2006年1月
 


   

 

鈴音ちゃん成長記録(はせ日記から抜粋)

1月29日

 自宅に戻ったのは午後10時過ぎ。妻が作ってくれた晩御飯を食べてから、おりんさんの話を聞く。
 「今日ねぇ、有頂天ホテル観にいきたいっていうからいっしょに行ってきたのよ! そしたらリーちゃんがママにポップコーンとウーロン茶をご馳走してくれたのよ、自分の財布から!」 と、とても嬉しそうなのであった。

1月27日

 6時半起床。あわててパソコン開いて情報収集していると、おりんさんも起きて「フレンド」を読んでいる、ベッドの中で。
 「なんだ、漫画かよ! 早く起きなさい!」 と言っても鼻歌歌いながら漫画を読んでいる。しからばと、朝ごはんの準備をして枕元に持っていくと、がばぁぁっと跳ね起きてむしゃむしゃ食べるのであった・・・現金なやつめ。

 どうも、昨日炊いたご飯がお気に入り。金沢市の鍬本豊作さんが手塩にかけて作った日本一のお米。市販していないのだが、わざわざ送ってくださったのだ。ご飯だけでむしゃむしゃ食べられるほどの甘さとふっくら食感がある。昨晩もお変わりしたが、ご飯をお変わりするのは珍しいおりんさん。
 今朝も、おかずのハムや炒り卵やサラダには見向きもせずに、
 「んまいんまい!」 といってご飯だけ食べているのであった。豊作さんに、感謝。

1月26日

 夜、おりんさんとリハビリがてらのジョギング。走りながらぶつぶつつぶやくおりんさん。
 「なんて言ってるの?」
 「パパ忘れたのー。昨日教えてあげたじゃん! ろしあころしやおそろしや、ろしあころしやおそろしや! だよ。」
 「ん? ろしあころしやおそろしや? ロシア殺し屋恐ろしや!・・・・・ってどこでそんな言葉覚えたのさ?」
 「学校で流行ってるの!」
 「・・・ほんまかいな。ロシアの人が聞いたら怒るでほんま!」
 「でもロシアの人は日本語わからないよ!」
 というわけで、しかし、グランドを走りながら「ろしあ♪、ころしあ♪、おそろしあ♪」 とつぶやくと、意外とリズムがいいのであった。韻を踏んでるからかねぇ??

 帰ってきてお風呂に入ってご飯。そして、公文の宿題プリント20枚。学校の宿題(音読と、九九の7の段と9の段暗誦)もして、9時からは「白夜行」。親子3人でどきどきしながら観て、寝るのであった。

1月25日

 帰宅して晩御飯を食べてからは、お風呂に入り、おりんさんの公文の宿題10枚。
 「どう? 宿題全部わかった?」
 「まあぁね!」 と不安そうに答えているが、まぁ、いっか。宿題はやることに意味があるんだから。

 俺もそのうち子供のお受験に殺気立つんだろうか? とりあえずは、学校と公文の宿題だけは忘れないように見守るだけなのだが・・・・などとパパが考えているのを知ってか知らずか、おりんさんは今日もにこにこしながら宿題に鉛筆を走らせているのであった・・・・

1月23日

 おりんさんのうっしっし笑いが遠くに聞こえる。
 ん、なんだなんだ? と薄目を開けてみると、おりんさんがパパの上に乗っかってきて、体をゆすられて起こされる。あれ? おりんさんと来たらもう着替えているじゃないの! あれれれれ、と思って時計を見るともうすでに7時30分。がぁぁぁん、寝過ごした。子供に起こされるなんて、情けない。
 加えて、タンバリンにまで顔の上に乗っかられて、顔中嘗め回されて、ついでにお尻をこすり付けられたりして、散々だ。反省しつつ、がばっと飛び起きて歯を磨き、ひげを剃り、シャワーを浴びて、背広に着替えて自宅出発は7時50分。ふぅぅ、なんとか20分で間に合ったよ。
 どうしても土日の疲れが月曜日に残ってしまうわけね・・・おりんさんといっしょに玄関を出て、迎えの車に乗り込んで出発!

 夜、自宅に帰って女房の作った特製「たら鍋ちゃんこ」をおいしくいただく。晩酌は、大島理森予算委員長にいただいた、青森の銘酒「田酒(でんしゅ)」。おりんさんにご飯をよそってもらいながら、楽しい晩御飯なのであった。
 ご飯の後におりんさんに折り紙を教えてもらい、「犬」をつくり、寝る前には「オセロ」。
 「で、おりんさんは明日の公文の宿題したの?」 と聞くと、音の鳴らない口笛を吹きながら、とっととベッドに潜りこんでしまうのであった。俺も眠いので、テレビの「ホリエモン逮捕」のニュースを見ながら、おりんさんを抱っこして、寝る。

