2009年 5月
 


   

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

5月20日

 6時過ぎにはおりんさんを起こし、朝ごはん(コーンフレークとウィンナーシチュー)を食べさせて、病院出発準備。
 後頭部を3針縫った傷口の抜糸の日。
 7時半前に出発するも、渋谷で高速乗ったあたりで、ふと忘れ物を思い出す。
 「診察券忘れた!」
 「ええ、パパまた忘れ物? どうするの?」
 「取りに帰ろう!」
 と、いうわけで、いったん高速に乗ったにもかかわらず、降りて自宅へ。
 妻が玄関に保険証と診察券をおいといてくれたおかげで、そのまま車に乗り込んで、日赤医療センターへ。
 こないだと同様に、一階で受付をして、二階の脳外科外来へ。
 心配した秘書も駆けつけてくれて、抜糸にびびっていたおりんさんもちょっと安堵の様子。
 しかし。
 傷口のかさぶたを取ったときに、抜糸跡が少し開いたそうで、細い絆創膏でまたくっつける羽目に。
 まるでついてないおりんさんだ・・・・
 来週月曜日に、また傷口を診せに来なけりゃならなくなったのであった。

 「でもね、先生がね、組体操はしても良いんだって!」
 と、来週の運動会に向けて、組体操にこだわるおりんさん。
 「パパ、観に来てくれるでしょ?」
 「6年生だからね、小学校最後の運動会だからね、必ず行くよ! 日程調整してるからね。 晴れるといいなぁ!」
 「やった〜〜! あたしプラカード係なんだ!」
 「よっしゃ、ちゃんと応援しに行くからね!」
 と、お約束。
 秘書と一緒に小学校の玄関までおりんさんをお見送りし、急いで国会へ。

5月19日

 「朝ごはんは?」
 と、聞くと、
 「コーンフレークがいい!」
 と、いうので、台所の棚を開けてコーンフレーク準備!
 こりゃ簡単だ!
 まだ、傷口が痛いというので、シャワーも浴びることは出来ず、濡れタオルで、髪の毛とおりんさんの身体を拭く。
 こら、くすぐったがってる場合じゃないっちゅうの!

5月15日

 5時起床。
 頭を横にして寝ているおりんさんの様子を見ると、後頭部の心配はなさそうだ。
 ママが作ってくれたおにぎりを持って、7時半には自宅出発!

 10分後には、日赤医療センター外来へ。
 1階受付で脳外科外来受診の手続をし、2階へ。
 待合室で1時間以上待たされる。
 暇なので、血圧計で計る。
 パパは、122−78、心拍数は50。
 おりんさんは、99−48、心拍数は95。
 へぇぇぇ。
 大人と子どもはこんなに違うんだ、とびっくり。
 心拍数なんて俺の倍だもんなぁ。
 ようやく名前を呼ばれて、診療室へ。
 傷口チェックし、消毒して、終わり。
 「ハイ、大丈夫ですね。 今晩からお風呂に入ってもイイですよ! 体育の授業も出ていいですよ、なに、今日はバドミントン? 頭をぶつけないようにね! では、来週の水曜日に抜糸に来てください!」
 1時間待って、診察治療は3分・・・・
 まぁ、こんなもんか、総合病院って・・・・

5月14日

 昨晩、21時過ぎ、ちょっとした事件があった。
 おりんさんが、合唱団のエレベーター前ではしゃいでいて転倒し、後頭部を強打して出血し、救急病院に運び込まれることになったという顛末。
 「遅いなぁ、まだかなぁ」
 と、合唱団ロビーで待っていたパパのところに、仕事先の妻から電話。
 なんだ?
 「りおんが合唱団で転んで頭から血を流してるって! 救急車呼んだんだって!」
 と。
 一瞬息が詰まって血の気が引く。

