乳量データの統計解析よる個体能力の検定を行っています。各個体の生産成績を詳しく調べることができます。
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右のグラフはS牧場の検定終了牛の305日推定実乳量の相関を示すグラフです。305日乳量、乾物給与量、TDN給与量、CP給与量、NFC給与量、給与飼料合計金額について90日、200日、305日、1乳期の推定量を各個体ごとに調べることができます。
X軸にマツダ牛群管理サービスの推定値、Y軸に家畜改良事業団の推定値をとってXYグラフで両者の相関をとってみたところ、Y=1.027X 相関係数=0.955が得られました。このことから、両者の推定値が近似していることがわかります。
検定事業を受けておられない牧場でも個体能力を数値で客観的に、且つ正確に知ることができます。毎月の乳量データ資産を最大限に活用できます。
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個体の能力評価を産乳量だけでなく飼料費・給与成分量を含めておこない、個体のコストパフォーマンスをより正確に把握できます。
出力例) 305日の検定実乳量が10677Kgの牛の場合 |
N牧場286号牛の推定値(マツダ牛群管理サービス独自の推定値)
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搾乳日数
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推定実乳量(Kg)
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総購入飼料費
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DM給与量(Kg)
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TDN給与量(Kg)
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NEL給与量(Mcal)
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CP給与量(Kg)
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NFC給与量(Kg)
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30
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856
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\23,153
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508
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369
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874
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87
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184
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60
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2305
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\63,598
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1371
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999
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2354
|
235
|
483
|
90
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3667
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\103,056
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2184
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1594
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3737
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376
|
748
|
150
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5816
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\166,626
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3455
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2525
|
5867
|
603
|
1133
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200
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7474
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\211,700
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4429
|
3228
|
7476
|
774
|
1438
|
305
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10677
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\288,800
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6526
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4686
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10891
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1110
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2115
|
365
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11883
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\322,165
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7601
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5399
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12591
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1268
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2434
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404
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12580
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\344,567
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8272
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5835
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13640
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1367
|
2630
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*
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生乳1Kgあたり購入飼料費
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\27.4
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DM1Kgあたり生産乳量
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1.5
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TDN1Kgあたり生産乳量
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2.2
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* |
NEL1Mcalあたり生産乳量
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0.9
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CP1Kgあたり生産乳量
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9.2
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NFC1Kgあたり生産乳量
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4.8
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この牛を例にとると1乳期(404日)でTDNが5835Kg(トウモロコシ換算で約6600Kg)、CPが1367Kg(大豆粕換算で約2700Kg)、NFCが2630Kg(大麦圧ペン換算で約3100Kg)給与されています。高泌乳牛には、このような大量の栄養を処理する能力が要求されますが、特に牛の肝機能が疲弊しないような飼養管理が必要です。
その他個体ごとに飼料費差引所得率、泌乳持続性、乳飼比を出力できます。
牛群の能力検定も行っています。
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