モンゴルの国際大会に最高齢で出場 10キロの部見事完走
全国健称マラソン会県立部長の北山竹雄さん(80)=金沢市山王町=は、先月モ
ンゴル・ウランバートル市で開かれた「第二回モンゴル・ウランバートル国際ハ
ーフマラソン 10キロの部」で出場選手中最高齢で見事完走。「百歳まで走り続け
たい」とシルバーパワーをみせている。
『ランニング健康の根本』
北山さんが長距離走を始めたきっかけは三十年前、耳が不自由な二男が全国身体障害者スポーツ大会に走り幅跳びで出場したこと。
毎日練習する息子のひたむきな姿を見て、「一家の大黒柱として常に健康でなければならない」との思いに駆られ、陸上競技の長距離走に取り組むことにした。
練習は一日置きの日程で、午前四時半に自宅を出発、長江谷、卯辰山を一周して戻る約八キロを一時聞かけて走っている。
十五年前には、山梨県川口湖周辺で行われたフルマラソンで4時間25分で完走した実績も。先月二日のモンゴル・ウランバートルのマラソン大会では、標高約二千メートル近い高地からくる酸素の希薄さから、スタート直後、呼吸が苦しくなったが、日々の地道な努力と、「何としても最後まで」という精神力で乗り越えた。
結果は六十七選手中62位、タイムは1時間17分20秒。八十歳の年齢を考えると素晴らしい成績だ。
「何事にも挑戦する気持ちが大切」という北山さんは、十月十一日、金沢市内である北陸中日新聞など主催の「第二十二回金沢百万石ロードレース」第六部男子の部(10キロ)に参加する。
「七十歳代のときより八十歳になった今のほうが元気がある。
ランニングは私の健康の根本です」と、自信に満ちあふれている。
1998年9月11日(金曜日)北陸中日新聞
私もあやかりたい
なんと素晴らしい人でしょうか。私もあやかりたいと思います。この北山さんのお年まで走ることを思うと、「わくわく」しますね。