徳島市 瀧下 和代さん(35)
新入学の季節、新一年生を持つ徳島市生活
と健康を守る会津円分会の瀧下和代さんに、
今の心境や就学擾助をうけての思い、教育行
政への注文などを語ってもらいました。
「給食が楽しみ」と
いう元気な新一年生の
竜矢君。お兄ちゃんの
竜太君 (六年) とお
姉ちゃんの朋代ちゃん
(四年)と一緒に、毎
日通学しています。
お母さんの瀧下和代
さんは、「幼稚園の送
り迎えから解放され
て、うれしいような寂
しいような感じです。
幼稚園から一緒のお友
だちも多く、あまり心
配していません。ただ
『自分一人でやれるか
な』 『いじめっ子やい
じめられっ子にならな
いか』 と少し心配で
す」。
3人で給食費など毎月2万円
「就学援助」で大助かり
瀧下さんのところで
は、上の子が入学する
ときから就学援助を受
けています。「入学時
にはランドセル代、文
房具代、制服代もかか
り、そのうえ毎月学校
に納めるお金は、給食
費をふくめ一人六千円
〜七千円。二人分でも
大変でした。今度は三
人分になるので、もっ
と大変。就学援助は本
当に助かります」。
そんな和代さんも就
学援助については、「最
初はお金が返ってくる
ということだけで、制
度の内容は知りません
でした。学校で配られ
る『お知らせ』では ″貧
困・失業が対象″ と書
かれており、これでは
申請しようと思わない
でしょう。生活と健康
を守る会に入り、『教
育の機会均等や、義務
教育の無償』のこと、
政治が暮らしにかかわ
っていることなども先
輩から学べ、勉強にな
っています」。
和代さんは、津田分
会のアップル班の班
長。班の仲間はみな、
三人の子持ちの同世代
です。おしゃべり班会
をしたり、会のスポー
ツ大会へも、親子みん
なで参加、秋にはみか
ん狩りも楽しむなど、
家族同士のつきあいを
しています。
点検運動でプールなど修繕
先生との交流もしたい
津田分会には「教育
部会」があり、今まで
学絞の施設の「点検運
動」をやってきました。
子どもたちの声を聞
き、学校や教育委員会
に申し入れ、特別教室
の改修やプールの修繕
などを実現していまし
た。三月に、林 京己さ
ん (38)と瀧下さんの
二人が部長になりまし
た。「現場の先生との
交流もしてみたいし、
がんばります」とはり
きっています。
和代さんは「竜矢に
は、『先生は一回しか
話をしないのだから、
よく聞くように』と言
っていますが、詰め込
み教育でなく、子ども
の声に耳を傾け、希望
はぐくむ教育にしてほ
しい。津田小は一学級
三十五〜三十八人だけ
ど、一クラスの人数を
減らして。テレビで二
十五人の学級の子ども
たちを見て、うらやま
しかった。それらの実
現のためにも、いっせ
い地方選挙が大切です
ね」と話しています。
(藤原 肇通信員)
就学援助制度とは
「義路教育は無償」
とした憲法二十六条と
教育関連法にもとづい
て、小中学生のいる家
庭に、学用品費や入学
準備金(新入学児童生
徒学用品等)、給食費、
医療費などを給付する
制度。
くわしくはもよりの
生活と健康を守る会
へ。
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