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平成25年12月9日(月)

五箇山は食文化も大切な遺産だった

平成24年11月26日(月)

能美市のオススメスポットの
取材に行ってきました

平成24年9月28日(金)

そば畑と大杉権現に癒された福井・丹南

平成23年5月13日(金)

憧れの沖縄は南海のオアシスだった

平成23年2月7日(月)

絶景続きの「道の駅」めぐりin能登

平成22年7月29日(木)

福井の自然がモデルの広場がおすすめ

平成22年7月22日(木)

鯖街道に御食国、
そして癒しのスポット満載の小浜

平成22年4月16日(金)

勝山の産業を支えた機屋の歴史をたどる

平成22年4月8日(木)

心癒され、お腹満たされた南砺市福野取材

平成21年7月30日(木)

隠しワザにしたい店 割烹つづみ

平成20年7月8日(月)

リニューアル!石川四高記念文化交流館へ初取材
石川四高記念文化交流

平成19年10月4日(木)〜5日(金)

初登山、初立山、初モデル!?

平成19年8月25日(土)

海、貝殻、ヤドカリ!童心に返る奥能登

平成19年4月20日(金)

新鮮ネタが自慢! 「幸寿し本店」

平成18年9月4日(月)

人情と自然美に触れる 福井県 大野・勝山

平成18年6月13日(火)

街中のオアシス「富岩運河環水公園」

平成18年4月17日(月)

九頭竜川と白龍を訪ねて



平成17年10月19日(水)〜20日(木)

ラッキーちゃんが行く!アルペンルート2005

平成17年5月13日(金)

菊と歌と万葉の味真野地区

見附島 平成17年1月24日(月)

奥能登ぐるり1周

平成16年10月26日(火)〜27日(水)

アルペンルートは今年も雪だった!
弥陀ヶ原

金城楼の美しい料理の数々 平成16年5月

加賀百万石の老舗料亭

平成16年2月23日(日)〜25日(火)

最近の北陸ブライダル事情
マリッジリング

宇出津港の新鮮魚介 平成15年12月11日(木)

奥能登の心の宿「さんなみ」

平成15年12月7日(日)

初冬の京都を撮影

瀬戸川 平成15年11月24日(月)振替休日

NHK朝ドラ「さくら」でのフィーバー
今なおやまず古川町

平成15年11月7日(金)

人情の町、郡上八幡
人力車

黒部湖の遊覧船 平成15年10月15日(水)

アルペンルートは雪と霧だった!

平成15年10月15日〜17日

富山のキトキトグルメは最高!
富寿司





五箇山は食文化も大切な遺産だった 平成25年12月9日(月)


お食事処坂出の「くま肉となめこのつけ蕎麦」


お休み処あらいのお父さんが焼く「五平餅」はくるみ味噌が香ばしい

入社して3カ月、沖縄育ちのトゥッティですが、縁あって石川にやってきました。今回はライターアシスタントとして初仕事!先輩ライターと女性カメラマンとともに、五箇山に取材に出かけました。世界文化遺産にも登録されている五箇山は、険しい山々に囲まれ、冬は寒さ厳しい豪雪地帯。かつては交通の便も悪く「陸の孤島」と呼ばれ、独特の生活文化が育まれた地です。今では高速道路も走り、多くの観光客が訪れています。

取材は、五箇山の暮らしや歴史を紹介する民俗館や五箇山和紙工房、グルメなど。なかでも、もっとも興味をひかれたのが郷土料理です。まず、驚いたのが熊肉。沖縄では、肉といえば豚肉。熊はそもそも生息すらしていません!でも、ここでは味わえなかったのが残念でした。 次は菅沼合掌造り集落内にある、お休み処あらいの「五箇山とうふのさしみ」を撮影取材。五箇山豆腐を見て、沖縄のちょっと固い島豆腐に似てる!となつかしく思いましたが、島豆腐のような塩気はほとんどなくさっぱりとしていました。やっぱり海と山では豆腐の味も違うのですね(^ ^) 3軒目のイワナも初。川魚はちょっとクセがあるかなと思っていましたが、五箇山旬彩工房いわなではなんと「いわなのにぎり」を取材。川魚料理の多い富山の中でもイワナのにぎり寿しは珍しいそうです。身はプリプリで色は少しピンクっぽく、味はほんのり甘みがあって何貫でもいけちゃいそう。北陸は海の魚だけでなく、川魚の寿しもびっくりするくらい美味しく、目からウロコでした。

「取材で出され、店の人にすすめられた料理は基本的にすべていただくように」と先輩ライター。正直お腹のキャパが心配だったけど、初めての取材で気合が入っていたのか(笑)意外と平気でした。今日はライターの勉強に加え、五箇山ならではの郷土の味を体感することができ、とても充実した一日でした。

From 春一番より潮風が恋しいトゥッティ




能美市のオススメスポットの取材に行ってきました 平成24年11月26日(月)


焼きたてがオススメ、美味しそう〜


茶碗に皿、ポットや重箱もこんなに素敵

雨降りのあいにくの天気でしたが、「湯谷の焼饅頭」の店に行ってきました。祭りなどの露店で50年以上愛されてきた焼饅頭店で、10数年前に常設店を出し、地元で大評判に。種類は栗の形をしたこし餡の焼饅頭のみ。卵などの添加物はいっさい使わず、餡の味付けも甘すぎないちょうどよいやさしさ。大きすぎずお茶請けにちょうどよい感じでついつい食べ過ぎてしまいそう〜。1個100円で10個、15個とまとめて買っていく人も多いそうです。
住所:能美市寺井町レ87

能美市ではもう1軒取材。伝統的な九谷の技術や彩色を基本にして、オリジナルの現代九谷を創作する作家の作品が並ぶギャラリー「虚空蔵窯」に行ってきました。店内に並ぶ作品はどれも絵柄やデザイン、彩りも華やかで九谷焼の気品とやさしい雰囲気で女性好み。使い勝手もよさそうなものばかりで普段使いや引き出物、贈り物にピッタリです。見ているだけでハイテンションになって「素敵!」「カワイイ!」の連発。マグカップや湯呑茶碗は素敵なお茶の時間が過ごせそう。
住所:能美市和気町井55-3

From 新人のワタナベでした




そば畑と大杉権現に癒された福井・丹南 平成24年9月28日(金)


飾り気のない白くて小さな花が
風に揺れるそば畑


鳥居のような夫婦杉周辺には
スピリチュアルな空気が漂う


昔は水晶も採れたという大虫の滝。
2kmほど離れた大虫神社の境内に
石神の湧水を湛えた池がある

ある金融機関の情報誌取材のため、福井県のど真ん中、丹南エリアに行ってきました。さすがは越前そば処、車を走らせるといたる所にそば畑が。取材先で「なかなか見られない景色ですよ」と話すと、「ええっ、金沢にないの?」と逆に驚かれましたが、ハイ、金沢は稲穂ばかりです(汗)。白い花のじゅうたんを広げたようなその風景が、取材でセカセカ急いでいた私の気持ちをずいぶん和ませてくれました。

