気がつけば、幼稚園で毎日クリスマスソングが流れている十二月です。春・夏・秋と三つの季節を越えて、一段とたくましくなったばらぐみさん。二学期もみんなで楽しくお過ごししました。
九月に行われた運動会は、みんなでお心を一つにして取り組みました。リレーでは三つのチームに分かれて、バトンを握り一生懸命走りました。始めの頃は、頑張って走っているのになかなか勝てず悔し涙を流すお友達もいました。どうしたら勝てるようになるかをみんなで考えた結果、勝つためにはチームみんなの力が必要だとわかりました。そのためには最後まで諦めずに走り、次のお友達にしっかりとバトンを渡す事が大切だと気がつき、リレーに対する取り組み方が変わりました。どのチームも結束力が強まり、バトンを貰う時や渡す時など、お互いに声を掛け合うようになったのです。その結束力はフープバトンのダンスにも表れていました。バトンを持った時からお目々は真剣で、徐々に難しくなっていくダンスにもお互いに声を掛け合い、「みんなでする」という気持ちがとても伝わってきた時には本当に嬉しかったです。いつの間か先生がいなくても「赤さん、白さん、黄色さん」と自分たちで先生の掛け声や笛の音も言いながら踊っている頑張る姿に感動しました。一致団結し、自ら運動会を楽しんでたばらぐみさん。とってもかっこよかったです。
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十月には羽咋駅から電車に乗り、東雲高校までおイモ掘りに出かけました。駅ではドキドキしながら駅員さんに切符を渡し、電車の中では窓から見える風景に大興奮。畑では♪でぶいもちゃん〜ちびいもちゃん♪と歌いながら土の中を掘り、たくさんのおイモを採ったお友達。次の週にはそのさつまいもで焼芋パーティーが行われました。パーティーの準備をしたのはばらぐみさん。おいしいお芋になります様にと願いを込めてお芋を包み火の中へ。できたてホカホカのおイモをお外でいただきました。そのおいしさにニッコリ顔のお友達でした。また月の終わりには白菜と大根の収穫に出かけ、秋の実りを満喫した十月でした。
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十一月に入り、遊びのなかにお金ごっこが登場しました。自分のお財布を持って先生のお部屋の白百合銀行へお金を引きに来るのが日課のばらぐみさん。そのお金でぬり絵や折り紙をお買い物します。両替も始まり、自分でお金を数えられるようになってきました。百円が五枚で五百円。「百円は五枚だけど、五百円は一枚で同じ五百円だね」と言いながら大きな数と出会い、お金ごっこを楽しんでいます。そして次に登場するお札を心待ちにしているお友達です。
後半からは他のクラスよりも一足早くクリスマス会に向けての活動が始まりました。ハンドベルに聖誕劇と、イエス様のお誕生日をお祝いするためにみんな一生懸命に取り組んできました。明日のクリスマス会では、運動会よりさらに大きくなった素敵ばらぐみさんの姿が見られる事でしょう。
楽しかった二学期あと少しです。インフルエンザや水痘が大流行し、二十人全員がそろった日が数えるほどしかありませんでしたが、様々な事を経験し、お心もお身体も大きくなったばらぐみさんでした。年があけるといよいよ一年生です。三学期は一年生になる事を心待ちにしながらのお過ごしとなります。風邪などひかず元気なみんなのお顔が見られる毎日を送りましょうね!