[もどる]
[いちらん]
[すすむ]
■§0 さあ、はじまりはじまり……■
ゲームマスター
(以下、GM)
「……それでは今から、キャラクターをつくってもらいます。
あ、その前に キャラクターは魔女かその猫になりますんで、
二人一組になってくださいね」
註:キャラクターとは、
ロールプレイ・ゲームで
プレイヤーが演じる役のことです。
ルールにしたがってサイコロを振りながら作ります。
このRPGでは
魔女か、その猫になることができます。
出来る限り二人一組になって
魔女とその猫をプレイすることをお勧めします。作り方は
下巻ルールを見てください。
二人一組になったプレイヤーたちに、GMは
キャラクターシートを配ります。
さあ、いよいよ、ゲームのスタートです。
*
プレイヤーB
「魔女と猫って、どっちが楽しい?」
GM
「それは……、魔女は、自分の思うように事柄が進められて楽しい。
猫は、自由気ままに好き勝手ができて、楽しい。ま、そんなところでしょうね(笑)。
決まったら、教えてください。
それから、猫は1歳、魔女は13歳から
はじまります。
ちなみに、魔女にとっての13歳は、成人として認められて、魔女夜会に出席する
権利と義務が出てくる歳、ってわけ」
プレイヤーE
「お母さんがいそいそと支度していたりして。『もうすぐあなたの晴れ舞台よ』とか」
*
プレイヤーA
(以下、キリル)
「じゃあ、自己紹介、いきますね。私は、
キリル=カーティス。
歯の全部抜けたひいおばあさまと、歯の少し残ったおばあさま−−両方魔女ですけれど−−
と生活しています」
GM
「暗示するカードと、
影の暗示のカードは?」
註:プレイヤーはキャラクターを作ったときに下巻付録のウィッチタローを
2回引きます。それが暗示するカードと影の暗示のカードです。これは、
そのキャラクターの性格を表わします。タロットカードのように自由に
解釈して、楽しいキャラクターにしてください。また、魔法力の上下す
る日も示します。詳しくは下巻のルールを参照
のこと。
キリル
「暗示するカードは“血”で、
影の暗示のカードは……“猫”です」
プレイヤーB
(以下、トンガリ)
「キリルの猫で、トンガリって名前。
前足のところだけ白い、他は黒い猫です」
プレイヤーC
(以下、レーデルラン)
「名前は、レーデルラン。
暗示するカードは“星”、
影の暗示のカードは“宇宙”。
なんだか空にばっかり関係しているような……」
プレイヤーD
(以下、ゆうのす)
「その猫の、白い地に輝く赤い温泉模様の猫、
ゆうのす君です」
レーデルラン
「えー、みっともない……」
GM
「あ、言い忘れましたけど、魔女は、
自分の猫と同じ柄の服を着るという習慣に
なっていますから」
註:言い忘れたのでなく、これは
ゲームマスター(GM)得意のテクニック。
わざと言わなかったというやつでしょう。その方が、猫もきがねなく
自由な模様を自分で考えられますから。
トンガリ
「御主人様、お出かけの時は、白い手袋をお忘れなく」
レーデルラン
「ちょっと待って! そうすると、私も、温泉模様なの? 恥ずかしい。
……ねえ、ゆうのす。あんた、もしかして、このこと知ってたでしょう!?」
ゆうのす
「知らない、知らない!」
レーデルラン
「ウソおっしゃい! 何だかものすごい、悪意が感じられるもの。
だいたい、こんなにみっともない服でなんて、落ち着いて外も歩けないわ」
ゆうのす
「君の街は、きっと温泉で有名な所なんだよ。宣伝にもなるし、いいじゃない」
GM
「それで、ゆっくり飛んでなんていられないから、
“早く飛ぶ”を取ったんでしょう?」
レーデルラン
「あとは“高く飛ぶ”を取って、
他の人に飛んでいるところを見られないようにすればよかったなぁ……」
ゆうのす
「そんなにこの温泉模様がいやなら、別の猫にすればよかったじゃない。
猫は子だくさんなんだから、ボクにも兄弟いるしさ」
GM
「兄弟も全部、温泉模様つき、なんじゃないの?」
*
プレイヤーE
(以下、エディス)
「えっと、エディスっていいます。
エディーって呼んでください。一緒に暮らしているお母さんは昔魔女だった人で、
娘に、なかば無理矢理かもしれないけれど、あとを継がせた……のだろうな。
暗示するカードは“猫”、
影の暗示のカードは“鳥”ですね」
GM
「プレイヤーEさんそのもの、じゃない」
註:猫のカードは人を幸せにすることを意味します。鳥のカードは他人に迷
惑をかける、いたずらなどを意味します。つまりプレイヤーEのキャラク
ターは、人を幸せにする魔法が得意で、いたずらが苦手ということですね
(これはEさんそのものです)。
プレイヤーF
(以下、ヒューベ)
「エディスのお母さんに、平和に暮らしているところを捕まえられた間抜け猫、
ヒューベです。薮に住んでいたんで、
ちょっとしっぽがぎざぎざしているけど、何と、このごろは希少価値の、
正真正銘の、黒猫!」
エディス
「あ、じゃあ、私は黒服ね。ちょっと裾がぎざぎざしてるけど……」
*
GM
「……いいかな? 今日は5月の18日。あと4日で、皆さんの初めて出席する、
魔女夜会が、開催されます……」
[もどる]
[いちらん]
[すすむ]
ウィッチクエスト 小さな魔女エディス 上巻
編著者・監修 冒険企画局
SGM01764@niftyserve.or.jp
HTML版製作 さうす@いんくる
south@incl.or.jp