一路目指したのは、横根町集落の奥にある天台宗霊松山横根寺(おうごんじ)。そのまた奥にある「横根の大杉」(地元では「大杉権現」)とよばれる、霊験あらたかな2本の巨木を撮影するためでした。養老元年(717)にこの寺を建立した泰澄大師がお手植えしたと伝えられているのですが、何がスゴイって、その形。左の杉の大枝が一本、右の杉に向けて真横に伸び、右の杉の手前で急にククッと曲がって天に向かって上昇。右の杉は、伸びてきた枝を受け入れるかのように、同じ高さのあたりで二股に分かれているのです。この杉のいわれを記した石碑によると、「“不思議の誓願”によって鳥居姿の夫婦大杉となった」というから、まさに摩訶不思議な何かが宿っているのかもしれません。辺り一帯はTシャツ姿の私が寒く感じるほどの冷気(霊気?)に包まれていて、木々の緑と近くを流れるせせらぎの音に心が癒された気がします。左の杉の根元からは霊水がこんこんと湧き出ており、今でも汲みに来る人が列をなすとか。「観音水」と呼ばれ、病気平癒や無病息災を願う水として古くから篤い信仰を集めてきたようです。

また、近くの大虫町にある「大虫の滝」も取材したのですが、その付近にも素晴らしい湧水がありました。大虫神社の脇にある「石神の湧水」は、石灰岩の地層を潜り抜けていて、カルシウムなどのミネラルが豊富なのだそうです。 次回はぜひペットボトル持参で、ありがたい霊水をいただきにあがりたいと思います。

From 水を飲んでも太る今日この頃のサカタ



憧れの沖縄は南海のオアシスだった 平成23年5月13日(金)


どこまでも青く透明な海、
白い砂浜が続く、
海洋博公園・エメラルドビーチ


シーサーは災いから家や住人を
守ってくれる守り神。
どれも個性的な顔をしてます


首里城に入ると
この守礼門が迎えてくれる


骨もパリパリ食べられる
グルクンの唐揚げ。
正式名はタカサゴで、沖縄の県魚

学校関係の冊子の取材で、生まれて初めて沖縄へ行ってきました。真っ青な空と海に椰子の並木、冬でも暖かな気候…、思い描いていた沖縄がありました。およそ2時間半の空の旅を終えて空港に着くと、そこはもう夏(金沢は冬のど真ん中)。気温23℃で、重いコートから半袖へと季節が早回しでやってきたようです。6泊7日で20数ヵ所の取材に加え、“美ら海の島”沖縄らしい撮影場所を求めてどれだけ車を走らせたでしょうか。サトウキビ畑や島バナナ、屋根瓦や門の上で睨みをきかせるシーサーや玄関脇の石敢當(いしがんとう)が、“沖縄にやってきた〜”という気分を盛り上げてくれます。

聞けば、沖縄料理、歌や踊り、長寿の秘訣にしても、その発祥の大本は琉球王朝にたどり着きます。東シナ海にぽっかりと浮かぶ琉球国は、日本とは言葉も文化もまったく違い、中国や東南アジア諸国に向けて開かれた独立国家だったのです。その象徴である首里城が復原され、圧倒的なスケールときらびやかさで存在感を見せつけます。残念ながら訪れた時には足場が組まれ、修理の最中でしたが…。おきなわワールドには何百年も前の古民家が移築され、今ではほとんど見ることができなくなった沖縄の暮らしを知ることもできました。夏に沖縄へ行ったならぜひ見てほしいのが“エイサー”です。焼けて引き締まった肌に濃い眉、バチッとした瞳の凛々しい沖縄男子が太鼓やパーランクを打ち鳴らしながら舞う姿は、キュン死しそうなほどカッコイイ!

そして絶対に外せないのがソウルフードとも呼ぶべき沖縄料理。毎夜、泡盛に島らっきょう、チャンプルー、ジーマーミ豆腐にグルクンの唐揚げ、ンムクジプットゥルーなど、伝統料理をたっぷりいただき盛り上がっておりました。もちろん沖縄そばも空港に着いたその足で直行、沖縄独特の冷た〜いぜんざいも忘れられません。那覇市の繁華街・国際通りにある牧志第一公設市場にも何度通ったことか。チラガー(豚の耳)や極彩色の魚ミーバイにイラブチャが並ぶ売場は迫力満点。皆さんもぜひ、うさがみそーれ!

From 今も泡盛が手放せないヤマギー



絶景続きの「道の駅」めぐりin能登 平成23年2月7日(月)


「ふらっと訪夢」の撮影スポット。
行き先右側はなんと「シベリア」!


「狼煙」のきなこひき体験コーナー


「海から昇る朝日」と「海に沈む夕日」が眺められる禄剛崎

趣向を凝らした道の駅が誕生するなか、富来から輪島・珠洲・能登町をぐるっと回り能登の「道の駅」を訪ねて能登半島を一周してきました。

まずは増穂浦近くの「とぎ海街道」。すぐそばにはギネスブックに認定された「世界一長いベンチ」があります。海岸線に沿ってまっすぐ続くベンチの雄大さに感激したあとは、海景色が見事な「赤神」を経て、輪島市街地の「ふらっと訪夢」へ。平成13年に廃止になったのと鉄道の旧輪島駅跡地を利用した古い駅舎風の建物で、一角にはのと鉄道の旧プラットホームも保存され、記念撮影におすすめ♪次は「千枚田ポケットパーク」。小さな水田が階段状に広がって幾何学模様を描く千枚田を楽しんだあとは、国道249号を北上して約45分。いよいよ能登半島最北端の道の駅「狼煙」に到着です。ここは豆腐づくりやきなこひきが体験できる道の駅。店内を撮影したあと、「せっかく能登の最北端まで来たのだから」と禄剛崎灯台まで足を延ばそうと…しかしこれがクセ者でした。灯台までの距離はわずかですが急坂が続く道。日頃の運動不足がたたり休み休み登ることに。しかし、登りきったその先には美しい白亜の灯台が!イギリス人技師設計の異国情緒が漂うモダンなデザインに、疲れも忘れて見入ってしまいました。

珠洲市内の「すずなり」を出て、珠洲道路の積雪の多さに驚きながら本日のゴール「桜峠」へ。道路には「あと500m」の表示があったものの「ん?どこ!?」。1mを優に超える雪壁にはばまれて看板が…。なんとかたどり着いて店内を無事撮影してホッ♥ 金沢からの総移動距離はなんと約320kmでしたが、初めて見る場所に出会えた喜びを満喫した取材でした。

From 走行距離が長いほどテンションが上がるすぎっち


福井の自然がモデルの広場がおすすめ 平成22年7月29日(木)


「そこにいる〜!」と、
元気な歓声があちらこちらから


ユニークなパソコンコーナーは
大人も楽しめる


九頭竜川へつながる芝生は
そり遊びもできる

「ドライブナビ北陸版」の取材で、福井市九頭竜川沿いの内水面総合センターに行ってきました。こちらはアユなどの淡水魚の種苗の生産や河川環境の保全に関する展示研究施設で、ファミリーで楽しめる展示や工夫が盛りだくさん。取材時には、涼しい館内で夏休みの宿題をするちゃっかりした小学生の姿も…。子どもたちに「先生〜♪」と呼ばれるスタッフの斉藤さんは、川や魚に関する質問やリサイクル品の工作なども丁寧にレクチャーしてくれる頼もしい存在です。

1階ホールには淡水魚の水槽や標本をはじめ、川の成り立ちや人と環境との共存などの解説パネルを展示。大木と岩をかたどったパソコンクイズコーナーは"川魚博士コース"など河川や魚に関する知識がゲーム感覚で学べます。2階は淡水魚飼育施設を見下ろせる見学コーナー。館内は弁当などの持ち込みが可能なので、雨天でも安心です(うれしいことに入館無料!)。

