すみれぐみのお部屋から 横山ゆかり 冷夏の夏も終わり、2学期がスタートしました。笑顔でやってくる子、夏の間に チョッピリ甘えん坊さんに逆戻りしちゃった子。 九月一日のすみれぐみさんは、それはそれはいろんなドラマがありました。 けれどもそんなドラマも一週間後には「完」。 幼稚園のいたるところでかわいい笑顔がいっぱいになりました。 そんなお友だちをみていて「あれ?」と驚くことが・・・。 一学期は、一人遊びや傍観遊びが多かったすみれぐみさんも、仲良しグループを作って「それなり」に遊びを展開しているのです。「かして」「まぜて」「いいよ」などの「楽しく遊ぶための言葉」が自然にお口から出ているのです。 こうして、クラスとしてのまとまりが少しずつ出てきたすみれさんでした。そんな すみれさんを待っていたのが・・・そう、運動会。 「もうすぐ運動会よ!」と盛り上げようとするゆかり先生ですが、 「運動会って、なに?」 と、今ひとつピンとこないすみれぐみさんでした。そして迎えた当日では、 あまりの人の多さに驚きを隠しきれないすみれぐみさんでした。 いつもの通りのびのびと参加できる子もいれば、 緊張してかたまってしまう子・・・。それぞれでしたね。 でも誰一人お休みすることなく、十八人全員で華々しくデビュー出来た すみれぐみさんは、本当に偉かったと思います。 みんなのお心の成長がとにかく嬉しかったゆかり先生でした。 秋は天気が良いから、よく園外に飛び出すのが我が羽咋白百合幼稚園! すみれぐみさんはnew白百合園舎前に広がる園庭がとてもお気に入り。 スコップ片手に穴掘りモグラさんになってトンネル工事が思う存分出来るし、 たくさんの遊具も楽しみ放題。 かと思えば、お庭の椿の実をポケットいっぱいに収穫を楽しんだり。 だから、大きいばらぐみさんやゆりぐみさんが園バスに乗って園外保育に出かけてもちっーともすねたりしません。だって、幼稚園のお庭は、どこの公園よりも魅力いっぱいの、楽しさがてんこ盛りのお場所だからです。だから、雨降りの日だって、「今日、お外で遊べる?」なんて、聞くんですよ。 九月の終わりにいったおいもほり。 その後、お野菜や果物など、 秋の実りをみたり触ったりする機会が増えました。 「おいもは、本当はサツマイモっていうんだよ」 「くりは、イガの中に入っているんだよ」 そんな、大人にとっては当たり前のことでも、 小さなすみれぐみさんにとっては大発見! そんな小さな発見や感動を、 これからも探せたらいいなぁと思うゆかり先生です。
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