|
授業分析で向山型算数を目指す 第1回 テープ起こしをすることで訪れた大きな変化 TOSS加賀 岩田史朗 |
向山型算数MLに3分間の授業分析を発信してから5ヶ月が経つ。
現在までに51回発信した。
次ぎに示すのは記念すべき1回目の分析である。
|
【0秒】 |
次に示すのは51回目の分析である。
|
【0秒】 |
||
|
C 書けました。 (後略) |
||
|
1回目の分析と51回目の授業で大きく変わったことがある。 それは、
ことである。 1回目は日付を書かせるだけで1分以上かかっている。問題に入るのは、2分以上たった後であった。 51回目ではどうか。 なんと開始9秒で問題に突入している。この変化は大きい。 向山型算数のキーワードの一つとして「待たない」は有名である。 向山型算数を学び、「待たない」ことは知っていた。 しかし、実際の授業ではどうか。 待っているのである。それも思いっきり待っているのである。 テープ起こしは自分の授業をありのまま再現してくれる。 テープ起こしをすることでようやく「待たない」を意識することができたのだ。 そして、テープ起こしを続けることで、少しづつ「待たない」ことができるようになったのだ。 授業分析は正直言って苦しい。 テープはすぐにたまってしまう。 しかし、それだけに力になる。 今回1回目と51回目を比べてみてあらためてそう思った。 授業分析の1回目を発信したとき、鹿児島の有村先生が教えてくださった向山先生の言葉である。
この言葉を胸に授業分析を続けたい。
|