そしてイチオシは外のふれあい広場。川べりにそのまま出られる広場は日本庭園風で、九頭竜川や東尋坊がモデル。おだやかに流れるせせらぎでは水遊びができるうえに、なんとアユが元気に泳いでいます(放流期間は5月〜12月上旬)。九頭竜川に稚魚を放流した際にこちらにも放しているのですが、もしつかまえられたら自由に持ち帰りができるそう。取材の時は、小学生の子どもたちがつかみ取りに夢中で、「みんなで力を合わせて捕まえるんだよ〜」という斉藤さんの声かけに「は〜い☆」。思わず「私も入りた〜い!」と言いそうに…。次はプライベートで行って、ぜひアユをGETしたいと思います。

From 最近スーパー銭湯に夢中のすぎっち




鯖街道に御食国、そして癒しのスポット満載の小浜 平成22年7月22日(木)


豊かな緑に囲まれた
山川登美子記念館玄関


登美子 終焉の間。、
この部屋から何を見、
何を感じていたのだろうか


常設展示室には愛用品や
雑誌『明星』など貴重な展示品が

今回、「ドライブナビ 北陸版」のスポット紹介で、初めて小浜へ。敦賀ICを出て超アセアセ(-_-;)で国道をひた走ること約1時間。小浜は奈良や京都に近く、かつて朝廷に食糧を納めた御食国(みけつくに)と呼ばれ、古い町並みが残るとても風情のある町です♥ まず訪ねたのは「小浜町並み保存資料館」。江戸時代には小間物屋を営んでいた明治中期の建物で、中庭や奥に土蔵もある伝統的な町家。“ガッタリ”といって近所の人たちや荷を担いだ人たちが腰掛ける畳める椅子(映画館の座席のようなもの)や引き出しの付いた箱階段もあり、懐かしさ満載。でも一番驚いたのは石組みの頑丈な地下室。四畳半の広さがあり、火事には商品を入れて火から守ったり防空壕として使用したらしいけれど、できることなら入りたくない! でも、一生懸命説明してくださった三宅さん、石野さん、ありがとうございました。

次に向ったのが「山川登美子記念館」。『明星』で与謝野晶子と競い合った歌人・山川登美子の生家を記念館として開館し、与謝野鉄幹の添削書や登美子の愛用品のかんざし、着物なども展示しています。鉄幹に思いを寄せていたのに父の決めた相手と無理やり結婚させられ、2年後に夫は病死。再度大阪へ出て『恋衣』を出版したけれど結核を発病、29歳の若さで一生を終えた登美子の波乱万丈の人生って何なのよ!と思わずピキピキッとひきつっちまいました…。登美子が終焉を迎えたこの家は、百年を経た今なお風格を保ち、庭の緑に癒されます。

お昼はおいしいものを食べるぞーと意気込んだのに、時間がなくモスへ駆け込み<`ヘ´>。次回はぜひ食も堪能したいぞ!

From ン十年振りに白山登山に挑戦で、ドキドキのヤマギー




勝山の産業を支えた機屋の歴史をたどる 平成22年4月16日(金)


思わず見入ってしまう迫力の糸繰機


卓上織機ではた織り体験もできる

入社して10ヶ月。今まで知らなかった店や施設、そこで働く人たちとの新しい出会いを楽しみにしながら仕事に励む毎日です(取材時はいつもキンチョー気味ですが…)

さて、今回は情報誌の取材で勝山へ。平成21年夏にオープンした新スポット「はたや記念館ゆめおーれ勝山」は、平成10年まで操業していた機屋(はたや)の建物を利用したミュージアム。レトロな建物好き(または廃墟好き♪)の私は、操業当時から掲げられている工場の看板や外観を見ただけでワクワク。建物自体は修復されているものの、昭和初期の織機や創業当時から使っていた糊炊釜をはじめ、職工たちが仮眠をとった宿直室などがほぼそのまま。しかし!私が釘付けになったのは、廊下の壁に備えつけられた木製のロッカー。小学校の下駄箱のような、扉を上に開ける懐かしい形です。使いこまれてツヤが出た扉の色や傷をじっと見ていたら「BOXごとはずして持ってかえりたい…」などと不謹慎な衝動にかられてしまいました。

さて、2階のミュージアムゾーンへの木製の階段がこれまたレトロなんです。登る足音にもこれまでの歴史を感じます。そして2階の通路を進んで思わず「うわ〜!!」と言ってしまったのが、木枠がズラッと並ぶ糸操機。カラカラ回って臨場感たっぷり。目を奪われますよ〜。 併設しているカフェ「たまご工房エグエグ」で名物スイーツを買って、オープンカフェや広場の芝生でのんびり食べるのもおすすめ。日が落ちるとミュージアムや小川はライトアップされ、ロマンチックな風景がひろがります。街なかの穴場デートスポットといった雰囲気ですよ☆

From 高速道路完全無料化が待ち遠しいすぎっち




心癒され、お腹満たされた南砺市福野取材 平成22年4月8日(木)


蔵の中も作品でいっぱい


温室内では色とりどりの花や緑が鮮やか

町並み
チョコは7〜8種を使い分け、ケーキの種類も多い

入社4ヶ月目。観光系の仕事の経験はほぼゼロで、いつもドッキドキのおばはんライターの今回の仕事は、金融機関の情報誌。支店エリアの名所や評判の店を紹介するページで、富山県南砺市の福野エリアへ。まず向ったのはサッポロラーメンマリモ。営業時間は22時30分までだというのに、午前7時には店にいるというパワフルな店主。「7時に来てもいいよ〜」と言われたけれど、ゴメン<m(__)m>、ムリですわ〜ということで、時間変更。ラーメンを見てビックリ!大判のとろとろチャーシューに野菜やコーンたっぷりの味噌ラーメン。このボリューム、この味、行列ができるのもうなずける。ごっつぁんです、とマリモを後に、南砺市園芸植物園フローラルパークへ。10p厚さのバウムクーヘンを1/3にカットし全面ガラス張りにしたような?素敵な建物で、広い前庭には噴水や花壇が整備され、美しい花が咲き競う春が楽しみ!館内には南方系の植物や桃太郎、太郎冠者という品種の華やかな椿も並び、癒されました。

カイニョと呼ばれる屋敷林が家を囲む、砺波平野独特の散居村風景を抜けると、そこは安居寺。加賀藩前田家の祈願所でもあり、1300年の歴史を持つ由緒ある寺。樹齢500〜600年の杉やケヤキが伸び文化財も多く、ご住職の案内で室町時代作の見返り阿弥陀像を拝み、おびんずるさんにもご対面できました。展望台からは散居村が一望できるというので行ってみると、長い石段を登れども登れども頂上は見えず、長靴をはいてきたのに遭難しそうなくらい雪が深くて断念。

街中に戻りギャラリー市の里6号館蔵へ。ここは旧家をギャラリーにし、袋物や洋服、愛らしい人形などを展示販売しています。聞けば地元の古布小物づくりの会の方たちが、かつて名産だった福野絣などを探し集めてリフォームしているとか。おばあちゃんたちのセンスの良さに座布団1枚!と、思わず手提げ袋を買っちゃいました(^_-)-☆。次は串モツで有名な〆奴。想定外のふわふわの食感の串モツはテイクアウトもでき、半世紀変わらない味にファンも多いそうです。JR福野駅前に昨年オープンしたエノテカ・バール和伊之助は、和食とイタリアンをお箸で気軽に楽しめるお洒落な店。菜の花や、竹の子、ウドなど、春の香りを散りばめたピザは旨かった〜。そして女性オーナーシェフのケーキ屋さん・パティスリーブーケはフランス菓子にこだわり、原材料もほとんど取り寄せで、ことにチョコレートケーキが評判。ガレット・デ・ロワもオープン時から採算度外視で作り続けているという姿勢には脱帽。世の中、芯の通った男前の女性が増えているのが嬉しいですね。7件の取材を足早に済ませ帰路についたけれど、目から鱗の出会いは至る所に潜んでいるものだと、今回も実感。これからの出会いに一層期待が膨らみます。

