「くらしに役立つ制度のあらまし」
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制度紹介のもとになっている「制度のあらまし」の解説です。(この写真などは最新号ですが、「目次やページ内での紹介は「97年度版」のままです。)
「くらしに役立つ制度のあらまし」 (全国生活と健康を守る会連合会=「全生連」発行)

これが制度のあらましです


 それぞれの制度は毎年、法律の改定などによって 大きくや、微妙になど、常に変化しています。毎年の変化には目を離せません。本屋さんに は似たような暮らしの便利読本がありますが、この本はひと味違います。
 毎年年一回発行されており、最新版は 1999・2000年版で、1999年 9月 8日 の発行となっています。B5版で 544頁となっており、本の厚さは約2.5cmです。こ の本は「全生連」が毎月発行している、「生活と健康」という月刊誌の臨時増刊として発行 されております。
 内容が充実していることはもちろん、その編集方針の良さで多くの人たちから根強い人気 を呼んでいます。

「1999・2000年改定版の発行にあたって」を紹介します

1999・2000年改定版の発行にあたって

(1)90年代の消費不況は、5%の消費税と国民生活に欠かせない諸制度の連続 改悪や行政しめつけに加え、実施予定日がせまっている欠陥だらけの介護保険、福 祉の改悪か増税かの二者択一を国民にせまる消費税の二桁増税、年金の抜本改悪な どの計画が、将来への不安を増幅させて底なしに悪化しています。
 こうして失業・倒産などに伴う所得減、クレ・サラ被害にからむ自己破産や一家 離散、中途退学や学級崩壊、事故の多発、健康破壊と病気の悪化などに加え、家賃 や社会保険料、保育料、学費、税金などの滞納等々国民・低所得者の暮らしは、丸 ごと破壊されているのです。そのために、家族ぐるみのホームレスや自殺、心中、孤 独死、餓死など尊い生命が奪われる、といった悲惨な事態が後をたたない状況です。

(2)小渕内閣は、自民党と自由党、公明党の連合与党をバックに、税制では消 費税減税を拒否し2〜3年後の課税最低限の切り下げを前提とする大法人や大資産 家の所得課税の大幅減税と前年比で8割以上の国民への増税を強行しました。
 また、銀行・ゼネコン支援への際限もない税金・公費の投入、相変わらず無駄づ かいの膨大な公共事業に力をいれています。周辺事態法・戦争法などの反動立法の 成立強行は、新たな軍拡・軍事費の増大に連動し、それが社会保障などの制度改悪 を、さらに促進させる条件となることは明らかです。
 こうした悪政にたいして国民は自民党政治への不満をいっそう強め、参院選とい っせい地方選で政治の流れを変える展望をつくりだしたことから、国民的要求での 広範な共同の実現、総選挙で自自公を政権からおろしたいとの世論を高めています。

(3)全生連・生活と健康を守る会は、生存権などを保障している憲法を暮らし と平和の運動に生かす立場から、45周年を迎える今日まで一貫してたたかってきま した。とくに、国民生活の最低保障基準の確立、ナショナル・ミニマムの課題は、 政府や自治体のなかで住民税の非課税基準を、低所得者の基軸にすえる動きを強め ている今日、きわめて大事になっています。
 この1999・2000年版は、介護保険の章を新設するなどいっそう充実させました。 全生連の介護保障の運動は予防とリハビリ、介護サービスなど現行制度の適用と改 善にとりくみ、その力を9割の人が掛け捨てになる介護保険の抜本改善と保険料の 徴収を延期せよとのたたかいに結びつけて展開しています。
 戦後のたたかいのなかで、各制度の新設・改善を積み重ねてさた国民の財産とし ての諸制度が、まだ多くの国民に知らされていないなかで、たくさんの人びとの生 存権が侵害されている事態を打開するためにも、また、これらの制度を守りさらに 改善していくためにも、本書が大いに活用されることを願っています。

1999年9月

全国生活と健康を守る会連合会
「くらしに役立つ制度のあらまし」97
「98・99年度改訂版発刊にあたって」


「くらしに役立つ制度のあらまし」97
「97年度改訂版発刊にあたって」

「くらしに役立つ制度のあらまし」96
「96年度改訂版発刊にあたって」


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