2008年 6月
 


   

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

6月27日

 ン?
 目覚めると、おりんさんの左足が俺のお腹の上にあった。
 いくら払いのけても、また数分後にはお腹の上に乗っている。
 こんにゃろめ、おきてるのかよ、と鼻をつまんでも、寝ている。
 無意識のうちにパパのお腹に足を乗っけているわけね。

6月26日

 寝返りを打ったおりんさんの左足に押し潰されて目覚める。
 一つのベッドの上に、ママとおりんさんとタンバリンとピッコロと、そして俺が寝ている。
 おっきくなったおりんさんは、寝相も悪い。
 次第にママとパパが、隅っこに追いやられていくのであった。
 なんか、人生の隅っこに追いやられていくような気もするのであった。

6月13日

 夜、ミッキー・カーチスさんの結婚式に出かける妻を白金の「ブルーポイント」まで送り届け、自宅へ。
 「パパー、タンバリンのお散歩行こう!」
 と、いうおりんさんと出かける。
 ん?
 おりんさんは自転車、それも、サドルを最高位置に上げても、それでも小さい。
 そういえば、小学校2年生のときに買った自転車。
 もう、こんなに小さくなってしまったのか、っつうか、おりんさんが大きくなったんだけど。

 「ねぇ、自転車買ってあげようか?」
 「え! 買ってくれるの? いいの? 本当に? やった〜〜〜〜!」
 って、こんだけ喜んでくれると、買いがいもあるっちゅうもんだ。
 近所の自転車屋さんに、タンバリンと一緒に出かけ、たった2分で真っ赤な大人用自転車を選ぶ。
 「それでいいの?」
 「これがいい!」
 って、本当にあっさりと2分で決断。

 さっそく、まだちょっと大きくてふらつく自転車に乗って、近所の定食屋さんへ晩御飯を食べに行く。
 明日からは金沢であいさつ回りのため、しばらく自宅には帰れないので、のんびりと二人で定食を食べる。
 海老クリームコロッケ定食と、若鶏唐揚げ定食と、そしてしらすおろしとギョーザ。
 生ビール2杯。
 大満足。

 帰りは、おりんさん自転車と競争して、帰る。
 走れるだなんて、ぎっくり腰は、ずいぶんと良くなったようだ。
 インディ・ジョーンズをいっしょに観ながら、寝る!

6月12日

 パソコンに読者からの答えが2件入っている。
 やった!
 持つべきものはメール友だちだ!
 感謝!深謝!
 で、法則としては!

 小数点で考えるからややこしいのであって、100倍すればいいということ!
 んでもって、100の約数で指定の数字だけで構成できるのは25だけである。
 100は、25×4に分解できる!
 で、25の倍数と4の倍数に分離すれば、あとは数字(2、3、5、6、7、8)を1回ずつ当てはめておしまい!
 25の倍数は、この数字の中の組み合わせでは、(25)と(75)の二つ。
 で、(25)(75)と数字が重ならないように、4の倍数を作ると、28、32、36、68、76の五つ。
 で、(25)(75)と4の倍数の数字が重ならないように数式を作ると、
 25×36、25×68、25×76、75×28、75×32、75×36、75×68

 ・・・あれぇぇぇ。
 どうしても答えが7つしか出来ない!
 なんでやぁぁ!!!
 おりんさんの教科書をひっくり返して、もういちど、答えを見る。
 ・・・・・・おいおい、答えが7つしか書いてねえじゃんかよ!
 おりんを起こす!
 「おり〜〜〜ん! どうして答えが7つしか書いてないのさ?」
 「え? だって、先生が7つしか書かなかったんだもん!」
 「でもでもでも、でもさ、答えの空白欄は8つあるじゃん?」
 「さぁぁぁ?? それはわかんない。 先生は、7つしか答え書かなかったよ!」

 ・・・・・・
 と、いうことは、答えが8つもあると思い込んでしまった俺が悪いっつうのかい?
 そりゃねえだろう。
 ややこしい出題編集するんじゃねえっつうの、教科書会社!
 空白欄が8つあれば、誰だって答えは8つあると思うじゃんかよ!と、朝っぱらから一人で教科書会社に文句を言うのであった。

 ようやく謎解きがわかったものの、なんとな〜〜〜〜く後味の悪い結果となり、ぶちぶちいいながらベッドから起き上がることにする。

6月11日

 2時37分起床。
 パチッと目が覚める。
 よっぽど昨日のおりんさんのさんすうの宿題が解けなかったことが気になっているのか、問題ばっかりが脳裏を駆け巡る。
 早く答えが知りたい・・・・計算法則が知りたい・・・・
 ちなみにその問題とは、
 「次の数字を一回ずつ使って、一桁の小数点の数字を作りなさい。 そして、積が整数となる、小数点同士の数字の計算式を八つ作りなさい!」
 2  3  5  6  7  8
 ・・・・すぐにわかるのは、小数点が5と、小数点が偶数とをかければ、小数点二桁目は0になるということ!
 でも、小数点一桁目も0にならなければ、整数にはならない・・・
 ちなみに、高見恭子さんは、
 「積って何よ、整数って何よ、意味わかんないわよ、この問題!」と、怒っている・・・怒りはじめると怖いので、目を見ないようにする。
 2.5×3.6 = 9
 2.5×6.8 = 17
 2.5×7.6 = 19
 ・・・
 昨晩から三つしかできない、どうしても。
 おそらく、何らかの法則や計算式があるのだろうが、それがわからない。
 今晩、おりんさんに教えてもらわなければ、寝られない。