From 食との出会いも増え、パンツがちっちゃくなったよ〜のヤマギー




隠しワザにしたい店 割烹つづみ 平成21年7月30日(木)
町並み
宇小料理長の技が光るアートのようなひと皿


居心地がよく、もてなしの心が伝わるカウンター席
  入社して1ヶ月半、初めて取材に同行したのが「割烹つづみ」です。和倉の名旅館「加賀屋」のグループ店と聞いており内心ドキドキ。店内は黒で統一されたシックな雰囲気で、老舗旅館の流れを引いた風格と品の良さを感じました。取材前半は、プライベートでも訪れたことのない高級感があるお店に出合えたうれしさと初取材の緊張が入り交じり、実はパニック状態だった私(けっこう年をとった、これでも新人なのです!)…

 店内では、加賀屋の厨房を長年率いてきた料理長、宇小藤雄さんがカウンターに入り、お客様のために手間ひまかけた料理を出してくれるという究極の贅沢が味わえます。撮影のために作っていただいたのは3品。1品目は山海の珍味がへぎ板に盛り付けられた八寸。まるで色鮮やかな絵画のようで、食べてしまうのが惜しいくらいの美しさです。続いて出てきたのはサシの入り具合がちょうどいい能登牛の石焼き、最後は金沢の郷土料理であるごりの唐揚げで、この3品に好みのお酒2杯がついて4900円というお値段です。格別の料理が堪能できる名店でありながらも敷居は高くなく、女同士の食事会にも最適。友人に自慢したいとっておきの食事処を見つけました。

From すぎっち




リニューアル!石川四高記念文化交流館へ初取材 平成20年7月8日(月)
町並み

 チョー年増の新人として勤務をはじめ1ヶ月半。やっと初取材にー(^_^;)。インターネットの観光情報サイト「ドライブナビ北陸」で、今春リニューアルしたばかりの石川四高記念文化交流館へ行くことになりました。金沢中心街にある赤レンガの建物で、石川近代文学館として利用されていた元旧四高校舎をリフレッシュ。出入り口には車いす用のスロープやエレベータを設置し、人に優しい設計です。館内は四高記念館と石川近代文学館の2館に分かれた複合文化施設となっています。

 四高記念館では、四高生が通っていた頃の生徒や校舎の写真と当時の学生生活を彷彿するような資料や展示品があり、生徒たちの誇りや心意気が伝わってきました。なかでも目を引いたのは通学スタイルのマネキン。ひしゃげた学生帽に高下駄、黒マントをはおった姿が四高生の通例だったようで、当時はバンカラで硬派な四高生たちに想いを寄せた女性も多かったのではないでしょうか。

 石川近代文学館には石川ゆかりの作家の資料と作品が展示されています。金沢の三文豪の部屋では泉鏡花、徳田秋聲、室生犀星の生い立ちや作品などを紹介。彼らの作品は、育った境遇に大きな影響を受けていることがよく分かります。偉大な作家って過酷な運命も作品を作り上げる原動力にしてしまうんですね(^_^;)。現代作家の部屋には五木寛之や地元出身の直木賞作家唯川恵のコーナーもあります。唯川さんはごく普通のお嬢さんが平凡にOLをしながら小説を書き続けているうちに作家になってしまったというサクセスストーリーの持ち主。“継続は力なり”続けることの大切さを学びました。自分の生まれ育った石川ゆかりの作家が素晴しい作品を世に出してることを知り、うれしさと誇りを胸に心弾ませ会社に戻ったのでした。

From アラウンド40?…中年ケイコママ子どもはまだ小学生



初登山、初立山、初モデル!? 平成19年10月


見事な紅葉も見られた弥陀ヶ原




2日目のロープウエィは
上半分が霧の中




ダムの放水が見られるのは
10月15日まで

AVANCER新人の登竜門、立山黒部アルペンルートの取材。今年も1泊2日の日程で行ってきました。立山はおろか山登りの経験すらない私。おまけに雑誌の一般モデルも引き受けてしまい、ドキドキしながらAVANCER2名とカメラマンの計3名で、早朝から立山駅に向かいました。

期待と不安を胸に、立山駅からケーブルカーに乗りいよいよアルペンルートがスタート。美女平、弥陀ヶ原、天狗平…。ぐんぐんと標高が上がっていき、いつの間にか雲の上に!わあ!っと歓声を上げる私に「雲上の楽園って言われてるんだから!」と社長の一言。なるほど〜と関心しつつ、想像通り自分に向けられるカメラに緊張しながらも取材は順調に進んでいきました。そして予定時間よりも早く、今夜のお宿「らいちょう温泉 雷鳥荘」に到着。温泉に浸かり疲れを癒し、夕食も豪華で満足。しかし夜になると星がひとつも見えないくらいの雨が降り始め、明日の天候もすぐれないだろうとの知らせが。どうか晴れますように…と夢の中へ旅立ちました。

そんな祈りもむなしく、2日目は雨。カッパを着用しての撮影に、気分もダウン。冷たい!と叫びながら歩きました。そんな中到着したのは黒部ダム。着いたときには雨も止み、一面の青空!うれしいと同時に、そのスケールの大きさ、放水の勢いのよさに胸がジーンとなってしまいました。ダムは上から横からと、さまざまな角度で見ることができ、一日ここにいても飽きない!と思うほど、雄大な景色と放水に心をわしづかみにされました。風の中のスバル〜、あの名曲を誇らしげに心の中で口ずさみ、名残惜しくダムをあとにしました。

クタクタになって帰宅し、家のベッドで目をつぶりながら、「あのとき、調子に乗ってあんなポーズしなきゃよかったな〜」と、今更ながら恥ずかしくなり、穴があったら入りたい気持ちで急いで眠りにつきました。

From お肌ガサガサ!普段の不摂生を悔やんだ
よしえ












海、貝殻、ヤドカリ!童心に返る奥能登 平成19年8月25日(土)


一面の海に心が癒されます




九十九湾には遊覧船も就航




いしり貝焼きでご飯もう1杯!

『おでかけ大好き!』の取材・撮影で訪れた能登町にある「のと海洋ふれあいセンター」。ファミリー向けの施設やスポットを紹介している雑誌で、今回は体験モデ
ルのご家族との同行取材。小心者の私は、合わせて9人でのロケという初めての体験に、前日なかなか眠りにつけませんでした。

午前中は、九十九湾の波打ち際に沿って飛石やボードウォークという歩道が続く、延長600mの磯の観察路を歩きながらの撮影。そこは見渡すかぎりの青い海!思わず足取りも軽くなります。歩いていくとイワガニを発見したり、タカラ貝などの貝殻がたくさん流れ着いている場所など、大人の私でも飽きずに楽しめ、夢中になってきれいな貝殻を探してしまったほど。浅いところは海に入ることも可能で、アクアスコープを使って生き物を間近で見ることもでき、仕事じゃなければジャブジャブと海に入りたい!と思うほどでした。
午後は、貝殻を使っての工作体験。貝殻マグネットや、ランプシェード、プチクラフトキーホルダーなどが作れます。特にランプシェードは今年から始めた体験企画でイチオシだそう。貝殻のほか、ビンの破片に砂などがついて角が取れたもの(サンドグラス)を利用して、ランプの周りに飾り付けていきます。すりガラスのよう
な柔らかい光が幻想的で、寝室に飾るとムードたっぷりでいいかも!!

