ゆりぐみのお部屋から

                                  塚本真紀子
 
 
 お庭では、モクレンの花が春を待ち望み、花壇では、チューリップの球根が、春の
訪れをひっそりと、待っています。
 
三学期に入って、お正月遊びに挑戦。
こままわしにチャレンジするお友達、カルタ遊びに熱中するお友達などなど。自分にあった遊びを探し、さらに深く追求している姿が見られました。一つの事にじっくりと腰を落ち着かせ真剣に取り組めるようになったゆりぐみさんです。新しい年になって、少しずつばらぐみさんへのお心の準備が整ってきたのかもしれません。

そして、雪遊び。今回は広いスペースのお庭で、おおいに走ったり、ゆきだるま作ったり。
中には、雪に戯れてびちょびちょ!になったり。しかし、そんなことはお構いなし。
遊びに対する思いっきりがいいですよね。白銀の世界を独り占めできた喜びは、
きっと思い出の一ページに加えられたことと思います。
 
ところで、

ゆりぐみの発表会いかがでしたか?
合奏、ダンス共、チームワークの良さがピカイチ光っていませんでした?「みんなでする楽しさ」が、笑顔いっぱいのお顔より伺われたように思います。
最初は、「色々な楽器を使って一度に演奏する事って無理かなぁ〜」と、思ってい
た真紀子先生。なのに、ゆりぐみさんは
、「大丈夫!頑張るし」
と、反対に励まされた真紀子先生。みんなの言葉を信じて、やってみると、
「うまい!」「出来る!」
みんなちゃんとできている。いつに間に、一人一人が責任を持つことができるように
なったんだろう?と感心した先生でした。
裏舞台は色々なドラマがありましたが、当日には「完」の姿をお家の方の前で披露
し、大きな拍手を頂きました。会場の拍手は、「みんな大きくなったね」というよう
な拍手に聞こえました。
 


ゆりぐみさんの一年間は、駆け足で去っていきました。
四月当初は、一人一人が個々の自己主張が強くて、バラバラのクラス。
「どうなるんだろう?」と心配しましたが、色々な行事を通して一致団結できるようになりまし
た。まだまだ、やんちゃ盛りですが、自己主張と同時に、なぜお友だちはそう考えるんだろう?と、相手の気持ちも考えられるように、なって欲しいと思います。
 
四月から、いよいよしらゆりっこ代表のばらぐみさん。たくましい姿が見られるこ
とを期待しています。






一年間ありがとうございました!