ばらぐみのお部屋から

 

                    横山ゆかり


今年は例年になく台風の多い秋でした。


でも、この二学期の
ばらぐみさんのパワーは
「台風」よりもすごいものでした。
 

二学期最初の大きな行事といえば
やっぱり運動会!
「運動会ってなんだろう?」
と不安そうなお顔の小さいクラスのお友達とは対照的に、どのお友達も嬉しくて仕方ない様子でしたね。
みんなありったけの力をだして、大いに楽しんでいました。運動会でばらぐみさんはリレーと綱引きとフープバトンのダンスをしました。どの種目をとっても、一人一人の力はもちろんのこと、お友達同士が、
そしてクラス全体が心を一つにしないとできないことばかり。この運動会を通して、
みんなで頑張る喜び・達成感を味わうことができ、ますますスクラムをがっちり固めたばらぐみさんでした。

かっこよかったよ!

 
 
ばらぐみさんは、六月に引き続き十月にまた新しいお友達を迎え、
なんと二十四人になりました。
あっという間に友達の輪が広がり、
元気度も二倍・三倍にパワーアップ!

いつだって真夏の太陽のように燃え滾るばらぐみのお部屋になったのです。

大好きなドッヂボールの腕も
日に日に磨き、スピード感もでてきて、
白熱した試合に、
審判をするゆかり先生の声も、ほとんど絶叫に近くなってしまいました(笑)。



そんなばらぐみさんに、少しずつ変化が見られたのは十月の半ばあたり。
小学校の就学時健診に行ったくらいからでした。
ホールの時間に園長先生がどんなに面白いことをお話しても、
誰もイスからずっこけたり、ふざけたりせず、
落ち着いてお話を聞く事を楽しめるようになったのです。
お友達の中で「もうすぐ一年生になる」という自覚が芽生え始めたのでしょうね。
ゆかり先生も嬉しいのですが、何故か物悲しいのは秋のせい?。
 
十二月に入ってからは、
ハンドベルと聖誕劇(ページェント)に毎日頑張っています。
そしてお部屋に飾られた
アドベント・カレンダーの扉を一日一つ開きながら、心からクリスマスを待ち望んでいる
ばらぐみさんです。
聖誕劇では、はるか二千年も前の時代の、
はじめてのクリスマスの日の出来事を
思い描きながら、一人一人が、
イエス様のお誕生をお祝いする聖書の「み言葉」を語ります。
二十四人のお友達が心を一つにして、
イエス様のお誕生をお祝いしようと
一生懸命です。そのお姿がとっても眩しく見えるゆかり先生です。
どうか、ステキなクリスマス会になりますように。
 
 ちょっぴり早いけど、
「メリークリスマス!」






幼稚園だよりindexへ戻る