取材を無事終えたあとは、立ち寄りグルメの撮影で車で20分ほどの「和風レストランこじま」に移動。能登名物のいしりを使った定食を取材しました。いしりとはイ
カの内臓を塩漬けして作る調味料で、奥能登地方に古くから伝わるもの。輪島市などの外浦の方ではイワシを原料に作るそうです。この店のいしりの里定食は、大きなホタテ貝を鍋に見立てたいしり貝焼きがメイン。イカや白菜などの野菜にいしりを注ぎ、火をつけてぐつぐつ煮込んだ後いただきます。初めて食べたけど、思っていたほどクセがなく、野菜やイカのおいしさが倍増したよう。箸も進み、いい気分で取材を終えました。

From やっぱり日焼けしてしまったよっしー










新鮮ネタが自慢! 「幸寿し本店」 平成19年4月20日(金)


新鮮なネタが大集合の
おまかせにぎり



ピリッとした味の飯蛸の煮付け

AVANCERに入社して早1ヶ月。見習いとして何度か取材に同行した中で、特に印象深い のは七尾の「幸寿し本店」です。この日は、グルメぴあの取材・撮影のために訪れま した。

幸寿しは、ネタは七尾のとれたて、シャリは七尾山間部のコシヒカリ、お醤油は七尾市内の老舗のものを使用するという七尾づくしのお寿司屋さん。兄弟2人が寿司をにぎり、お母さんはお店の切り盛りをなさっていました。取材・撮影の後は、撮影用に作っていただいたお寿司や料理をいただきました。今まで回転寿司の味に慣れていた私はそのおいしさに感激!新鮮なものって、こんなにおいしいんだ〜と幸せな気分に浸りました。この時期にしか食べることができないトリ貝も堪能。トリ貝は七尾港で揚がったほとんどが東京の築地に行ってしまうというレアなネタ。歯ごたえもあって、私にはもったいないくらいのおいしさでした。

お寿司のおいしさもすばらしいのですが、さらに驚いたことは、ここの兄弟2人の仲の良さ。もう、ほんっとに仲が良くて、初めて行った私でもそれが感じられるくらい。2人は小さなときもほとんどケンカをしたことがない!と聞いたときはびっくり。私自身、弟とよくケンカしたので、女と男の仲でさえこうなのに、ましてや男2人なのにケンカしたことがないなんて信じられないと思い、えー!!っと耳を疑ってしまいました。さらに2人は、「トリ貝はさばく前の形が鳥のようだからトリ貝という名前なんだ」といった豆知識を教えてくださり、私は、「へぇー」「ほぉー」の連発でした。気がつくとあっという間に夕方になっていて、2人とお母さんの醸し出す優しい空気に時間が経つのも忘れてしまうほどでした。

From 氷見生まれキトキトのよっしー










人情と自然美に触れる 福井県 大野・勝山 平成18年9月4日(月)


観光客はもちろん、
地元の方にもかかせない庶民の台所



養老元年に開かれた由緒ある神社。
夕涼みにもおすすめ



安産の守護神として信仰が厚い、
栲幡(たくはた)千々姫尊をまつる三宮

今回は、MARTOOに掲載するお出かけスポットの取材のため、400年以上の歴史を持つ福井県大野市の七間朝市へ行ってきました。さっそく市の中心にある七間通りをのぞいてみると・・・いましたいました!地元のおばちゃんたちがゴザの上に特産のサトイモや赤ズイキなどを並べて売っています。「どうやって食べるの?」と聞くと、買い物客のおばちゃんまでが一緒に教えてくれました。やっぱりサトイモは煮っころがし。味噌汁の具にしてもトロトロになっておいしいのだとか。素朴な福井弁に心がなごみ、なぜか自分にも福井弁が伝染!写真を撮るのも忘れ、いつのまにか手には買い物袋がいっぱいになっていたのでした・・・。

名物のおろしそばで腹ごしらえをし、続いてお隣、勝山市の平泉寺白山神社へ。境内は苔に覆われ幽玄な雰囲気。参道を歩いただけで汗だくになっていた私ですが、それまでの暑さも忘れてしまいました。拝殿、本殿を撮影した後、どうしても行きたかったのが安産に後利益のある三宮。もうすぐ30を迎える私ですが、そろそろ子どもがほしいのです!(相手を探すのが先だろ!と厳しいツッコミが聞こえそうですが・・・)丈夫な赤ちゃんを産めますように、とお祈りをして帰ろうと思ったところ、お腹に激痛が!早くも後利益があった?のではもちろんなく、どうやら昼に食べたおろしそばの大根の刺激が強すぎたようで、広い境内で冷や汗をたらしてトイレを探し回るハメになったのでした・・・。でも、最後に平泉寺のソフトクリーム屋さんでソフトクリームを食べるのは忘れませんでしたよ!やっぱり甘いものは別腹です。フフフ・・・。



From〜食べるの大好き!でも現在ダイエット中の
  はるぽん











街中のオアシス「富岩運河環水公園」 平成18年6月13日(火)


スポットライトが点灯する夜景も
見逃せません



これが、水のカーテン。
夏には涼しさを演出してくれる


インターネット用サイト、MARTOO
(http://www5.martoo.com/)掲載用に、JR富山駅北口から徒歩で5分ほどの富岩運河(ふがんうんがって呼びます)環水公園に取材に行ってきました。当日は、晴れとも曇りともいえないビミョ〜な天気。でも、最近取材日の雨女ぶりが板についてきた私には上出来と言い聞かせて出発。公園に着くと、平日のお昼頃ということもあって、人影もまばら。運河の周囲には、ウッドデッキがあって、なんだかいい感じ。数メートルごとにカメラを構え、一人で写真を撮り続ける私に、デッキでいちゃつくカップルたちの不審そうな視線が突き刺さるけど、気にしないで運河のまわりをぐるりと一周。

公園の端には、泉と滝の広場があり、直径33.5メートルもの大きな水盤に、2階部分から轟音とともに毎分14立方メートルもの水が流れ落ちる様子は大迫力。しばらく眺めてましたが、水の音って癒し効果があるんですね〜。見事な水のカーテンは20分ごとに見ることができます。次は公園のシンボル天門橋へ。橋には2つの展望塔があり、最上階からの眺めは爽快。夜にはライトアップされるので、デートスポットとしても人気らしい。ハッキリしない天気と撮影の下手さに定評がある私の腕前のせいで、写真の出来はイマイチだけど、とってもキレイで癒し感たっぷりの公園でした。取材の翌日、どうも足が痛いけど、これってまさか、筋肉痛?たかが園内を一周しただけで…と日頃の運動不足を痛感したのでした。

FROM 夢は白山登山のミナミ









九頭竜川と白龍を訪ねて 平成18年4月17日(水)



魚道観察室から見た魚道



アラレガコの飼育水槽



白龍が棲むという弁財天の大岩

快晴の空の下、桜の薄紅色を見つけるたびにお気に入りの桜ソングを口ずさんで向かうは、福井県吉田郡永平寺町。
今回はMARTOO(http://www5.martoo.com/)に掲載するお出かけスポットの取材です。

まずは、エメラルドグリーンの水流が美しい九頭竜川の鳴鹿大堰(なるかおおぜき)のそばに建てられた九頭竜川資料館へ。時間に余裕があったので、旧鳴鹿堰堤の見学橋から魚道観察室に。魚道とは、魚の習性を利用して移動を手助けする水路のこと。観察室からは力強く遡上する魚をガラス越しに…み、見えない。残念なことに今の時期、階段式魚道を遡上する魚はほとんどおらず、5月になればアユが遡上している様が見られるのだとか。しばらく張り付いてみたものの、気の早いアユはいませんでした。残念。資料館では、アラレガコ(カジカ科、和名はカマキリまたはアユカケ)の水槽や、福井県の70%を占めるという九頭竜川流域の航空地図、鳴鹿大堰の稼働模型などを通して川と人との関わりを分かりやすく展示しています。アラレガコがなんとも愛嬌のある顔で、しかしながら1匹5000〜6000円はする高級魚と聞いてビックリ。

