「くらしに役立つ制度のあらまし」
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  [ 本書の積極的な活用を(2002/09) ]



 制度紹介のもとになっている「制度のあらまし」の解説です。(この写真などは最新号ですが、「目次」やページ内での紹介の大部分は「97年度版」が使われており、内容の掲載も、ほんの一部分しか更新されていません。)

「くらしに役立つ制度のあらまし」 (全国生活と健康を守る会連合会=「全生連」発行)

これが制度のあらましです


 それぞれの制度は毎年、法律の改定などによって大きくや、微妙になど、常に変化しています。毎年の変化には目を離せません。本屋さんには似たような暮らしの便利読本がありますが、この本はひと味違います。

 毎年、年一回発行されており最新版は 2002・2003年年版で、2002年 9月10日の発行となっています。B5版で 544頁となっており、本の厚さは約2.5cmです。この本は「全生連」が毎月発行している、「生活と健康」という月刊誌の臨時増刊として発行されております。

 内容が充実していることはもちろん、その使い勝手の良さ、常に弱者の立場に立った編集方針などで、特に現場で相談活動をしているケースワーカーの方など、多くの人たちから根強い人気を呼んでいます。  

 

 

「2002・2003年年改訂版の発行にあたって」を紹介します。

 

2002・2003年改訂版の発行にあたって


 組織内外の多くの方がたに、本書『くらしに役立つ制度のあらまし』を御活用い ただき、あらためて感謝申し上げます。


 小泉首相が掲げた「自民党を変える、日本を変える」とのキャッチフレーズは、 不況を深刻化して失業と倒産などを激増させ、医療制度や児童扶養手当、失業給付、 障害児教育就学援助などの引き続く改悪によって国民生活を破壊するものでした。

同時に、有事法制法案に見られるように、臨調「中曽根行革」が掲げた「日本をア メリカの不沈空母にする」ものでした。「小泉改革」は、憲法をはじめ教育基本法や 生活保護法などまで改悪し、平和的、民主的な原則を根っこから破壊するものです。

 「小泉改革」にとっては、医療などの2002年度改悪は、2006年度までに各制度の 抜本改悪を完成させる「五カ年計画」の入り口の位置づけです。

2年目の03年度で は各所得保障基準と課税基準の本格的な引き下げに向けての一次改悪、教師の人件 費や難病医療の全面的な有料化まで狙う各制度への国庫負担の廃止・縮小により新 たな制度改悪へと踏み出そうとしています。

また、このなかには「規制改革特区」 ということで、医療や福祉、学校や農業などに営利会社が全面的に参入し、これら の分野を新たな市場として、大企業に利益を保障する経済圏を自治体につくらせる ことまで計画しているのです。

こうして、国は自らの責任と負担を放棄し、国民に 犠牲を転化し、大企業と大金持ちをさらに優遇する路線を強めようとしています。


 ところで、終戦から4分の1世紀にわたる1970年代末までは、暮らしの制度も部 分的な改悪は余儀なくされても、基本的には改善の方向をたどりました。 80年代の 臨調「行革」以後は、国民的なたたかいと世論によって部分的な改善は勝ち取った ものの、基本的には抜本改悪に向けた改悪の連続を余儀なくされてきました。


 しかし、憲法をはじめ多くの法制度の基本的な理念と原理・原則は守り抜いてき ました。そのため、憲法を暮らしと平和に生かすたたかいが、かつてなく重要にな っています。


 「小泉改革」は人間の尊厳、生存権と相いれない基本的な欠陥をもっており、国 民の支持を得られるものではありません。 本書の目的は、特定の方の単なる生活相 談や資料用としてではなく、制度の活用をとおして改悪に反対し、改善と新設を勝 ち取る一助として29年間発行して参りました。



 愛読者のみなさんが、本書の趣旨を生かされて、さらなるご活躍を祈念申し上げる次第です。


2002年9月

全国生活と健康を守る会連合会


 

「制度のあらまし」を購入ご希望の方へ
 

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「くらしに役立つ制度のあらまし」00/01
「01・02年度改訂版発刊にあたって」


「くらしに役立つ制度のあらまし」00/01
「00・01年度改訂版発刊にあたって」


「くらしに役立つ制度のあらまし」99/00
「99・00年度改訂版発刊にあたって」


「くらしに役立つ制度のあらまし」98/99
「98・99年度改訂版発刊にあたって」


「くらしに役立つ制度のあらまし」97
「97年度改訂版発刊にあたって」


「くらしに役立つ制度のあらまし」96
「96年度改訂版発刊にあたって」


  



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