役員中心の運営かえ解決へ
宮城・石巻
宮城県の石巻生活と健康を守る会では、なぜ読者や会員が減るのかを6月の幹事会で討論し、6・7月ふやしつづけ、この勢いで8月もとがんばっています。
「石巻生健会は、生活保護をはじめ多くの〃私の要求運動〃 では成果をあげ、よいことをしているのに、なぜ読者や会員が減るのか? この不思議を解決しなければ、いつまでも前進しない」と、6月の幹事会で討論しました。その中で、「班や読者、会員を 〃主人公〃 にしないで、何をするにも役員中心の運営が長年続き、頭でっかちになっている」ことに気づきました。
この討論を契機に、数は少ないものの会員の協力を得て、6月宮城県母親大会を成功させ、石巻で行われた県生連総会にも、大きく貢献できました。
「受給証」実現を宣伝班ががんばりふやす
宮城県では9月から、生活保護受給者が休日・夜間・緊急時に病院窓口で保険証のように使える「受給証」の交付が実現。6月27日に事務所で、その説明会を開きました。会員外1人をふくむ21人が参加し、その場で入会。その後2世帯が再入会、2班でも成果をあげ、6月は久しぶりにマイナスのない7世帯7部の増となりました。
7月は、新栄班が法律相談・遺族年金の相談、さらに班会に誘って、ひまわり班が入院中の人に声をかけて、穀町班は会社同僚のサラ金・クレジットの相談で、羽黒班は班長が肉離れで松葉杖をつきながら事務所に対象者を誘って、こすもす班は生活保護受給者が友だちにすすめてなど、班ががんばり10世帯13部の増でした。
7月15日は、会員の協力をえて、午前10時から9つの公営住宅団地で集中宣伝を展開。岡崎丞吉さんはワゴン車を自ら運転し、奥さんも参加するなど合計10人が、久しぶりに赤と黄色の生健会旗をなびかせ、本格的な音のでる宣伝をしました。
大会目標やりあげよう国保税署名を前面に
安達よね子さん(82)が「今日はうれしい話をもってきました。みなさんから署名のご協力をいただいて、9月から生活保護世帯に『医療証』がでるようになりました」とマイクで呼びかけると、どの団地でも外に出てきたり、窓を開けて聞いている人の姿が目立ちました。
ビラ1、500枚も手分けして、全戸に配布しました。「何よりも、会員がよって来て励ましてくれたのが印象的」「また、みんなでやりたいね」と、宣伝行動は大好評。
会全体が活気づき、8月前半は3世帯3部の成果。7月市議会で国民健康保険税の値上げが決まり、お盆明けから9月議会に向けた請願署名を前面にすえ、大会目標をやりあげるためにがんばっています。
(安達よね子・亀山 仲 通信員)