続いては旧上志比村の弁財天白龍王大権現へ。商売繁盛・諸願成就の神社として知られ、大岩の亀裂には御神体の白蛇が棲んでいるのだとか。残念ながら私には見えませんでしたが…。川のせせらぎが絶えない境内には弁財天だけでなく、千手観音やお稲荷さん、不動明王なども祀られており、手当たり次第に拝み倒せば誰かが願いを聞き届けてくれそうなほどバラエティに富んでいました。諸願成就…う〜ん、納得。しかし、川のせせらぎや気持ちいい陽気に欲が洗い流されたのか、交通安全だけ祈願して再び車を走らせるのでした。

From 渓流釣りがしてみたいサカモト











ラッキーちゃんが行く!アルペンルート2005 平成17年10月19日(水)〜20日(木)



水面に立山を映すみくりが池。
思わず見とれる美しさです



弥陀ヶ原遊歩道。
こんなにいい天気だったのに・・・



ホテルを出てびっくり。
1時間後にはこんな状態に


ここ数年、我が社恒例となっているアルペンルート取材。猫の手を借りるどころか、夜中に突然ツーッとパソコンの前に現れるクモにさえ「コピーお願い」と頼みたくなるほど多忙を極める中、朝5時まで無言で仕事をし、1時間後に用意をして集合という笑っちゃうようなダンドリで、富山・立山駅から出発しました。

私にとっては、初アルペンルート。室堂と黒部ダムの位置関係もあやしいほどの貧しい知識しかないまま、社長の背中を追いかけケーブルカー、高原バスと乗り換えて雲上の人となりました。まずは、天狗平で散策ルートの撮影をして、再びバスで室堂へ。心配した天候も小雨混じりの下界とは打って変わって、抜けるような青空!ラッキー!室堂平にある2つのトレッキングコースを実際に歩き、順調に撮影終了。紅葉シーズンは毎年満室のホテル立山にも宿泊することができ、またまたラッキー!で1日目が終わりました。
次の日はあいにくの曇り空。予定を変更して弥陀ヶ原へ向かいました。弥陀ヶ原遊歩道は整備された木道から紅葉を始めた山々や、水たまりに稲のようにまっすぐな草が生えているガキ田といった自然美が楽しめるエリア。見るものすべてという勢いでシャッターを押し、我ながらいい写真が撮れたと満足してホテルへ向かいました。ランチを取っていると、今歩いてきた辺りがみるみるうちにガスに覆われ、1m先も見えない事態に。山の天気は気まぐれですね。う〜ん、でもやっぱりツイてる!小さくガッツポーズしながら帰路に着きました。その写真の出来上がり?それはもう、最高でしたよ。知らない間にパノラマモードに切り替えてさえいなければ、雑誌の表紙を飾ったかも(涙)。

FROM 機械にうとい、このり













菊と歌と万葉の味真野地区 平成17年5月13日(金)



さっぱりした味わいの
菊ソフトクリーム



左手前のカーブした壁に
万葉仮名がびっしり

すがすがしい青空の下。武生の街から東へ向かい、やってきました味真野地区!
まずは、菊の知識を集結した「万葉菊花園」。菊は主に秋に咲く花なので、菊人形展で見られるような大輪の菊がいっぱい!…とはなりませんでしたが…。食堂ではなんと、食用菊を使った菊ソフトクリームが!淡い黄色のソフトクリームをしげしげと眺めながら、ひと口。…あれ?予想していたものとちょっと違う?「菊の花びらが入っているかと思った、とお客様からよく言われますね」とお店の人。……ハイ。私もそう思っていました。「細かく切った菊の花びらを十分に練り込んでいるので、苦味が全くなくて爽やかな味になっているんですよ」とのこと。うーむ、納得。
次は、リニューアルしたばかりの味真野苑内にある「万葉館」。万葉の恋物語と歌をコンセプトにした資料館と聞いていたので、てっきり奈良時代風のレトロな雰囲気かと思っていたら、おっとどっこい。資料館とは思えないほどのセンスのよさとハイテクな館内!管理人の流暢な案内に従って館内を一周。越前和紙製の人形や人に反応して青緑に光る相聞歌。本来の館内よりも広く感じられる工夫を凝らした、曲線的な展示です。そんな中、館内中央に大きく展示された万葉仮名一覧が!かなり興味があったので、全文メモを取りたかったのですが、時間に押されて断念。また今度、ゆっくり来ようとカメラ片手に誓うのでした。

〜FROMかけだし新人・まっつん











奥能登ぐるり1周 平成17年1月24日(月)

見附島
見附島を望む。この日は富山湾越しに
立山連峰も見えました








寿司
これが能登前幸寿しの「生ちらし」。
ぺろりと平らげました


何かと忙しいAVANCERでは、時間節約のために強行スケジュールを組むのが常であります。てなわけで、富来〜珠洲〜穴水をぐるり1周日帰り強行取材の巻。

富来の民宿&食事処「海の丘倶楽部」。こちらの社長が個性派キャラなんです。「今朝は海越しに白山が見えてキレイやったぞぉー、うわーっはっは」と豪快な語り口。某ラジオ局の番組にレギュラー出演しているとかで、街中で見知らぬ人から「その話し方、さては海の丘倶楽部の社長さんですね」と話し掛けられるとか。す、すごい。

さて次は一気に珠洲へ。珠洲市街にある回転寿司店「廻るぞ大海鮮」では、ネタが乾くからと極力注文を聞いてから握るようにしているのだとか。「うれしい心遣いですね」と言うと「でもね、もっとたくさん寿司を廻せとおっしゃる方も…」。それって最近の回転寿司事情に逆行しているような…。でも確かに珠洲初の回転寿司店だから、地元客がもの珍しさゆえに「寿司がじゃんじゃん廻ってるのを眺めながら食べたいもんね〜」と言ったっておかしくない。それも一理あるし。スタッフがとっても気さくな方々で、楽しく取材させていただきました。

ラストは穴水駅前の「能登前幸寿し」。立派なホームページを持っていて魚介の通信販売もしているご主人ですが、「数年前までパソコンなんて触ったこともなかったんですよ」と聞いて仰天。なんでも石川県主催の研修会に通ってパソコンをマスターし、ネットショップのノウハウを学び、今では流行りのブログまで。いやはや脱帽です。ちなみに生ちらしをごちそうになったのですが、これが美味!ネタはもちろん、シャリが最高なんです。輪島市町野の農家に作ってもらっているとかで、目からウロコの旨さでした。


「能登はやさしや、土までも」。なんだか能登では、地元の人との距離がとても近く感じるんですよね。
〜by まきろん











アルペンルートは今年も雪だった! 平成16年10月26日(火)
〜27日(水)

高原バス
標高977m〜2450mへと走る高原バス

弥陀ヶ原
霧の中に吸い込まれていきそうな
弥陀ヶ原

美女平
老杉が茂る美女平


今年は富山・立山駅から出発!今回は、美女平、弥陀ヶ原、室堂の散策ルートの撮影で、人物がいた方がいいということで林を同行。しかも、室堂のホテル立山で1泊ということにした。金沢から高速を飛ばしていると天気は曇り。それが立山駅や美女平では雨。これじゃ撮影はできないと、まずは室堂まで直行することにし高原バスに乗り込んだ。ところが2000mを超えたあたりから霙(みぞれ)に、そしてついには雪に変った。