 合唱団事務局の緊急連絡先が妻になっているので、すぐに連絡を取ってくれたのだろう。
 今夜は、俺が迎えに来ることになっていたので、すぐに妻が知らせてくれて助かった。
 慌てて受付のおじさんに確認し、程なくやって来た救急隊と一緒に7階の合唱団事務所へ。
 まさか!と、不安が心中をよぎったが、頭を抑えて泣きじゃくるおりんの様子を見て安心した。
 意識もあるし、こんだけ騒いでりゃ大丈夫だ。
 椅子に座らされたおりんが、大粒の涙をこぼしながら、半分パニック状態で嗚咽を漏らしている。
 パパの顔を見て余計に泣いている。
 白いポロシャツには、ところどころに血がべったりとついている。
 可哀そうに・・・

 長い髪の毛を掻き分けて傷口を調べると、3センチメートルほどのぶよぶよたんこぶ血腫の真ん中に、1センチメートルほどの傷口がぱかっと開いている。
 「まだ少し血が噴き出していますねぇ。」
 「こりゃ縫わなきゃいかんかな。」
 「痛いだろうなぁ。」
 「髪の毛剃らなきゃいかんかな。」
 傷口を見ながら救急隊のお兄さんとパパとでそういう話をするたんびに、怖くて泣き出すおりんさん。
 「泣きたきゃ泣きなさい。 病院で手当していただいたらよくなるよ!」
 と、平然と言い放つパパに、気も動転していた合唱団の事務所の皆さんも、ようやく落ち着いた様子。
 ぶつけた壁の角っこを拝見したが、そんなに鋭角でもなく、よっぽど強打した!というだけ。
 ましてやはしゃいでいたのはおりんさんであることは明白であり、むしろ心配をおかけした事務所の皆様にお詫びをして、平身低頭する。

 CTスキャン診断で「骨折」「血腫」が内部になければ心配ないだろう。
 顔色を見る限り、平常であるし、本人は痛さと、恥ずかしさと、申し訳なさと、血の臭いで、興奮してパニックになっているだけ。
 救急処置をしていただいた後、担架に寝かせて、救急車に運び込み、いっしょに日赤救命センターまで向う。
 まさか夜中に救急車に同乗することになろうとは思わなかった。
 まぁ、人生こういうこともあるさ。
 大事に到らなくてそれだけはよかった。
 心配している仕事先の妻に、大事に到らず大丈夫だということと、病院での処置の様子を逐一伝える。
 最終的に、CTスキャン検査の結果(異常なし)を伝えて安心してもらう。
 「明後日の午前中に傷口を診せに来てください。 10日後には抜糸できるでしょう。 お薬は化膿止めの抗生物質を出しておきます。 痛みが激しかったら市販の痛み止めを飲ませてください!」
 との診断をいただき、ホッと一安心。

 途中までお借りしていた車椅子を返し、ゆっくりと歩いて寄り添って帰る。
 お薬をいただき、支払いを済ませ、病院を出たのは夜中の23時。
 病院からタクシーに乗り、合唱団駐車場の車に乗り換えて、自宅に着いたのは夜中の24時前。
 本当にもう・・・
 自宅では心配していたママが、思いのほか元気な姿のおりんさんをみて、安心していた。
 子どもがいると、こういう突発的なことが良くあるんだなぁ・・・
 はしゃぎ過ぎないようにと、言い聞かせて、寝付かせる。
 ・・・・・という顛末だ。

 

 今朝は、ふつうに6時過ぎに起きるおりんさん。
 お風呂には入れないので、血で濡れた髪の毛や身体を濡れタオルで拭いてあげる。
 「学校には、行ってもいいですよ!」
 とのお医者さんの答えだったので、連絡帳に昨日のことを記述して、後頭部には気をつけるようにと担任の先生にお願いして、学校に送り出す。

 自宅に戻ると、すでにおりんさんは疲れ果てて寝ていた。
 昨夜は深夜まで大騒ぎしていたから、疲れたのだろう。

5月12日

 ママが握った朝ごはんのおにぎりをかじりながら、テレビを観ているおりん。
 ふんぞり返って寝っ転がっているぞ!
 そのおにぎりをつけねらうタンバリン。
 そのタンバリンを追い払うママ。
 「まぁまぁ」と、その光景をなだめるパパ。
 ・・・いつもの朝だ!

 

  

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