PC9821Xt16について
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 定価68万円が51万円と言われて思わず飛びついたマシン(もちろんDisplay無)
 グラフィックカードにマトロックスのミレニアムを積んでいます。さすがマトロックス!同じNECでもValueStarやMateについているSisやTridentと違って発色が非常にきれいです。
 オンボードでSCSIを持っている珍しい機械ですが(Adaptec 2920相当)内部にはSCSI機器を1台も持っていないんです(IDEのHD(1.6G)とx6のCD−ROM)。拡張性はぴかいちで、PCI3本、Cバス5本持っていました。

 

 まず購入してやったことは、インターネットへの接続です。それまでのマシンではパソコン通信までで、とてもインターネットへの高速通信なぞできるわけもなく、モデム(MicroCORE28.8kb)を先に購入してXtの到着を待ちました。
 ところがインターネットの設定をしてもどうにもつながりません???プロバイダーに問い合わせFAXで設定を細かく図解したものを送ってもらいましたがだめでした。
 電話回線を使うため電話しながら接続の確認もできず必要事項を事細かにメモして、再度プロバイダと電話でやりとりをすると、XtではRSー232Cのser???.dllファイルではtaimuoutで接続できないとのことで、Niftyでdownloadして下さいとのことでした。
 NiftyのIDなんか持っているわけもなくプロバイダの所(会社)まできたらコピーしてあげますよと言われたが、なかなか暇もなくどうしようか考えていたら、職場でValueStarを同時期に購入した人のマシンではインターネットできたというのです。それならそこからファイルをもらってくればいいではないか、・・・無事インターネットに接続できました。

 

 インターネットに接続できるようになるといろいろな情報が入手できるようになります。おかげでしばらく寝不足と戦いながら仕事をするようになりました。
 しかし1ヶ月が過ぎるともうびっくり!!電話代がいきなり数万円のup!!さすがに反省して1日のインターネットサーフィンは3時間までにしようと決めました(それでも月2万位)。しかし時がたつと訪れるサイトもだいたい決まってきて、電話代もそれほどかからなくなりました(月1万円弱)。
 

 

  購入して1ヶ月ごろHDDから異音がするようになり、ある日突然起動しなくなりました。Win95起動ディスクで立ち上げてもHDDを認識せず。こりゃ壊れたなと販売店に持って行き修理しました。2週間ほどで帰ってきましたがOSのインストールは自分でして下さいとのこと、プリインストールマシンをOS等すべてつけて修理に出したのだから初期状態にして返して欲しいものです。
 OSのインストールもいい勉強になりましたが、当てるpatchの多いこと、多いこと。いろいろな所のファイルを書き換えたりしなければなりませんでした。ちなみにValueStarの場合ソフトウエアもプリインストールされているのでもっと大変です。
 この後レジストリをいじるのにはまり、1年で数十回のWin95をインストールすることになりました。またそのせいなのかわかりませんが、1年がすぎる頃にはHDDを3回もかえる(初期不良による無償交換)はめになりIDEのHDDへの信頼性はまったくなくなりました。 

 

  OSのインストールも楽にこなせるようにもなったので、HDDの換装を計画しました。標準は1.6G思い切って4G位のものにするかとDOS/Vのお店に出かけたのですが(当時はDOS/V shopは暗くて入りがたい雰囲気を持ったお宅の世界と思っていました。)、そこでIDEにしようか・・・SCSIにしようか(NEC純正だと1Gで10万円でした)・・・結局IDEの信頼性がいま3だったこともありSCSIにしました(IBM DCAS4330U 値切って5万円、消費税込み)。家に帰ってさあ取り付け、ところがコネクタ形状が合いません。
 XtにSCSIを増設する場合増設ケーブルが必要でした(50ピンのメス−−オス、通常のフラットケーブルはオスしか付いていません)とりあえずマザーボードから直に通常のフラットケーブルで接続しましたがこれでは外付けの機器がつなげられません。店の人に相談するとそんな形状のケーブルが販売されているとのこと、値段も手頃で(960円安い)そく注文、コネクターも自分で増設して無事外部機器もつなげられるようになりました。HDDを交換してまず感じたことは、ソフトが軽快に動くようになったことです。HDbenchで2〜3MB/sくらいしかでなかったIDEから6MB/s出るSCSIに換えれば快適に動きます。
 

 

 インターネットで調べていると、ALL SCSIにするとMMXpentiumが乗るらしいとのことがわかって、これに挑戦することにしました。HDDはもうSCSIだからCD−ROMをSCSIにすればいいので簡単です。I/Oデータの8倍速、中身をとりだしジャンパーでIDを決めたら簡単に取り付けです。Xtはタワー型なので中が広くて作業性だけは良好です(重いのが玉に瑕)。
 ALL SCSIにしてIDEを切り離すと、機械の動きが非常に早く感じます。どうもNECはIDEが足を引っ張っていたみたいです。これだけサクサク動くのなら別にMMX乗せなくてもイイヤということでしばらくこのまま使用することにしました。不満が出たらそこを改善すればいいことですし。
 メモリも128MB積んでいますからWin95程度でしたら十分すぎます。
 この環境での不具合は、10回に1回くらいメモリサムチェックエラーが出ること位です。このくらいは保証外の使用をしているから許容範囲でしょう。

 

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