったのを見計らって、リーちゃんが「ピカチュウ小学校迷路」をもってくる。
 「これで遊んでよ!」
 そう、昨日、パパが1時間以上かかって作り上げた作品。雑誌の「小学1年生」の立体付録。最近のこういう付録ときたら、完成させたら立派なゲームに早代わりするもんだから、子供達は大喜び。
 しかし、これを作らされるパパの身にもなって欲しいよ。それほど、精巧な作りになっているもんだから、ママに
 「作るの遅いんじゃないの!」 とからかわれるほど、部品を厚紙からはがして再構成するのは大仕事。

 そしてできあがった「ピカチュウ小学校迷路ゲーム」だ。われながら、ちょい、自慢したくなる出来栄え。それを大事そうにしまっていて、いつもはからかうパパに「パパ遊んでよ」と尊敬のまなざしを向けるリーちゃんなのであった。

1月23日

 リーちゃんはベッドの中でテレビを見ながらタンバリンを抱っこしている。
 朝一番にケージからタンバリンを出して、いっしょにねっころがるのが好きなようだ。さんざん走り回ったあとで疲れたタンバリンは、いい子にしてリーちゃんといっしょに気持ちよさそうに寝ている。
 でも・・・・・なんか、生意気。なぜかというと、タンバリンが寝ているところは、さっきまで俺が寝ていた場所だからだ! 俺の寝床で気持ちよさそうになるなっちゅうの!

1月20日

 夕方、珍しく自宅に早く戻って、リーちゃんとママとランドセルを買いに行く。いつか来るとは思っていたが、こんなに早くわが子のランドセルを買いに行くことになろうとは・・・・
 売り場に乗り込んで、
 「あーでもない、こーでもない」
 「この赤色のほうが品がいい」
 「こっちのほうが軽い!」
 「機能性は!」 などとバカ親二人で盛り上がり、リーちゃんはそのたんびに着せ替え人形のごとくランドセルを背負わされる。しかし、今日ばかりはリーちゃんも嬉しそうにランドセルを背負って見せる。

 おお! 可愛い! 可愛くて涙が出そうだ。こんなんじゃ、入学式の時にはおお泣きしてしまうのではなかろうか・・・・・結局、クラリーノ製の軽いランドセルを選ぶ。

 聞けば、都内の区立小学校では4年生ぐらいからバッグ式のランドセルにしちゃったりするんだとか。ならば、まずは3年間しっかりとつかえればそれでいいか!

 我が家にランドセルがやってきた! と、なぜか親まで嬉しくて、家に帰ってから何度もリーちゃんに
 「ランドセル背負って!」 とお願いする。そのうちうんざりしたリーちゃんは、ランドセル背負ったままテレビを見ているのであった。

 晩御飯は近所の焼肉屋さんへ。パパとリーちゃんの二人。ママは残念ながらお仕事へ。リーちゃんがスケートボードに乗り、なぜかパパが後ろからそれを押していくことに。
 焼き肉屋さんでは、どこかでみたことのある方がお辞儀してくださる。
 「いつもうちの娘が公園でいっしょに遊んでいただいてありがとうございます」 というそのお父さんの顔を見れば、おお、君島明さん! ということは隣にいる完璧なまでのお美しい奥様は、君島十和子様? す、すごい! なんか、まじで、後光が射しているようなお美しさ! すごい! しかし、リーちゃんはそんなことには一切お構いなしで 「また遊ぼうねー!」 と娘さんとため口聞いている。

 家に帰ってママにその話しすると
 「そうよー! いつもリーちゃんが声かけてるのよ−。こっちおいでよ、一緒に遊ぼうよ!って」 だって。

1月14日

 「パパー、見て見て見てーーー!」 とリーちゃんが叫びながらキティちゃんのメモ帳を持ってくる。
 「何、これ?」
 「リーちゃんがリポート書いたから、見てよ!」 と言う。

 何のリポートだろう。さっそく見せてもらう。メモ帳の1ページずつに、コメントが書いてある。
 このメモ帳は、パパが金沢の帰りに買ってきたお土産のメモ帳だ。さっそくメモ帳を見せてもらう。なになに・・・
 「きょうは パパが しらないことを した りおん」
 ・・・・「何したのよ!」

 「それは秘密!うっしっしっししし!」
 気になるやないの! ま、いいけど、パパに教えてくれなくても。続いてページをめくる。

 「パパが いぱい おならした」
 「ここ、こんなことチェックしてるんかーーー!」
 「そ。パパのおなら、くさい!」
 「はい、すいません・・・・」
 ・・・・・やだなー。こんなリポート書いてるのか・・・・だんだんと気が重くなってくるけど、先に進みたくもなってきた。
 どれどれ!

