温泉＆グルメ ＞ おすすめ！立ち寄り湯

	黒部峡谷の秘湯 ねぶた温泉 白山温泉郷 一里野高原ホテル 温泉センター 天領 湯の平温泉 越前温泉露天風呂 漁火

越前温泉露天風呂 漁火
	行ってきました、「越前温泉露天風呂漁火」へ！越前海岸にある漁火は、おそらく北陸でも有数の人気立ち寄り湯だと思われます。私は近くに取材に行く度にアタックしたのですが、毎回駐車場からあふれ出るように停まる大量の車を見て、しょんぼりと断念してきたのです･･･。波打ち際ぎりぎりの露天風呂があるとくれば、そりゃ人気も出ますわな。 そこで「とても良いんだけど、いつも混んでて入れなーい」という声が届いたのかどうか、漁火は平成16年春に「アクティブハウス越前」に併設する形で移転リニューアル。しかも海の眺めはそのまま。イカす！ 浴場は男女別に２つあり、それぞれ一面ガラス張りで眺めは上々。露天風呂への扉を開くと、まずその開放感に腰が引けます。こんな開放的なところに全裸で出ていいものかと一瞬考えます。すぐ目の前には日本海、遠くに越前岬も見えます。潮風が肌に心地よくて、つい長湯してしまいました。 ビバ！漁火！
TEL：0778-37-2360 営業時間：11時〜22時(土・日曜、祝日は10時〜) 定休日：火曜(祝日の場合は翌日、夏休み期間中は無休) 入浴料：500円 アクセス：北陸自動車道

湯の平温泉
	最近気付いたのですが、私、どうも山の温泉が好きみたい。というのも、30分でも1時間もふやけるまで入っているのは、必ずといっていいほど山あいの温泉なのです。 岐阜県ひるがの高原のそばに湧く「湯の平温泉」もそのひとつ。取材帰りに立ち寄って、雨がしとしと降るなか出たり入ったり。どうせ濡れるんだから雨も湯も一緒ですよね。泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、私好みのツルツル系。広々とした岩組みの露天風呂には浅め部分と深め部分があり、寝ころびスタイル、体育座りスタイルなど自由自在です。 ぬるめの湯に浸かって伸びていると、いつのまにか心地よくて口が開いてきます。そして眺めもなかなかいい！山に囲まれているので空気が清々しいし、湯船から首を伸ばして外を見ると、砂防工事でできたらしい滝も見えます。洗い場で地元のおばちゃんたちと仲良くなり、なんだか心も体もほんわか温まりました。
TEL：0575-72-6455 営業時間：10時〜21時30分 定休日：木曜 入浴料：500円 アクセス：東海北陸自動車道高鷲ICから3分

温泉センター 天領
	一里野高原ホテルに続き、白山温泉郷第２弾。白山麓にはけっこうたくさん温泉があるのですが、露天風呂がある所って意外と少ないんですよね。「冬は雪が積もって埋もれるからかな」などと勝手に想像してますが、熱狂的露天ファンの私としてはちょっぴりさみしい…。泉質はどこもいいんですけどね。 そんななか、ここ「温泉センター天領」は露天付き、温水プール付きというゴージャスな温泉施設。露天風呂は巨石を組んだ豪快な造りで、野生動物がひょっこり顔をのぞかせそうな野趣にあふれてます。しかもけっこう広くて打たせ湯あり緑ありと変化に富んだ造り。湯をばさばさとかき分けて、風呂の中をあちこち移動してみたりしました。 湯は一里野の奥にある岩間温泉から引いていて、肌触りはどちらかというと白山麓でよく出合うようなツルツルとした感じ。プールで遊びたい人は、水着を持って行きましょう。
TEL：0761-96-7846 営業時間：10〜22時 定休日：火曜(1〜2、8月は無休) 入浴料：700円 アクセス：金沢市街から国道157・360号で1時間

白山温泉郷　一里野高原ホテル
気持ちよく入れる女風呂の露天	自然あふれる白山麓は私の大好きなエリア。 背後に倉が岳、目の前に田園が広がる田舎で育った私が、15年間も名古屋のど真ん中で暮らしたものだから、土と緑の匂いがする自然が恋しくてよけい好きになった。 白山麓エリアには温泉が点在し、最近では『白山温泉郷』と銘打って全国にアピールしている。ここ一里野高原ホテルは、白山一里野高原の一角にあり、岩間温泉から引き湯した温泉が自慢だ。 平成１５年には風呂まわりを大改装。露天風呂、露天風呂付き客室、貸切露天風呂が完成した。浴場は立ち寄り湯が可能で、おすすめはなんといっても木をふんだんに使った露天風呂。杉の林に囲まれ、温泉浴と森林浴の両方を楽しみながらのんびり過ごせる。癒しの効果も抜群で、さらっとした湯が肌にここちいい。
TEL:0761-96-7141 外来入浴9時〜18時 入浴料金500円 無休 Ｐ４０台 一里野高原内、国道３６０号から２０ｍ入る

