桜の蕾も膨らみ、暖かい風と共に幼稚園の入園式の日を迎えたすみれぐみさん。大好きなお家の方とお手々をつなぎ、ニコニコ笑顔でやってきてくれたすみれぐみのお友達。ピカピカの制服の左胸にピンク色の名札をつけてあげると、なんとも嬉しいお顔になっていましたね。その時のキラキラと輝いていたお友達のお顔は今でも目に焼き付いています

四月当初、たんぽぽぐみさんから進級したお友達は、憧れのすみれぐみのお部屋にワクワクのご様子でした。中には過ごすお部屋や先生が替わったことで、戸惑いや不安を感じて涙がポロポロと出てしまうお友達もいました。また、四月から白百合幼稚園に新しく仲間入りしたお友達は、初めての集団生活ということもあり、とにかくドキドキで、大好きなお母さんの事を思い出して涙が出てしまったり、楽しそうに遊んでいるお友達を、離れた場所からそっと見ているといった姿が見られました。 　そんなお友達も、五月に入る頃には園生活にも慣れ、クラスのお友達とも仲良くなり、お友達同士お手々をつないでホールの中を元気に走ったり、「まぜて！」「いいよ！」という元気な声があちらこちらから聞こえるようになりました。けれどもお友達同士の関わりが増えていくと、遊びの中でのトラブルもでてきました。相手に上手く自分の思いを伝えられずつい手が出てしまったり、おもちゃの貸し借りがうまくできず取ってしまったり･･･。そんなときにはお互いの気持ちをぶつけ合いながら、先生と一緒に相手の気持ちを考えてみたり、お友達と楽しく遊ぶためにはどうすればよいかとじっくりお話もしました。まだまだトラブルになることはありますが、お友達のことを思いやるのお心も、着実に成長しているすみれぐみさんです。

五月から始まったスイミング教室と体育教室。特にすみれぐみさんはスイミング教室が大好きで、スイミングの日は朝からとっても嬉しそう。先生の「水着に着替えましょう」の声に素早く反応し、ホールで遊んでいてもパッと切り上げ、猛スピードでプールバックを持ってきて、水着に着替えるのです。スイミングは泳げるようになれればもちろん素敵でしょうが、白百合幼稚園ではまずお水を好きになり、お水とお友達になれるようにと、お友達が楽しく参加できることから始めています。手遊びをしながらお水を頭からかけてみたり、プールサイドにつかまってジャンプをしてみたり。大きなプールでは先生の肩につかまり、体をスッと伸ばしてゆらゆらを楽しみます。目が合うとにっこり笑顔で「気持ちいいね〜」と、嬉しそうなすみれぐみさんなのでした。

六月には爽やかな水色の制服へと衣替え。この頃すみれぐみさんのお心に変化が見られました。「先生、見ててね」と一人で制服を着て、ボタンも全部留めることができるお友達があちらこちらで見られるようになりました。制服の他にも「一人でできるよ！」や「一人でできたよ〜！」となんでも一人で挑戦しようと頑張る姿をたくさんみられるようになり、日々成長しているすみれぐみさんで〜す！

こうして楽しかった一学期も今日で終わりです。夏休みも元気にお過ごしして、二学期はもっともーっと楽しくお過ごししていきましょうね。