 「おちゃかいを した」
 「ままが こわい」
 「りさから おてがみが ついた」
 「へやの そうじが できた」
 「もうすぐ らんどせる かてもらうんだ」
 「さんすう できた」

 「にんぎょお かった」
 「ぱぱが こわい」
 「ぱぱの まゆげが つながっている」
 「きょう ようちえん いくんだ」
 「はみがきわ してない」
 「ままが ほん よんでる」

 「てれび みた」
 「にほんごであそぼぉ みた」
 「4+4=8」
 「うそはぴゃく ゆやーん ゆよーん」
 「きょう ぴやのひいた」
 「はろう きてぃ」

 「ABC えるも」
 「KANAZAWA」

 以上だ。ときどき意味不明のメモもあるのだがよくもまぁ、観察しているものだ! しかし、「いぱいおならした」などと書かれないように、我慢しようっと。
 このメモ帳はリーちゃんの宝物のようで、自分のタンスの一番大切な腹巻の引き出しのところにしまってあるのであった。

 パパが「ふむふむ」とうなずきながら見ているのを見て、喜ぶリーちゃんなのであった!
 「字が上手に書けたね」
 「よく観察しているね!」 とほめてあげると
 「また書くね!」 とうれしそうにメモ帳をしまうのであった。

 朝、久しぶりに幼稚園に送っていくとやっぱり相変わらず歩きながら歌うか踊るのであった。
 「リーちゃんさ、たまには静かに歩けないの?」 と聞くと
 「だってーーー、この口が勝手に動いちゃうんだもんーーー!」 とちっちゃいお口をとんがらせるのであった。
 ま、しゃあないか、ママもパパもおしゃべりだし・・・・

 夜、自宅に戻り、親子3人で晩御飯。
 デザートはリーちゃんがパパのために作った白玉団子(あんこ入り)。んまい!

1月12日

 首都高速からリーちゃんに電話すると
 「やったー。神経衰弱しようね!」 といきなりトランプのお誘い。よっぽどトランプにはまっているのね。

 自宅についてトランプするも、まだ2時間ほど午後の日程まで余裕があるので、高見さんに
 「どっかいく?」 とたずねると、
 「リーちゃんのご本と晩御飯の材料のお買い物に連れてって!」 というので、出かけることに。

 「リーちゃん、バスで行く? それともパパの車で行く?」 と確認したところ、
 「ハチ公バスがいい!」 と元気な答え。

 しかし、ハチ公バスは本数が少ないと言うことで、結局パパの車でお出かけ。(でも、そんなに子供の心をつかんではなさない「ハチ公バス」とやらに、乗ってみたい気もするが)

 晩御飯の買い物をしようとしたのだが、リーちゃんが
 「デニーズで食べたい!」 と言うので、食材はかわずに、ご本を買って帰る。

 自宅に戻ってまたしてもトランプをしていると、もう出発時間。

 終了後、自宅に戻りリーちゃんとお留守番。
 夕方にはデニーズに行き、お子様ランチとデニーズ御膳の晩御飯。食後のデザートの「オリジナルプディング」が絶品だった!

1月7日

 自宅に戻り、リーちゃんをとなりにして遅い晩御飯。ビールを飲みながらおつまみのチーズ入りイカ燻製を食べていたら、チーズとイカの燻製をはがして、イカだけ食べるリー坊。まるで猿の子のように、器用にチーズとイカをひっぺがすのであった。
 さんざん、パパの分までイカの燻製を食べてから、満足顔で
 「パパー、ご飯食べたらバドミントンしようよ!」
 「いいよー! どうしたの、そのラケット?」
 「角のお店でママに買ってもらったの!」
 「そっかぁ!」 ということで、狭いリビングでバドミントン。リーちゃんのラケットに羽根が当たるたびに大喜びのパパなのであった。

 ベッドの上でリーちゃんといっしょに「ピコ」のお絵かきをしながら、寝る。爆睡。

1月2日

 負けることが大嫌いなリーちゃん。
 「ババ抜きしよ!」
 「神経衰弱しよ!」
 「ハムハムカルタしよ!」 といってトランプやカルタをもってパパとママのところに勇んでやってくるも、負けるととたんに不機嫌になっちゃって、
 「勝負は負けるときもあるんだから、しょうがないじゃないの!」 とパパに諭されても、よけいに泣くのであった。
 しゃあないなあ、と負けてあげると
 「うーーーっしっし! いーーっひっひ!」 と憎たらしい笑い声で肩を揺らせて笑うのであった・・・・・(あんた、性格悪いんちゃうの!)

1月1日

 意外と早く目覚めて、家族3人で朝ごはん。
 そして初詣。
 近所の氷川神社に歩いて向うも、リーちゃんは
 「肩車して!」 と新年そうそう甘えん坊。

 よいしょ、っと肩車すると、
 「パパロボットね。リーちゃんがコントロールするから!」 と言いながら、パパの顔を両手で挟んで右へひねったり左へひねったり・・・・・パパは操り人形かいな!

 神社には、リーちゃんの幼稚園のお友達も家族でお参りに来ていて、いっしょに記念撮影させていただく。
 家に戻って年賀状を書く。リーちゃんも5通の年賀状をいただいたので、自慢?のひらがなで返事を書く。ついでに自慢の絵も余白に描いてあげる。
 「こうしくんへ ことしもいぱいあそぼうね あけましておめでとう はせりおん」
 ・・・・・・・んんんん、どうしても小さい「っ」が書けないわけね・・・・ということで、パパがちっちゃい「っ」を書き加えることに。

 夕方、またしても肩車して近所の「ぐるぐる巻きの滑り台」のある公園に親子3人で散歩。

 

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