1月19日

 4時10分起床。2時間ほどパソコン。パソコン用のベッドが寒いので、手足の指がしびれて冷たい。よって、おりんさんの寝ているベッドにもぐりこんで背中に手を入れてあっためる!
 「うっひゃああーー! やめてよパパーーー! 冷たいじゃないのさぁ! あっちいけぇ!」  と叱られるのであった。しかし、騒げば騒ぐほど楽しいので、両手両足の指をすりすりとこすりつけて暖めるのであった! うっしっし。
 ママにうどんを作ってもらって仲直りして? おりんは学校へ、パパは副大臣室へ登庁。

 8時過ぎには自宅に戻る。おりんさんが、必死に公文の宿題をしているのであった! 明日提出日なのに、まだ70枚も残っているそうだ。さて、間に合うでしょうか!!!
 美容院で髪の毛を切ってきてもらったそうで、宿題に苦悶しながらも、新しい髪形にご機嫌なのであった。

1月18日

 自宅に戻り、おりんさんの爪が伸びているので切ってあげる! そして、親子3人で区の美術館へ出発。おりんさんの作品(エルマーの行進の様子を描いた絵)が展示されているというので、カメラを持って出かける親ばかなのであった! そんなばか親はおれたちばかりだと思っていたら、なぁんだ、ほとんどの親がばか親であった!
 「みんな、うちの子の作品が一番!」 と思い込んでいる表情みえみえなので、笑えるのであったが、当然おれたちも笑われているんだろうなぁ・・・

 絵の前で記念写真を撮ったあとは、区内のほかの小中学校の児童生徒の作品を拝見。美術の先生の指導方針が、その学校の作風や感性に如実に現れていて、妻と一緒に、
 「やっぱり創作の感性なんて、先生の指導次第なんだなぁぁぁ!」 と感嘆。

 書道の作品で、「おりん」と大書された書初めを発見し、親子で大笑いしたり、粘土で精巧に作ったピーマンを発見してびっくらこいたり、いっぱい発見があったのであった!
 終わってから、ペットのコジマでタンバリンのご飯とペットシートを買い、ご飯(回らないお寿司)を食べ、スーパーでキッチンペーパーとアイスクリームを買って帰る!

1月16日

自宅に戻ると、おりんさんが飛び跳ねて喜んで「お帰りーー!」を言ってくれる。しかし、飛び跳ねて着地したとたんに足首をぐきっと捻挫して、大泣きする。・・・とは、その落ち着きのなさは誰に似たのだろう・・・しかし、すぐに気を取り直し、
 「ねぇねぇパパ! 私の絵が美術館に飾ってあるんだよ!」
 「ねぇねぇパパ、バムとケロの絵本読んでよ! 順番こに読もう!」
 「ねぇねぇパパ、ゲームしようよ!」
 と、疲れ果ててベッドに横たわっているパパの横に入ってきて、いっぱい話しかけてくるのであった。
 疲れも吹っ飛んで、いっしょに遊ぶのであった。

1月13日

 そういえば、おりんさんから電話がかかってきて、
 「パパー! パパ、パパ、パパ、パパ、パパーーーー!」 と大騒ぎ。
 「どうしたのさ!」
 「あのね、リーちゃんの描いた絵がね、区の美術館に貼ってあるの!」
 「えええええええええええ、いつまでさ!」
 「ん〜〜と、1月29日までだって!」
 「何時まで?」
 「ん〜〜〜と、午後6時まで。パパ、おうちに早く帰ってきてね。一緒に見に行こうね!」 と嬉しそうなのであった。 俺のほうが嬉しいんだけどね!

1月11日

 ママはNHKの仕事ゆえ、7時に自宅出発。
 ぐずるおりんさんを7時過ぎに起こし、いっしょにお風呂に入って朝シャン。しゃかしゃかからだと髪の毛を洗ってすっきりさわやか。お風呂から上がって、おりんさんが髪の毛を乾かしている間にパパは台所で朝ごはんの準備。おじやと中華スープ。それにミニトマトと麦茶をつけて出来上がり。ものの5分で出来上がり・・・ふふ、ちょろいもんだ。

 着替えを終わってテレビを見ているリーちゃんにご飯を食べさせながら、背広に着替える。ばたばたしながら出かけようとすると、まだゴミ出しをしていないことに気がつく。
 「あ〜〜忘れた〜〜! リーちゃんゴミ出しといてよ!」
 「もう、とっくにママが出してるよ、仕事に行く前に!」 ・・・て、どうしてあんたがそんなこと知ってるのさ?
 「だって、ママがゴミ出しておくよー、って言ってたもん!」 だったらそれもっと早く言ってよ! などと大騒ぎしながら玄関を出るのであった。

1月5日

 夜、自宅に戻ってママとおりんさんをピックアップし、赤プリの「ブルーガーディニア」へ。おりんさんは、年賀状が15枚も来て大喜び!
 「いつ来たのさ!」
 「今日!」 ・・・って、それたぶん、一日におりんさんからの年賀状をもらってあわてて買いたっちゅうこと?? ま、いっか。それでも、お友達から15枚も年賀状をいただいてご機嫌なんだから!

