「あけまして、おめでとうございます」
の元気なお声であいさつをし、
三学期をスタートしたゆりぐみさん。
一月は、十二月からの例年にない雪に恵まれ、雪遊びを思う存分、楽しんだ毎日でした。雪が積もると、
「先生、お外に出て、雪遊びをしようよ」
と誘ってくる日々でした。お外に出ると、みんなで力を合わせて、雪だるまを作ったり、色々な斜面をソリで滑ったり、ある時は、雪深い中をはまらないように、そっと、歩いている姿が見られました。
また、氷を発見した時、われないように、氷がとけないように、大切に持っている姿も見られました。

雪を通して、多いに冬の自然を経験することができたゆりぐみさん。
けれども、雪とずっと一緒に過ごす訳には、いきません。
一月中旬頃に、「雪が溶けたら、ばらぐみさんだよ」というお話をしました。
そして、迎えた仮進級できる仮入園の日。この日は、ばらぐみさんのお部屋でお過ごしました。ホールの時間に、ばらぐみさんの場所に座っているゆりぐみさんは堂々とし、大きく感じられました。仮入園を機に、ばらぐみさんへの期待がますます膨らみ始めたゆりぐみさんです。


そして、二月に入り、「もうすぐ、ばらぐみさん!」をキャッチフレーズにし、発表会の準備を進めていきました。この頃より、自己主張が強かったゆりぐみさんも、落ち着き、クラスの結束も強くなりました。
そんな姿を、発表会で、お見せできたゆりぐみさん。一人一人が頑張り、みんなで力を合わせて、大きくなった姿をお見せできたことと思います。
 
 そして、迎えた三月。
「今月で、最後だよ」と言うと、「やったー」と喜ぶお友達もいれば、
「ゆりぐみさんとも、お別れかぁー」としんみりしたお友達の声も聞かれるようになりました。
そんな中。お部屋で、二人組になってお友達を変えていく、
ダンスを繰り返し行っていました。
しばらくの間、繰り返していると、あるお友達が、
「みんなでしようよ!」と発言し、みんながぱっと集まり、
ダンスを楽しんでいる姿が見られました。そんな姿を見て、
「真紀子先生が入らなくても(手伝わなくても)、
自分達で、お友達のことを考えて行動できる力が備わってきたんだなぁ〜」
と思い微笑ましく、感じられました。
このような姿は、四月当初の姿からは考えられません。
行事を通し、お友達と過ごす中で色々なことを吸収し、大きく成長しました。
もう、ばらぐみさんへの準備は、バッチリです。


四月からは、しらゆりっこの代表、ばらぐみさんですね。小さいお友達のお見本、よろしくお願いします。けれども残念なことに、4人のお友達が、お引越しとなります。

それでも、頑張って下さい。
大部分のお友達と、
2年間過ごししてきました。
 


たくさんの思い出を、ありがとうございました。