すみれぐみのお部屋から                 
            
  坂井 綾
 

ドキドキの入園式から、あっという間に4か月が経ちました。
 
入園式では、大好きなお母さんのおひざの上で、目に涙を浮かべていたお友だちも
いましたね。今まではずっとおうちの人と過ごし、一度も離れたことがなかったけれ
ど、『幼稚園ってどんなところだろう?』という期待もあり、おうちの人と離れて過
ごすという不安もあり、胸の中はいろんな思いでいっぱいだったと思います。

幼稚園の生活がスタートし、
お母さんと手をつないで元気に幼稚園に来たものの、
いざお母さんと離れると、
お母さんの後ろ姿を見て、たくさんの涙が出ちゃって、
「ママに会いたいよ〜!」
「ママ迎えに来るかな〜?」
という声がお部屋中に響いていました。

けれど、涙でぼやけたその先に、
粘土やクレヨンを見つけ、
好きなお遊びを見つけて遊ぶようになりました。
6月に入ると、一緒に遊ぶお友だちができて、
おいすを並べるときも
「○○ちゃんの隣がいい〜!」と」
おいすの場所を取り合う姿も
毎日のように起こっています。
けれど最近では「一緒に座ろう!」や「ごめんね。」や
「貸して。」という素敵なお言葉がすみれぐみのお部屋で聞こえるようになりました。
お友だちと一緒に過ごすと、楽しい!嬉しい!と感じる反面、自分の思いが通らな
いと我慢しなくちゃいけないときもあると感じているすみれさんたち。お友だちと関
わることが増え、お友だちと関わるからこそ出会う集団生活のルールをたくさん吸収
しているのですね。たった4か月でこんなにも大きく成長したすみれさんたち。
あや先生もとっても嬉しいです。
4月から見ても、幼稚園のお庭にはいろんな変化がありました。
チューリップのお花が咲いたり、
ムスカリが咲いたり、クロッカスが咲いたり。
そうそう、アマリリスの大きなお花に、みんなびっくりしていましたね。
プランターにイチゴなったの覚えてる?
全員の分が実ったから、こっそり食べてみたんだよね。ホールにやってきたカブトムシの幼虫!
びっくりしていたお友達もいたけど、さわれたね。その幼虫がカブトムシに・・・!
もっとびっくりしたんだよね。

それから先日ばらぐみさんが磯探検に行ってきて・・・おみやげがいっぱい。
ヤドカリ。カワハギのお魚。カニ。一番びっくりしていたのはヒトデ?それともクラゲ?
この世界にはいろんな生き物がいっぱいいて、みんな一緒に生きているんだって、
感じたよね。
この世界にはまだまだみんなの知らない楽しいことがいっぱい!
幼稚園にもそんな知らないものが
いっぱいあって、みんなで一緒に
発見していきたいなぁって思います。




二学期も、元気いっぱい遊んで、
お体とともにお心も成長していってほしいと思います。