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トピックス思い思いの記 「仏像マニアな日々 第5回」

思い思いの記

阿弥陀三尊像
仏像マニアな日々
第5回

きょうと〜お〜はらさんぜんいん〜♪で有名な京都大原の里。シソ畑やなだらかな山なみが美しい京都市北部の山里ですが、私にとっては、何かの節目や心にすき間があるような時にふらりと一人で訪れたい、そんな特別な場所でもあります。今回は三千院の「阿弥陀三尊像」を紹介しましょう。

お目当ての「阿弥陀三尊像」は、境内の杉木立に隠れるようにたたずむ往生極楽院の中。ここの何がすごいって、仏像が近い!2〜3年前に国宝指定されたので現在はどうか分かりませんが、その直前に訪れた時には本当に間近で見ることができて驚いたものです。阿弥陀さんの左右にいる勢至菩薩と観音菩薩は正座姿で前かがみ。この珍しい姿は、極楽へと導こうとして立ち上がる、まさにその瞬間を表しているのだとか。
御堂の天井は舟形天井といって文字通り舟をひっくり返した形になっています。大きな仏像を納める工夫だとされていますが、仏像が近く感じるのは多分この天井の形も関係しているのかもしれません。

大原は、後に邦楽のもととなった声明の発祥地。三千院の奥にある来迎院で、声明のCDが売ってたので買ってみました。お経に節がついた感じとでもいいましょうか。かなりアルファ波出ていい感じです。

〜煩悩だらけのまきろん