『幼稚園でどんなところだろう?』とワクワクドキドキの入園式から早4か月・・・。
すみれさんにとってこの1学期は長いようであっという間でしたね。
入園当初は、大好きなおうちの人と離れるとき、
涙がたくさん出ちゃったお友だちもたくさんいました。
その後もおうちの人のことが頭から放れず、寂しくなって泣いてしまう日もありましたね。

そんなすみれさんも、今ではにこにこ顔で幼稚園にやってくるようになりました。
 
今までずっとおうちの人と一緒だったのに、
おうちの人から離れて小さな社会に出たすみれさん。

このスタートがたくさんの発見や
楽しい出来事に出会える始まりだったのでした。

4月は、幼稚園にあるおもちゃや粘土、
絵本などを見つけて遊ぶことが
多かったすみれさんですが、
しだいに『お友だち』を意識するようになり、
「○○ちゃん一緒に座ろう?」とお誘いしたり、
紙で剣や携帯電話を作って渡すと、
「○○ちゃんと同じやつ作ってください!」
と先生にお願いするお友だちが増えてきました。

仲良しのお友だちができると、
おいすに座るときも
「○○ちゃんの隣りがよかった…」
と涙がでちゃうほどです。
 

ある日のこと、1人のお友だちが
「先生ありさんおる!」
とお部屋に歩いているありさんを見つけました。
すると、他のお友だちも
「どこどこ?」とかけ寄り、

みんなでありさんを囲んでじ〜っと見つめていました。






すると「お母さんのこと探しとるんかな〜?」
という声が聞こえてきました。
その声を聞いて
「お外にでた方が見つかるかもしれんね。」
と違う声。
そして、みんなで
ありさんをお外に返してあげることに…。
先生がお外に返してあげると、
「バイバーイ♪」
と言いながら手をふるすみれさんたち。
その後、しばらくして



と心配する声も聞こえてきました。
1人のお友だちの小さな発見から、
このようにすみれさん全体の大きな出来事となって、
それが一人ひとりのお心に残っていくのですね。


このすみれさんたちの優しいお心、
これからも大切にしていってほしいなと思います。
毎日、新しい発見と感動でいっぱいのすみれさん。
次はどんな出来事が待っているのかな?楽しみだね!
2学期も一人ひとりがキラキラと輝いて、
楽しい幼稚園生活になったらいいな〜と思います。