標高2450mの室堂では吹雪になり、視界は4〜5m。撮影は無理だが時間はある。「よし!みくりが池温泉まで歩いて風呂に入ろう!」。二人は合羽を着込み、視界の悪い横なぐりの吹雪の中を5cm程度の積雪を踏みしめ、キャーキャー悲鳴をあげながら進んだ。気が付くと、すぐ横はみくりが池の水面。風に押されて何度落ちそうになったことか。とりあえず無事到着し、冷えた体を温泉でゆっくりと温めた。この温泉がことのほかよく、湯上り後でも体中から硫黄の匂いが離れないほどだ。しばらく休んだあとは再び魔の雪の中へと突進し、その後は、外の天気が嘘のようなリッチなホテルで優雅なひと時を過ごした。

翌日、室堂は10cmの積雪とガスで何も見えず、散策は断念。弥陀ヶ原の状況をホテルの人に聞くと、雪はないとのこと。ならと標高2000mの弥陀ヶ原に向かったものの、着いたら雪だらけ。視界もガスが流れ込み最悪。雪の中をしばらく散策するも、視界の悪さでまたもや断念。最後の望みをかけ、次は標高1000mの美女平にたどり着いた。曇り空だが、やっと何とか撮影できそうだ。遊歩道を歩くと自然解説板があり、この森に棲む動物・熊とある。ン!?。二人は足早に歩き、無事終了。この2日間、何だったんでしょうね。

From 山のビールは旨い!










加賀百万石の老舗料亭 平成16年5月

つば甚
加賀藩のお抱え鍔師が
開いた 「つば甚」
床の間に刀の鍔をあしらっています

金城楼の美しい料理の数々
金城楼の美しい料理の数々。
輪島塗や九谷焼など、器にも心配り

食いだおれの街というと大阪が有名ですが、実はここ金沢も知る人ぞ知る食いだおれの街。他の街に比べると、人口に対する飲食店の数は相当多いような気がします。しかも、魚も米も野菜も水もうまいとくれば、金沢市民の舌が肥えるのは言うまでもありません。
そんな美食の街金沢を象徴するのが、料亭。今回は、旅行雑誌の仕事で金沢を代表する老舗料亭を何軒か取材してきました。
寺町の高台にある「つば甚」の創業は宝暦2(1752)年。加賀藩主をはじめ、数多くの文人墨客が訪れたという由緒ある料亭で、館内にはそこかしこに歴史が刻まれていました。松尾芭蕉が泊まった部屋とか、伊藤博文の墨跡なんてのが、本当にさりげなくそこにある。そういったことが特別ではない、というところ に、金沢の料亭文化の真髄を見たような気がします。
橋場町の「金城楼」も金沢を代表する老舗として知られています。総支配人がこんなことを話してくれました。「花、掛軸、庭の眺め、料理、どれもお客様に合 わせて、そのお客様のためだけに用意するもの。どんな要望にも応えます。それが私たちの務めでもあり、喜びでもありますから」。そういえば、先日、結婚情報誌の取材で、金沢らしい雰囲気に憧れて「つば甚」で披露宴をしたカップルに出会いました。「私たちへのきめ細かな気遣いが、とてもうれしかった」とふたり。
そう、洗練された料理だけでなく雰囲気、しつらい、もてなしまですべてが堪能できるのが料亭。それをさりげなく提供して、敷居も決して高く感じさせな い。そんな懐の深さは、やはり長い歴史や伝統に培われてきたものなのでしょうね。

From まきろん










最近の北陸ブライダル事情 平成16年2月23日(日)
〜25日(火)

マリッジリング
マリッジリングには
皆さんこだわりがあるようです
今回の取材は、ブライダル情報誌「ゼクシィ」。そろそろケッコンしよっかな〜なんて思ってるカップルたちから、絶大な支持を集めている人気雑誌であります。
AVANCERが担当したのは結婚費用のページ。幸せいっぱいのふたりがまず最初に直面する厳しい現実問題ですね。今回の特集記事は、結納から結婚式、ハネムーンまで4組のカップルが実際にいくら使ったのかを詳しく紹介するもの。というわけで、富山、石川、福井を実際に取材してきました。結果から言うと、400万とか500万とか、なかには900万とか、北陸の結婚式はやはり豪勢なようです。だからと言って、貯金がないふたりは結婚できないのかというと、ありがたいことに親の援助が多いのも北陸の特徴。しかもご祝儀だってあるんですから。今回の4人も自分たちの貯金と合わせて上手にやりくりしていました。
結婚式はもちろんそうですが、こんな男の人っていいなあと思ったのは指輪の選び方。彼がダイヤモンドについて一生懸命勉強して買ってくれた1粒をもとに彼女がデザインしたとか、ふたりで選んだ結婚指輪と色違いになったものを、彼が後日セットリングとしてプレゼントしてくれたとか。
面倒くさがらずに、いろいろと気を遣ったり一緒に考えてくれる男の人っていいですねー。女の子のマリッジブルーは、「なんで全部私任せなのよ!」とか「こんなに頼りなくていいのかしら」っていうイライラが発端だっていうし。そりゃあんたの好みだろ、と言われそうですが、そんなことをしみじみ実感した日でありました。

From マメな男性希望の28歳独身まきろん










奥能登の心の宿「さんなみ」 平成15年12月11日(木)

宇出津港の新鮮魚介
宇出津港の新鮮魚介は
信じられないくらいプリプリ




「さんなみ」の露天風呂
この風景を贅沢といわずして何という

「郷土料理の宿さんなみ」は、海を見下ろす高台に建つ、それはそれは素朴で温かな宿。今回の取材は「体験ができる宿」ということで、柚子狩りを体験させていただきました。
柚子畑は宿から数百メートル。「岡山の知人に送るから」と取材ついでに柚子を収穫してゆくご主人の笑顔は、豊かな恵みをおすそわけすることに心から幸せを感じているよう。ちなみに自分でとった柚子は、そのまま宿の露天風呂に浮かべて楽しめます。その露天風呂は、これまた海を見渡す絶景ポジションに設けられているのですが 、なんとそれが基礎工事から配管、脱衣場、浴槽にいたるまですべてご主人の手作り!なんでもご夫妻は無類の秘湯マニアらしく、旅行に出かけては1日7〜8箇所の温泉を巡るのはザラだとか。ふやけます。それで、納得のいく風呂を自分とこにも造っちゃおう、ということで相当こだわったようです。

こだわりは風呂だけではありません。ここにやって来るお客さんのほとんどは宿の料理目当てだそう。基本は自家製食材。取材当日もテラスに「かつおぶし」と「柿の皮」が干してありました。柿の皮は漬物などに利用するそうですが、かつおぶしまで自家製だとは。そして、この宿で幸せなひとときを過ごせるのは1日3組限定。ほがらかなご夫妻と、囲炉裏を囲んで語り合うのも楽しそうですね。

From まきろん

郷土料理の宿さんなみ TEL:0768-62-3000  http://www.noto.ne.jp/sannami/










初冬の京都を撮影 平成15年12月7日(日)

宇出津港の新鮮魚介
絶対食べてほしいあぶり餅


「さんなみ」の露天風呂
梨木神社にて。 なぜか
御神木「愛の木」が後方に写ってる・・・

毎年1−2回は京都の取材があり、のべ5−6日行ってくる。今回は撮影のみだったが、いつものようなハードさは変わらず。嵐山の大覚寺を手始めに、釈迦堂(清涼寺)、あぶり餅の大文字屋、嵐山古都芋本舗、湯豆腐料理の嵯峨野乃里へ。ここから金閣寺近くの堂本印象美術館へ、さらに相国寺、御苑を抜けて梨木神社、そして京都市動物園、南禅寺、水路閣、京都菓匠清閑院へと足を運んだ。帰りはいつものように祇園に立ち寄り、適当な店を見つけて一杯飲んで、サンダーバードで帰路についた。

