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(99年 3月14日 「生活と健康を守る新聞」)


「生活保護」

『失業中でも申請、受けます』


「続報」都生連が保護課と交渉




 東京都生活と健康を守る会連合会 は2月17日、東京都の生活福祉部保 護課と交渉しました(「守る新聞」3 月7日付1面で一部報道)。都生連か らは41人が参加、生活保護の申請問 題を中心に実態をぶつけました。


「相談カード」の改善を

 「生活保護の申請の前に預金通帳 を調べられた。風呂があればダメと も言われた」(荒川)「受付にある 『相談カード』には生活保護の欄が ない。失業して借金をかかえた夫婦 が生活保護の申請に行ったら、申請 書は受理したが、ケースワーカーは 『失業は原則として認められない』 と言った」(板橋)「区内に4つあ る福祉事務所のうち1つの事務所の 『相談カード』には生活保護の欄が ある。63歳の女性が一人で申請に行 ったら、話だけ聞いて『今日はお帰 りください』と言われた」(大田) などといった現場でおこっている実 態が次つぎと発言されました。
 これらにたいし保護課は、「『相 談カード』に生活保護の欄はあって しかるべきだが、実施機関が決める ことだ。都ではモデル的手引きの見 直し作業をすすめている」「失業を 理由に生活保護がダメということは ない。現実に生活保護を必要として いるかどうかで判断するもの」など と回答。都生連は、「失業を理由に 生活保護の申請を受けつけないこと はしない」と、確認させました。


まず申請書を渡して

 参加者からは「じっさいに、59歳 の男性は『仕事をさがせ』と言われ、 申請書は渡されていない」 「難病の 人も『働ける』と言われ、就労指導が されている」と具体的な事例をあげ ながら、さらに追及が続きました。
 今回、失業でも申請を受理するこ ととあわせ、「生活保護の申請に来 たと言えば、申請書は渡す」「申請書 は便せんでもいい」 「申請前の調査 は誤り」という点を確認しました。



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