みんな揃ってばらぐみさんになることを楽しみにしながら過ごしたゆりぐみの三学期。
なのに大好きなお友達が、一人、また一人とお引越しをし、
嬉しい気持ち以上に寂しさが残った三月を過ごしたお友達。

でも、寂しい気持ちは
そう長くは続きませんでした。

幼稚園のお庭にチューリップやもくれん、
ヒヤシンスのが
今にも咲きそうな四月―
それはお友達にとって
特別嬉しい春の訪れでした。
なんでかって?

もちろん答えは一つー
憧れのばらぐみさんに進級!。


その上新メンバー三人が加わるというビッグなプレゼントもあり、
十九人での新しいスタートをきったのでした。
新しいお友達が無理なく幼稚園生活を送れるように、
またばらぐみさんとしての自覚を少しでも感じてもらえるように、
四月は幼稚園でのルールを再確認しながらお過ごししました。
わかっているはずのこともいざ確認してみると、案外忘れていたこともあったりして、
みんなで色々考える貴重な時間を持つことができました。

また、「お友達を良く知ろう」と題して、血液型や星座、好きな色や食べ物などを発表しあって、今まで知らなかったことがわかったり、意外な共通点をみつけるなど、
お互い新しい発見ができる時間ももちました。
こんな風に一ヶ月かけてクラス作りをしました。
ばらぐみさんは自然と触れ合うのが大好きです。
ホールの時間におたまじゃくしの卵、カブトムシの幼虫、
かたつむりや青虫などを紹介すると、
早くそれを触りたくてもうじっと椅子に
なんて座っていられなくなるくらい大興奮。
もちろんすみれ時代から
それを経験しているからでしょうが、
もう目がキラリン!

まるで愛しい人を見るかのように手の中に入れて満足しているんですよ。
それに比べてすみれぐみさんはみんな
「これって何?」と、不安なお顔がいっぱい。
その様子を見るだけで、成長を感じるとともに、
頼もしさすら感じるゆかり先生でありました。

  
 
六月。
時の記念日を覚えてみんなで時計作りをしました。
時計に欠かせないのが文字盤。
お友達も鉛筆片手に一から十二までの数字に
チャレンジしてみました。
数は数えられても、数字は読めても、
いざ書いてみるとこれまた難しいものでした。
でも、これを機にお友達の間で数字に
関心をもつ子が増えました。

また、時計の時刻の読み方にも興味がでてきて、
「今日の給食は九のところまでに食べてね。

で、九って何分だったけ?」
という風に、生活の中や、
遊びの中にも時間を取り入れて過ごすようにしています。
遊びを通しての色々な発見こそが、子供たちの心を豊かにしてくれます。
今度はどんなことにであえるかと楽しみな毎日です。
気が付けば一学期も終了。
早かった〜そして、
次にみんなを待っているのはお泊り会!
去年とは違って、
楽しみ方のつぼをしっかり心得ているお友達だから、
最高のお泊り会になること間違いなし!だね。