お庭の花壇に色とりどりのチューリップが咲きほこる春―ずっと憧れていた
ばらぐみさんに、ゆりぐみからの仲良し十六人が揃って進級し、
喜びもひとしおで二00七年の新・ばらぐみさんが誕生しました。
そしてお友達は、どんなにこの日を待っていたのかと思うくらいの張り切りぶりで
毎日を過ごしてきました。

例えば…なにかを頼んでも「それ、知ってるよ!わかった!」
と気持ちよいお返事がすぐ返ってきます。

また、毎日行なわれるホールのイス並べも
「今日はばらぐみが○人、ゆりさんが○人、すみれさんが○人で
ひよこさんが○人でよろしくね〜」とマイクで伝えると、
一度にその数を頭にインプットして、
「ばらさんにあと○個たりない」「すみれさんはOK!」と、
みんなで声を掛け合ってホールの時間の準備をしてくれます。


お昼寝がなくなって、お帰りの時間になる頃にはちょっぴり眠そうなお顔になる時も
あるものの、幼稚園に来てから帰るまでフル活動。しかもエンジン全開、
それもターボエンジンで過ごしているのには驚くばかりでした(笑)。
「ばらぐみさん」という響きは、子供たちの成長しようとする力をグンと引き出し、
キラキラ輝かせいてくれる不思議と言うか、偉大な力が含まれていると
毎年のことながら思うゆかり先生なのでした。




幼稚園では毎年6月に保育参観が行なわれています。
ばらぐみさんは1年を通して「みんなで力をあわせてすることの楽しさの中での、
一人一人の豊かな成長」ということをテーマに保育を行なっています。
そこで毎年この時期にクラスでお話作りをしています。
そして一人一場面ずつ担当して紙芝居を作り、保育参観でお家の方に
披露するのが恒例になっています。

今年のお話は「大きな古時計」のお歌から展開したもので、止まっていた古時計が
いきなり動き出したかと思うと、中からチョコレートくんが飛び出してきて、
おじいさんと一緒に色々な出来事に出会うというお話でした。

みんなで考え、自分で描いた紙芝居を見ている
間のお友達のお顔は、
なんともいいようがないくらいの
充実感と満足感に満ち溢れていました。

そしてそんなお友達を見守るお家の方も
嬉しそうで、紙芝居を読んでいる間の
ばらぐみのお部屋の中は、
とても優しい空気でいっぱいになるのです。

この雰囲気がたまらなく好きで、
毎年紙芝居を披露しているのでした。

を味わうことができたことがもう1つありました。
それはでした。
これはちょうどこの時に教育実習にきていた一生先生(男性の実習生さん)が、
子供たちと粘土遊びをしたことがきっかけでやることになった企画で、
ばらぐみさんが粘土で作った動物がいる「しらゆり動物園」を小さいクラスのお友達にも
見てもらおうという企画でした。チケット作りをし、色々な係りも決めるなど、
ばらぐみさんがクラス一丸となって開園準備にとりかかりました。
そして迎えた開園当日。
ばらぐみさんは本当にすごかったです。

案内係さんは、
小さいクラスのお友達をばらぐみまで丁寧に誘導。

チケット係さんは、
入場チケットにハンコを押しました。

そしてご紹介係りは、
作ってある動物を細かく紹介していました。

どのお友達も、
自分たちが作り上げたことを誇りに思い、
自ら楽しみ、自信をもって取り組んでいる姿に、
ゆかり先生も一生先生も感動しちゃいました。

こんな風に「みんなで」する楽しさを知ったお友達を次に待っているのは、お泊り会です。
ステキな夏の思い出になればいいなと思っています。
これからのばらぐみさんのますますの成長に、ご期待ください!