実りの秋、収穫の秋、食欲の秋を、充分に楽しみました。
そして季節は、秋から、冬へと変わりました。
 
十二月に入ってからは、園内のあちこちでクリスマスの準備が進められました。



今年は、園長先生が買ってきて下さった3メートルもある
大きなツリーが、ホールに登場しました。
ある日、突然幼稚園のホールに、大きなツリーが立っていたので、
みんなは目をまるくして驚いたり、ジャンプしたりして喜んでいました。

そして、クリスマスツリーに、みんなでお飾りをつけました。
お飾りをつけながら、「クリスマスの日が、楽しみだなぁ〜」
「サンタさん、プレゼント持ってきてくれるかな〜」
などなど、色々な思いをお話しながら、飾っている姿が見られました。

また、お母様達が作ってくださった、アドベントカレンダーも登場しました。
園内は、今までにはないクリスマスモードに包まれました。
アドベントカレンダーは、
クリスマスまでの日を数えるもので、
毎日一つずつ、開けていきました。
「今日は、何が出てくるんだろう?」
と目をキラキラさせて、出てくる瞬間を
楽しみにしていたゆりぐみさんです。 

アドベントカレンダーを開け始めた頃、
お部屋では、クリスマス会に向けて
クリスマス会ごっこが、スタートしました。
ダンスと、劇ごっこをすることになったのです。
最初は、「恥ずかしいから、いやだな〜」
「どんなんにしたらいいか、わからない」
という不安な様子のお言葉が、聞かれました。

そんな時、
「大丈夫よ。最初からできるお友達はいないよ。
みんなで楽しんでしようね」
とお話ししました。
クリスマス会ごっこが始まって三、四日すると、
ダンスはほとんどのお友達がマスターし、
劇ごっこでは、お友達と、声の大きさを競うように、
大きな声で、セリフを言っている姿が
見られるようになりました。

できるようになると、自信がついて、
「先生、早く、ダンスしよう!劇したい!」と意欲満々のゆりぐみさんでした。

クリスマス会当日。
大好きなおうちの方と一緒に登園できて、
みんなにこにこさんでしたね。

けれども、裏舞台では、
「緊張するなぁ〜。上手くできるかなぁ〜」
とドキドキしているゆりぐみさんが見られたんです。

けれども、ダンスは元気いっぱいの姿をお見せできました。
劇では、みんなのお心を一つにし、お話を進めていくことができました。
クリスマス会ごっこ、クリスマス会を終えて、お友達と共に、


みんなの憧れのばらぐみさんに、
また一歩近づいたように感じた真紀子先生です。
 
気がつけば、今学期も終わりです。
たくさんの経験や体験をしましたね。
冬休みが終われば三学期。

お友達と仲良く元気に過ごして、
もっともっとたくさんの経験や体験をしたいと思います。
そして、ばらぐみさんへと
大きく成長していきたいと思います。

よいお年を!