ここでは1日1頭の牛から得られる乳代に対する経費の占める割合を経費割合といいます。
各個体ごとに出力しています。この場合の経費とは、各個体1日分の購入飼料費と経産牛1日・1頭分あたりの固定費の合計金額です。各個体の購入飼料費はすでに出力済みですから、年間の固定費がわかれば経費割合がわかります。
繁殖するのを止めて肥育しながら搾りきって出荷する牛の場合、なかなか出荷のタイミングがつかみ難いものです。また経産牛の枝肉単価が低迷している現状ではエサ代との兼ね合いが難しいところです。経費割合が100%以上になっている場合、1日の損失額がわかりますから出荷時期の増体量と枝肉単価が予測できれば、今すぐ出荷した方がいいか、ある期間搾肥牛として飼育した方がいいかの判断ができます。
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