 で、そのことばっかり考えながら、もやもやしながら幹事長室に入り、空いた時間に、職員の皆様にこの問題を振る。
 「小学5年生の問題やでぇ!」
 と、ハッタリかましながら。
 「国語教師の馳浩も、作家の高見恭子でもできなかった問題や! どや!」
 って、そんなにハッタリかます必要もないのだが、もう開き直っている馳浩、情けない。

 すると、一番かしこそうな若くて美人の新家さんが、数字の組み合わせの結果、さらにあと二つの解答を見つけてくれる。
 7.5×3.6 = 27
 7.5×6.8 = 51
 でも、この答えは、組み合わせで偶然わかっただけで、法則がわかったというわけではない!
 ・・・あと三つ、どうしても出てこない。

 意地になって、反則ではあるが、カシオの計算機でパチパチやっていたら、偶然、二つできた!
 7.5×2.8 = 21
 7.5×3.2 = 24
 あとひとつだ!

 っつうか、どうしてそうなるのかの法則がわからない。
 慶応大学出身の大日方君までもがab×cd・・・・と、数式を作って理屈を考えている。
 要は、小数点以下の「ふたけた」が「00」になればいいだけの話しなんだが、どうやってそこにたどり着けばいいのだろうか?
 ・・・わからん!
 これ読んでる小学校の先生、教えてください・・・

 夜、自宅に戻り、おりんさんに宿題を教えてもらう・・・・しかし、プロセスはわからず。
 謎は深まる・・・

6月10日

 帰宅後、ママ特製のどんぶりをいただいて晩御飯。
 そして、おりんさんのさんすうの宿題に挑戦。
 ママができなかったので、俺にお鉢が回ってきた。
 どれどれ。
 ・・・・・・・できない。
 懸命に取り組むも、一時間たってもできない。
 こんなとんち問題・・・と思うが、おそらく、計算方式を理解すれば、すぐにできるはずなのだろうが、その計算方式が思い浮かばず、いちいち筆算を繰り返す・・・情けない。
 「どうしよう・・・先生に叱られるよ〜〜〜!」
 「パパもママもわからないんだから、どうしようもないよ。 3問しか出来なかったね。 明日、先生に答え聞いてきたら、パパにも教えてね!」
 と、お願いして、2時間以上に及んだ宿題大作戦は中途半端に幕を閉じるのであった。

6月 9日

 梅雨の典型的な一日。
 朝からじめったい。
 しかし、目覚めたばかりのおりんさんは、
 「パパ〜〜、夢の話聞いてよ!」
 と、元気いい。
 「どんな夢ですか?」
 「アフリカに行くんだ。 手のない人や屋根のない学校とか、食べるもののない人とか、一杯いろんな人に会ったんだ。 で、アフリカ視察が終わって帰ってきたら、空港にパパが迎えに来ていたんだよ!」
 だんだんと社会的な夢を見るようになってるんだナァ・・・

6月 4日

 ご機嫌な妻を車に乗せて、合唱団の練習が終わったおりんさんを迎えに行く。

 玄関で待っていると、ようやく出てきたおりんさんが、パパのファッションに、けちをつけてつぶやく。
 「パパ〜〜、松井のユニホームと、ヤンキースの帽子はまだいいけど、その短パンはヤメテヨ。 恥ずかしいじゃないの!」
 「そっかぁ、だって、暑いじゃん!」
 「暑いのパパだけだよ。 みんな寒そうじゃん!」
 ・・・・・

 自宅に戻り、ママが作った熱々の野菜炒めで晩御飯。
 そして、いつもながら、「爆笑レッドカーペット」を観ながら、おりんさんと一緒に寝るのであった!

6月 3日

 8時半過ぎに自宅に戻ると、おりんさんが一生懸命勉強机に向かって読書している。
 ほほぅ、感心感心、と思って覗いてみると、なんだよ、「ちゃお」 読んでるじゃないの。
 「おりんさん! 宿題はおわったの?」
 「学校でやってきたモンね〜〜!!」
 と、小憎たらしいのであった。

6月 1日

 6月1日、おりんさんは運動会。
 ママは朝から鶏のから揚げを揚げて、うれしそうにお弁当の準備。
 パパは後ろ髪を引かれながら(って後ろ髪はないけど)金沢へ。

 帰宅し、おりんさんに今日の運動会の報告を聞く。
 「パパが来なくて寂しかったよ〜〜〜!」
 と、言いながら、疲れ切った様子。
 しかし、かけっこでは一番だし、低学年の競技準備係もちゃんとできたし、組み体操も上手くいったし、何よりも、騎馬戦で燃えたとのこと。
 身振り手振りで、あれこれと報告してくれるのであった。
 「で、写真は一杯撮ったの?」
 と、期待して妻に聞くと、
 「う〜〜〜ん、座ってる写真5.6枚と、遠くに写るおりん2枚くらいかな?」
 ・・・・

 

  

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