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今月の主張
忘年会班会などで要求を出し合い国と地方自治体の予算編成へ
- (97年12月7日付「守る新聞」)
十二月は大事な月
です。一年を締めく
くるだけでなく、く
る年の発足ともなる
からです。その代表
的なものが、国民生
活を左右する国と地
方自治体の来年度予
算案です。
国は今月の二十五
日前後に政府予算案
をきめこ月下旬から
の通常国会に出して
きます。都道府県・市
町村・東京23区の自
治体予算案は、政府
予算案に呼応
して十二
月から一・
二月にかけて
編成し、
三月地方議
会にかけられます。
来年度予鼻案で今
までと違う点は、政
府や自治体当局が
「財政構造改革法」
(財革法)にもとづい
て社会保障や教育、
公営住宅など低所得
者・国民の暮らしに
欠かせない予算をバ
ッサリと削ってくる
ことです。
ここで大事な問題
は、財革法の成立を
今後のたたかいとの
関連でどう見るかで
す。予算の編成は財
革法でなく財政法に
基づくのが基本であ
り、国会の承認なし
に実施できません。
社会保障や教育、公
営住宅などの新たな
改悪も財革法ではな
く、各制度の法律を
国会で変えることな
しにはできません。
したがって、各制度
の根こそぎ改悪をは
ねかえすたたかいの
本番はこれからで、
今月の予算編成から
一月以降の通常国会
へと展開していくこ
とになります。
今月は、年末年始
や厳しい寒
さ、三月の
年度替わり
に向けての
税申告や入
進学など会
員・読者、まわりの
人びとにとって切実
な要求が表面化する
時期です。会費や紙
誌代がとどこおって
いる会員や読者にと
っては、年越しした
くない思いです。
こうした状況のも
とで全生連・生活と
健康を守る会は「私
の要求]をもとに、忘
年会をふくむ班会・
班活動を活発に予算
要求の実現にとりく
んでいます。同時に、
会員・読者ふやしの
年内目標の達成と班
づくりをすすめてい
ます。特に年越しに
欠かせない集金など
の財政活動に、会員
などを訪問しながら
力を入れています。
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