クロックアップ方法を紹介する前にこれから述べることをよく理解しておいて下さい。
クロックアップはODP(「オーバードライブプロセッサ」はIntel社の商標です)を載せる場合と異なり、メーカー保証外です。また、いかなる障害が発生してもメーカーも当方も責任を負えません。
・具体的な方法
本体を開けて、ハードディスクを取り外すと、以下の図のような状態になっています。CPUのとなりにジャンパスイッチがありますのでその両方にジャンパブロック(2本のピンにかぶせるプラスチック製の部品)をかぶせます(75MHz機は両方、90MHz/120MHz機は片方がかぶせてありません)。すると外部クロックが66MHzになります。CPUの内部クロックが75/90MHzの場合は100MHz動作になり、120MHzの場合は133MHz動作になります。このとき前者のように75/90MHzを100MHzにする場合は特に問題ないようですが、後者のように120MHzを133MHzにする場合は一部のパソコンで動作が不安定になるなどの報告があります。CPUを133MHz対応品に交換すれば解決するかもしれません。
ジャンパブロックはDOS/Vショップで購入(100〜200円)できますし、古くて使用しなくなったようなボードについているものを流用してもよいでしょう。この方法と併せてメルコのCPUゲタを利用すればXa9で200MHzも夢ではありません。(もちろんこのときはCPUをPentium200MHzに交換して下さい。)