ひよこぐみから進級したお友達五名に、新しく入園したお友達二名の合わせて七名で新たんぽぽぐみさんの歩みがスタートしました。

 四月〜進級したお友達は、お過ごしするお部屋や担任の先生、お昼寝をする場所が変わったり、幼稚園のお友達と一緒に楽しむホールの時間に参加したりと、ワクワクした気持ちで新たな園での生活が始まりました。
 一方、新しく入園したお友達は、登園してお家の方と離れる時に涙したり、登園した時は泣いていなくても、園でお過ごししている途中に大好きなお家の方のことを思い出して涙したりと、やはり涙の登場回数は多かったです。初めての環境でのお過ごしは、とってもドキドキしたことでしょう。けれども、一緒に遊んでくれる優しいお兄さんやお姉さんたちのおかげもあり、徐々に“保育園は楽しいところ”と感じられるようになってきました。
園でお友達や先生たちとの関わりを重ねていくうちに、一人一人の表情も変わり、ニコニコの可愛い笑顔や困っているお顔、驚くお顔など、いろんな表情が見られるようになりました。
 ホールやお部屋の自由遊びの時に“どうしよう・・・”と戸惑っていたお友達も、少しずつお友達の遊びの中に入って遊ぶようになりました。また、お友達を誘ったり、手を繋いで仲良く遊ぶお姿も見られるようになったたんぽぽぐみさんです。 お友達との関わりが増えると、楽しいこともたくさん増えますが、同時にお友達同士のトラブルが見られるようになりました。ブロックで遊んでいる時に「○○取った〜!」「○○だけの〜!」と取り合いになることも。そして、言葉で自分の気持ちをうまく伝えられないと、ついつい手が出てしまうこともありました。けれども、このような経験を通して、「貸して」「いいよ」のやり取りや、「ありがとう」「ごめんね」という言葉の大切さを知っていき、お友達と楽しくお過ごしできるようになってきているたんぽぽぐみさんです。
 身体を動かすことが大好きなたんぽぽぐみさん。中でも五月の親子バス遠足で踊った『エビカニクス』が大好きです。お部屋の時間に「なにのダンスしようかな〜」と言うと、決まって「エビカニクスがいい〜!」とリクエストするお友達。時々この曲を流しながら、お部屋でブロックや積み木で自由に遊ぶこともあるのですが、エビカニクスのお歌が流れ出すと、ブロックを手から離すなど、今までの遊んでいたことを止め、立ち上がってノリノリに踊り始めるのです。一人が踊りだすと、周りのお友達も一緒になって立ち上がって踊りだし、「ワン!ツー!スリー!」や「フォ〜!」という掛け声もバッチリ!こんな風に、先生を楽しませてくれるたんぽぽぐみさんです。

 晴れた日には、園庭に出ていっぱい遊んだ一学期。「今日、お外行く〜?」「お外行きたい!」とお話してくるお友達や、雨の日には「今日、雨降っとるから、お外行けんね」と、少し残念そうにお話するお友達もいました。
 春にばらぐみさんが植えたお野菜の苗が、太陽の光を浴びてぐんぐん大きくなり、六月の終わり頃から実をつけ始めました。そのお野菜の観察も楽しみました。ある日、トマトがなっていることを発見したお友達。「せんせ〜い!トマトなっとるよ!!」と、目を真ん丸にさせながら、教えてくれました。また、大きく成長したナスビやキュウリ、ピーマンをしゃがみ込みながらお顔を近づけて、じっと観察している姿もありました。そのお姿がとっても可愛いかったです。

 季節は梅雨から夏へと変わり、これからも楽しいことがいっぱい!新たに三名のお友達が入園し、七月には合わせて十名になったたんぽぽぐみさん。
暑さに負けず、いろんな体験をしていこうね!