●このシナリオの「猫ポイント」は100です。ディアイスの街は、年に1度のお祭りで一色に染まっています。 魔女たちがディアイスの街で人にあうたびに“フライトコンテスト”の話題になります。
註:リプレイでは、プレイヤーの魔女たちが、 ディアイスに住んでいるという設定だったので、 あのようなオープニングとなりましたが、他の町に住んでいる魔女なら “お祭り見物にやってきて、事件に巻き込まれる” というオープニングになったでしょう。さて、そうしていると魔女のところに一人のかわいい男の子が飛び込んで来てこう叫びます。
註:このシナリオには、たくさんの登場人物が出てきますので、 よく整理しておいたほうがいいでしょう。(あなたがゲームマスターをやる場合、 人間関係の図などをつくって、まとめておくといいかもしれません)1.カノック・チーム
2.タイトキ・チーム
・タイトキ・クラ(39歳):タイトキチームの総監督兼パイロット。
長男のタメルンを3年前のフライト事故で亡くしてしまったが、責任をもって続けている。
・ピット・クラ(8歳):タイトキの次男。しっとぶかい少年でもある。
・ネア・クラ(39歳):タイトキ夫人。
・タメルン・クラ(当時15歳):3年前のフライトコンテストでの飛行中、
軽量化をはかりすぎたタイトキ号の両翼がもげ、まっさかさまに墜落し、
うちどころの悪さのため死亡してしまった。
・サンディエル・ロン(25歳):タイトキチームの総メカニック。
いつもにこにこの明るいお兄さん。
・トマカ・デニス(30歳):『明るいデニス』のコピーで有名の、
デニスカラーテレビの広報部長。彼の性格もやはり明るい(営業用スマイル)。
娘のメミナをあぶない目に遭わせたくないのは、奥さんのルオーさんです。
ルオーは3年前の事故(タイトキさんの長男が亡くなる)をきっかけにフラ
イトコンテストに参加することを、嫌うようになりました。そして、
何度もロッドに参加するのをやめるように説得しましたが無駄だと判断して、
事故から1年後(今から2年前)に、家を出て行きました。
これは、ロッドが私(ルオー)がいなくて生活できるか? つまり、
家庭なしでやっていけるかどうかロッドを挑発したのです。
ロッドが自分のところへあやまりにくれば、ルオーは戻ってくるでしょう。
メミナは父ロッドが、あまり家庭的な父親でなくなったために、
お母さんが家を出て行ったと考えています。
メミナはお母さんが戻ってきて、父ロッドがもっと家庭を見てくれるように
期待しています。
弟テンは、父親のまじめな姿にあこがれています。姉さんのメミナが何故急に 『パイロットを辞める』といいだしたのか理解不能です。どちらかというと、 メミナのわがままに怒ってさえいます。
2.タイトキチーム(クラ家)
タイトキ・クラは息子が死んでしまったために、
大会に参加することを辞めようかと考えましたが、
ロッド・キールさんの真面目な取り組みと、周囲の応援、
また妻のネアのはげましによって続けて行くことに決めました。
しかし、次男のピットを同じ目に遭わせたくないので、
あまりパイロットとしての技術は教えていません。
実は、ピットは面白くありません。どうみても、
父タイトキは年齢的にも体重的にもパイロットを続けていくには無理があります。
何故、自分にパイロットがまかされないのか?
自分に何が足りないのか悩んで落ちこんでいます。
註:リプレイのなかでは、誰も試さなかったようですが、こんな方法もあったのです。 (魔女はどんな魔法でも使えますから、この魔法や、 リプレイで使われた魔法のほかにも、犯人を知る方法はいろいろあるでしょう。 プレイヤーがいいアイディアを思いついたら、できるだけ、 それをいかすようにしてください)魔女の誰かが成功すると、カノック号は『昨日の夜遅くにタイトキさんと このピット君が、錆びたナイフでおれの体に傷をつけたんだよ』と教えてくれます (失敗した場合、飛行機に話しかけている魔女たちを見て、 カノックチームのコーランさんが人指し指を頭の横でくるくると回します)。
また機体の傷をなおす魔法の成功率は<“魔法を信じる力11”
+“魔法の難易度10”+“その日の魔法力(魔法力カレンダーの数字)”>です。
註:傷を魔法でなおすことができたら、魔女たちはとても感謝されるでしょう。 ちなみに失敗したとしても、カノック・チームの面々は、徹夜の作業でなんとか、 修理をすることになります。
註:リプレイではまたちょっと違った解決法をとっていました。 他にもいろいろな解決法があるでしょう。1.メミナを含めた、 キール家の家族全員に互いの気持ちを理解させる魔法をかける方法
2.メミナをコンテストに出場させる魔法をかける方法
この魔法の成功率は<“魔法を信じる力2”+“魔法の難易度2”
+“その日の魔法力(魔法力カレンダーの数字)”>です。
あまりスマートなやり方ではないかもしれませんが、
これに成功するとメミナはコンテストに出場してくれます。
註:本当は、メミナだってコンテストに出たくないわけではないのです。 たとえこんな方法でも「きっかけ」をつくってあげれば、 彼女もやる気になってくれるかもしれません。3.メミナを挑発する方法。
4.メミナのお母さんのルオーを連れてくる方法
これをすることによってメミナは大喜びです。
ルオーが“メミナを説得”すればすぐにでも出場を希望するでしょう。
註:しかし、この方法をとるなら、まずルオーさんに 「メミナを説得してくれるように」説得しなければなりません。 そのためには、ルオーさんに、ロッドさんの本当の気持ちを伝えたり、 あるいは、ロッドさんに「今年を最後に出場はやめることにすること」を、 約束させるなどしなくてはならないでしょう。5.フライトコンテストのパフォーマー部門で優勝する方法
註:リプレイでは、シリアスな方向にストーリィが進みましたが、 こんな解決法もあったのです。プレイヤーのみんなが冗談好きで、 パフォーマンス派である場合、この解決法も面白いでしょう。
註:そう。この世界では、誰だって「魔法」の力をもっているのです。 魔女みたいに、いつも魔法を使えるわけではありませんが。彼女(メミナ)が飛んだかと思うと辺りは静まりかえります。その中を、 彼女は鳥のように翔び続けました……。
(本を読んでいるあなたにも、魔法の力があるんですよ。 あなたがなにかに夢中になっているとき、魔法の力が発せられてるんです)
そして、メミナは最長飛距離の新記録をたたきだします。
彼女は湖から引き上げられると同時に、観衆にかこまれて胴上げをされます。
何回も何回も……。
最後の最後まで魔女たちはメミナを説得できない、こともあるかもしれません。 その場合はフライトコンテストに来ている観客たちは『メミナ!! メミナ!!』 とメミナコールをしていますので、 観客にメミナが応えてギリギリで参加することになります。
コンテストから数日後、魔女たちに一通の手紙が届きます……。
『いろいろ、ご迷惑をおかけしました。いまでは家族仲良くやっています。
メミナ、テン、そしてルオーとロッド・キールより』
●誰も悪くないのに、すれちがいや、誤解によって悲劇が起こる。 このシナリオはそんな事件でした。さて、あなたがプレイした場合、 どんな物語になるでしょうか?