十二月に降り積もったお庭での雪遊びで始まった三学期。スキーズボンに手袋とお着替えも慣れたもので、先生のお手伝いも必要なしでお外へGO! 青いお空の下での雪遊びは本当に気持ち良かったです。 雪だるまを作るお友達、雪合戦を楽しむお友達。 またソリをスノーボードにみたてて滑りを堪能するお友達とそれぞれが雪の感触を確認しつつ、冬にしかできない遊びを十分に楽しむことができました。 みんなの嬉しいお顔を横目に雪かきに汗を流していたゆかり先生でした。
発表会では大きくなったことを自信を持ってみていただくことができました。 しかし、あの日を迎えるまでの道のりは決して優しいものではありませんでした。 おたふくかぜの襲撃で、欠席者が次々と出てしまったからです。 合奏も組体操も一人として欠けてはできないものードキドキでした。 そして十八人が全員そろったのは発表会をその週末に控えた月曜日でした。 正直、ゆかり先生は土曜日の本番までに間に合うだろうかと心配でした。
三月になると、お友達の前に立ちはだかったのは「卒業」という二文字。 「今度の日曜に机くるんだぁ〜」「ふでばこも下敷きも買ったよ」「私なんかね〜」「僕だって!」 と入学を心待ちにする嬉しい言葉はもちろんなのですが、 「あと、何回幼稚園来る?」 「ドッジボール毎日したいけど、できるかなぁ」 「今日でプールも終わりか…」 というお言葉もよく聞かれるようになりました。 ランドセル・制服など学校のものが揃っていくのは嬉しいけれど、 幼稚園とのお別れが近づいていることを認めざるをえないからです。 縁あって今年のばらぐみさんを年少の時も担任していたこともあってか、ゆかり先生もなんだかしんみり。「みんな泣いていたのに」「ご飯一人で食べれなかったんだよね〜」など、いつになく思い出に浸ってしまうのでした。おっと、間違えちゃいけなかったね。みんなの卒業は、ステキな旅立ちでした。幼稚園での楽しかった思い出を力に変え、小学校での新しい出会いをステップに、さらに大きくなっていけるんですものね。辛くなったらここでいっぱい笑ったこと思い出してみて下さい。きっと頑張れるはずだから。そして人として成長し続けてください。
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