 「ブルーガーディニア」でママの誕生日お祝い食事会。赤坂や遠く六本木の夜景を楽しみながら、ハッピーバースデイ♪ めでたしめでたし! せっかち家族ゆえ、ものの1時間ほどで晩御飯を追えて自宅に戻り、爆酔。

1月2日

 結局昨日は年賀状が2通しか来なくて(それも住所が書いてないので直接ポストに入れに来たのは歴然)人生最初のどん底気分を味わったおりんさん。あまりにもひどい落ち込みようなので、パパの年賀状の裏書をお願いして、いっしょに力を合わせて作品を作り上げたおりんさん。

 犬(タンバリン)の似顔絵に、「ことしもよろしくおねがいします」という丁寧な字を添えて、ついでに赤ペンで「はせりおん」というサインまで書いちゃって。一生懸命パパのお手伝いをして、それでようやく少しは気分が晴れたみたいだけれど、それでもたった2通しかこないことには納得していない様子。
 「あ〜〜〜〜、年賀状来ないかなぁ、年賀状来ないかなぁ、みんなひどいよぉっぉ・・・」 と情けない声を出しちゃって、もう、正月早々ついてない??

 ママが、
 「食べ過ぎて胃が張ってるんだけど・・・・」 と。同感。正月そうそう食べすぎ飲みすぎゆえに、今朝の朝食は軽めにすることに決定。親子会議で「ホットケーキ・紅茶・りんご」でメニュー決定。ママは嬉しそうに美味しそうなホットケーキを焼くのであった!

 午前中は、おりんさんは「ロボッツ」DVDを字幕で鑑賞。パパは締め切りに終われて原稿執筆し、メールで送信。ママは読書。タンバリンはカニ殻をゴミ箱で食べちゃって、ママに叱られているのであった・・・思い思いに?すごして、午後は駒沢競技場へ。

 自宅に戻り、雨に冷えた身体を温めて、ベッドに横になる。
 夜は、親子3人でステーキを分け合って食べる。おりんさんは、うれしそうにたくさん食べるのであった。どうしても観たいというので、「世界ビックリ人間」特番を観ながら、寝るのであった!

1月1日

 8時過ぎには3人とも起き出して、「あけましておめでとうございます」と挨拶を交わして朝ごはん。朝ごはんも気もそぞろで、郵便ポストが気になって仕方ないおりんさん。何度も何度も玄関を出て、寒空の中、郵便ポストの中をチェックしている。そう、年賀状がいつ来るかが気になって仕方ないのだ!

 自分に誰が、どんな年賀状を書いて送ってくれたかが気になって仕方ないわけだ。年賀状を書いてくれたかどうかが、自分にとってのお友達のバロメーターなわけね! そっかあ、年賀状が気になるお年頃になったわけだ、とパパとママは二人でほほえましい気分でその様子を眺めていた。

 しかし、しかし、だ! それほど楽しみにしていた年賀状なのに、あぁ、それなのに、10時ごろに我が家に配達された年賀状のうち、りおんちゃんへの分はたったの一通だけ。それも住所が書いていないために、どうも本人からの投げ込みと思われる年賀状が一通のみ。それって悲しすぎる仕打ちなのであった、おりんさんにとって。

 「ひどい、ひどいよぉぉぉぉ! どうして年賀状くれないのよぉぉ! みんなに出したのにぃぃ!」 と怒り心頭、というか、悲嘆にくれるおりんさん。あ〜〜ぁ、とうとう怒ってうつぶせになって身体をよじっていじけちゃってるよ・・・几帳面なおりんさんは、12月25日までに15人分の年賀状を書いて出したというのに、おともだちは書いてくれなかったのだ、というわけだ。

 「だいじょうぶよ、みんな、昨日慌てて書いて出したかもしれないし、明日になったら着くわよ!」
 「おりんさんだけが、几帳面に12月25日までに書いてポストに入れたのよ。ほかの子は忘れていて、昨日かいて出したから、明日つくわよ!」 とどん底に落ち込む娘を慰めるママ。

 「あれ? でも、明日って郵便配達休みじゃなかったっけ?」 と気の利かないパパがまぜっかえすと、
 「あんたは黙ってなさい! りおんが落ち込んでいるんだから、そんなことはどうでもいいの! 期待を裏切るんじゃないわよ!」 と叱られるパパなのであった。
 ・・・・さて、最終的に、おりんさんは何枚の年賀状を手にすることができるのであろうか、楽しみだ!

 午後には3人でおでかけ。横浜の兄貴の自宅へ新年のご挨拶。

 

  

 2005年12月へ 

 2006年1月〜へ 


 親バカのページ トップへ