戻るこの場合の拡張スロットというのはおそらく汎用拡張スロット、俗に「Cバススロット」と呼ばれているスロットのことだと思いますが、これは98独自規格のスロットで、98シリーズは代々このスロットを利用してきました。98ではCバススロットが、ボードの種類の豊富さで有利ですが、転送速度が遅いので速度は望めません。これに対してPCIバススロットは機種に依存しない新しい規格として、また高速なデータ転送ができるようにということで開発され、瞬く間にWindows系のパソコンに広がりました（マッキントッシュにも搭載されるようになりました）。
従って用途としては、Cバススロットならサウンドボードや通信ポートなど、速度が多少遅くても関係ないものに向いています。PCIバススロットならグラフィックアクセラレータやSCSIボードなどの高速性が求められるものに向いています。
現在のパソコンでは過去の資産を継承しつつも新しい技術を取り入れているので、例えばバリュースターでは「Cバススロット×2＋PCIバススロット×1」などといった構成になっているのです。
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