食のおすすめは、嵐山の釈迦堂(清涼寺)境内にある「大文字屋のあぶり餅」。親指大の餅を串に刺して炭火であぶり、最後にからませる甘辛い白味噌のたれが何とも言えないのだ。京都に行ったらぜひお試しを。ちなみにあぶり餅は、今宮神社門前の一文字和助も有名。嵯峨野の湯豆腐の店「嵯峨野乃里」もなかなか。プライベートで入った祇園のフレンチ「ぎおん萬養軒」は茶屋を利用した雰囲気やサービスは良かったが、8000円であれなら金沢の方が美味しかったかな・・・。

From〜どうしても食べ物に話題がいく沖











NHK朝ドラ「さくら」でのフィーバー
今なおやまず古川町
平成15年11月24日(月)
振替休日

瀬戸川
冬場は雪を捨てるため
鯉は一時避難する(瀬戸川)


こまい
後ろの木工小物は販売もしている
(こまい)


いなほ
富山から仕入れる造り。
なんとこの日はコバンザメの刺身
(いなほ)


毎年取材に訪れている岐阜県古川町。平成16年2月には神岡町、河合村、宮村と合併し『飛騨市』となるため、町役場は大忙し。町中では合併問題では静かだったが、とにかく観光客が多い。一昨年はちょうどさくらのロケとぶつかり、その横を擦り抜けてひんしゅくをかった。オンエアされた昨年は団体ツアーが右往左往で、私の取材・撮影先でも人がひくのを待ったもの。今年は、その波が少し穏やかになった程度で、いまだ人の波が押し寄せていた。さくらが下宿をしていたという設定の和ろうそく店は黒山の人だかりで、やっと撮影。現在7代目主人は話好きで、さくらの撮影のウラ話などかなり長く熱く語ってくれた。

古川のみどころは、白壁土蔵が続く小道で、道に沿って幅1m余りの瀬戸川が流れロマンチック。川には大きな錦鯉が数百匹も泳ぎ風情を添えている。大きな起こし太鼓が鳴り響く飛騨古川祭りもいいが、「飛騨古川まつり会館」では太鼓や屋台の展示、さらには映像でも見られ、一年中OK。また、奈良の神社仏閣の建立に携わったという飛騨の匠たち、古川大工の技を紹介する「飛騨の匠文化館」も見逃せない。
オススメのカフェは本光寺前にある「こまい」。なんと金沢「ワイー」のコーヒー豆を使用。自家製のケーキとの相性もピッタリで、家具職人でもあるご主人作のテーブルや椅子でゆったりとくつろげる。食事処は、和なら御箸処「いなほ」、洋ならフレンチの「ラ・ムサシ」、飛騨牛なら西洋膳処「まえだ」。詳しくは「るるぶ飛騨高山」で。 みやげには「飛騨絵馬」を。玄関先に貼ると幸運が入り込んでくるというもので、古川には女性の飛騨絵馬作家山口さんが在住している。逆向きに貼ると幸運が逃げるので、貼り方を間違えないように。

From 〜5年ぶりにカゼをひいた沖











人情の町、郡上八幡 平成15年11月7日(金)
町並み
用水に沿ったやなか水のこみち


人力車
人力車で町巡りはいかが?
今回取材に出かけたのは、名水と郡上おどりの城下町、郡上八幡です。
この町を訪れるのは初めてではありませんでしたが、じっくりと町歩きをするのは今回が初。これまでの印象といえば、やたら道が狭くてくねくねしててぱっとしない町、というのが正直なところ(失礼!)けれども今回は、そんな印象を吹き飛ばすようなステキな出会いがたくさんありました。

行く先々で会う人たちに共通していたのは、笑顔と温かさ。人力車のお兄さんや、観光協会のお姉さん、うなぎ屋の主人。みんな、何故か相手をほっとさせるものを持っている。なんだろう。町を歩きながらずっとそれを考えていました。
「田舎だからねぇー」なんて誰もが口々に言っていたけれど、多分それだけじゃない。もちろん歴史や気候、地理的要因もあるだろうけど、私は豊かな水がそうさせるんじゃないかなーと、ある時ふと思ったのです。美しい水がふんだんにあって、争うこともない。町の中を流れる用水から、心地よい水音が聞こえる。
そんな環境が、郡上八幡の人を優しくしたんじゃないかなぁ、と。時代は変わっても、きっとその心が土地に染みついているんだろうなぁ。なんだかすがすがしい気分を感じた取材でした。

From マキろん










アルペンルートは雪と霧だった! 平成15年10月15日(水)
岩魚そば
そばはおいしかったのだが・・・




黒部湖の遊覧船
黒部湖の遊覧船も雨の中乗船した
早朝4時に出発。目指すは立山黒部アルペンルートだが、取材の担当区域は長野県大町の扇沢〜黒部ダム〜黒部平まで。よって朝早く金沢を出発し、北陸自動車道をぶっ飛ばして扇沢に7時着。天気は一部青空も見えるが、予報では曇り時々雨だ。
まず、最初の取材が扇沢レストラン。突然の申し込みにもかかわらず快くOKをいただき、コーヒーを飲みながらお話しを。さらに、そばがおいしいということなので、岩魚そばを撮影。「食べててってね」という言葉に、「はい!いただきます」の即答。朝食がまだだったので、そのありがたい言葉とそばが五臓六腑に染みわたり、満足のスタートだった。

ところが・・・。トロリーバスで15分、黒部ダムに到着し200段余りの階段を上り展望台に着くと、吹きっさらしの寒さが全身を襲う。小雨もパラパラ降ってくる。しかも、黒部ダムからさらに標高2450mの室堂へ向かうと、そこは霧と雪の世界。一寸先も見えない状態だ。室堂には『中高年の女性の行方不明者が続出』という看板も出されており、見た途端くるりときびすを返す自分がいました(笑っていいところですよ)。
山の天気は本当に分からないもの。みなさんも気を付けて。


From 〜パチンコと晩酌と仕事に明け暮れる輩










富山のキトキトグルメは最高! 平成15年10月15日〜17日
富寿司
富寿司にて。富山湾の獲れたて魚介はピカイチ!



カニの刺身&海の幸
これが満更のカニの刺身&海の幸オールスターズ
富山に行ってきました!今回は「るるぶ富山」の取材です。3日で30軒まわる強行軍でしたが、なにしろグルメの宝庫、富山ですもの。つらいとか苦しいとか言ってられません!ヨダレをおさえつつ、鼻歌交じりで出発したワケです。というわけで、これは取材日記というよりも、グルメ三昧日記ですな。

まず10月15日は、小杉町の洋食屋さん「いしくろ亭」で、わらじのような巨大ハンバーグを完食。肉汁じゅわっ!これは感動です。16日は、下村の「花ぐるま」でエビ付き豪華オムライスをペロリ。黒部の「富寿司」では、キトキトの寿司をたらふくご馳走に。う〜ん、満足。さて最終日も勢いは止まりませんですわよ。魚津の「満更」では、カニの刺身に感涙。魚津駅前のイタリア料理店「パストラーレ」でもエビがどかーんとのったパスタに拍手!メインは取材と撮影なんだけど、料理を目の前にすると気もそぞろになるんだよねー(社長ごめんなさい)。さて、次はどこのグルメかなー。うふふ。

From〜マキ