ねぶた温泉
	能登空港が開港して、活気づいている輪島。ねぶた温泉はそんな輪島のちょい街はずれにあります。海に面して建つ旅館「海游能登の庄」に併設の立ち寄り湯で、派手さはないけどとってもいいお湯です。 そもそも「ねぶた」って変な名前ですよね。その昔、イノシシが湯だまりにごろごろと寝ころんで傷を癒していたことがこの温泉の始まりみたいです。「寝豚」なんですね。 さて肝心の湯ですが、泉質はアルカリ性単純泉。この泉質は肌に良いことで知られてます。ここの湯はかなりPH値が高いとかで、湯に浸かったとたんにまとわりついてくるようなヌルツルした感触。小ぢんまりとした露天風呂も備えているので、大浴場と行ったり来たりしながらのんびりと温泉を堪能できます。飲用すると、体内が中性化して長生きできるとか。
TEL：0768-22-0213 営業時間：9〜22時 定休日：なし 入浴料：500円 アクセス：道の駅輪島ふらっと訪夢から奥能登観光開発バス曽々木行きで8分、ねぶた温泉下車 車の場合は、能登有料道路此木ICから輪島方面へ 輪島市内から国道249号で曽々木方面へ約4km

黒部峡谷の秘湯
祖母谷温泉の湯は 肌にまとわりつく感じ。 黒い！ 名剣温泉にて峡谷の風景を望む 黒薙の 大露天風呂は28畳の 広さらしい	宇奈月温泉からトロッコに乗ってゆく黒部峡谷は、温泉マニアには垂涎モノの秘湯の宝庫！ 今回は黒部峡谷に湧き出る温泉のうち、祖母谷、名剣、黒薙を紹介します。 私にとって良い温泉の条件は、まず第1に泉質。湯が良ければ、施設がボロかろうが混んでいようがさほど気になりません。かけ流しであればなおよし。第2に露天風呂の有無。これは大切なキーポイント。長湯できるかどうかはこれで決まります。黒部峡谷の秘湯はこれらを満たす温泉の中の温泉ですよ。ほんとに。 トロッコの終点、欅平駅から山道を歩くこと40分。祖母谷は訪れる人もまばらな穴場です。そばの河原からは湯けむりがあがり、真っ黒い湯が湧き出ています。そこから引湯する露天風呂は、板と簾で囲いをしただけの簡素なもの。で、今まで見たこともないような黒っぽい湯が浴槽を満たしています。しかもうす黒い湯の花…。湯は柔らかく濃い感触で、肌がみるみるうちにつるつるしてきます。 同じく欅平駅から徒歩10分の名剣温泉は、祖母谷温泉からの引湯。こちらは、峡谷を見下ろす絶景の岩組露天風呂が気持ちいい！ 駅から近いこともあり、入浴客は比較的多めです。 宇奈月に近い黒薙駅にも、いいお湯はあります。薄暗く狭いトンネルをびくびくしながら進んだ先に、河原に造られたデカイ露天風呂が出現。混浴ですが水着OKです。自然の巨石を生かした風呂が周囲の景色に溶け込んで、猿が一緒に入浴してても全然不自然じゃない感じ。無色透明でつるりとしていて、かなり肌にいいとみました。宇奈月温泉は、ここから湯を引いています。 トロッコに乗って祖母谷から黒薙まで湯めぐりした後は、肌がつるっつるになっていました。これだけ湯量豊富で湧きっぱなし流れっぱなしの湯が楽しめるのは、本当にうれしいことです。 なお、ここで紹介した温泉のすべてが冬期休業なのでご注意を。
祖母谷温泉／TEL 0765-62-1038　入浴料500円　10〜16時 黒部峡谷鉄道欅平駅から徒歩40分 名剣温泉／TEL 0765-52-1355　入浴料600円　10〜16時　欅平駅から徒歩10分 黒薙温泉／TEL 0765-62-1820　入浴料500円　早朝〜21時　黒薙駅から徒歩15分