二学期も元気いっぱいでお過ごしした〇・一歳児のお友達。幼稚園のお友達に負けないくらいに大きくなったことをアピールできました。
 

  九月の終わりに行われた運動会。
昨年は歩行が出来ないお友達もたくさんいて、なんだかわからないうちにお散歩カーに乗せられ、気付いたら体育館の真ん中まで連れて来られ、目の前にはたくさんのお家の方。この状況にとにかく驚くばかりで、お部屋で上手に踊っていたお友達も氷のように固まっていましたね。ところが、今年の〇・一歳児さんは、九月の時点で全員が歩行可能。むしろ自由に動けることが嬉しくて、一人が右に動けば、もう一人は左へ。泣き出してしまうお友達もいれば、観客席にいたお家の方を見つけてその方向に向かってまっしぐらと、九人の子ども達がそれぞれに動くものだから、先生はその後ろ姿を追いかけるのに必死でした。追いかける担任の先生は、冷や汗ものだったと思いますが、それほどまでに大きくなった姿に目を細めていた私がいました。
 
 この頃から、〇・一歳児のクラスでも、担任の先生との会話が聞かれるようになりました。特に一歳児さんは「まんま」「は〜い」という単語から、「○○ちゃんは?」「先生、抱っこして〜」というような二語文が随所に聞かれるようになりました。時には「これ、嫌や〜」なんて言うこともありますが(笑)、『言葉』というステキなものの習得により、自己主張したり我慢したりなど、いろいろな思いを経験しながら、日々成長していっているように思います。
 お友達のお名前を呼び合いながら遊んでいる姿は、本当に微笑ましい光景です。友達の存在にも気付き、遊びにも広がりがでてきている〇・一歳児さん。自分の好きな遊びを充分に楽しむ姿が殆どですが、ブロックで剣を作り、テレビのヒーローになりきってポーズをとり、お友達を相手に本気で戦いを始めてしまいそうになる姿もよく見られるようになりました。まだまだ手加減がわからないので、全身ヒーローと化したお友達は、本気モードで戦いを挑んでしまうのです。ギリギリのところで先生のストップがかかりますが、お友達と一緒に遊ぶことの楽しさがわかってきているのでしょう。止められても諦めずに、ごっこ遊びの世界にすぐにもどっていくのです。本当に「片時も目が離せない」という言葉がぴったりの〇・一歳児のお友達なのです。
 そんな小さな〇・一歳児さんも、担任の杉本先生や長岡先生の言うことはちゃ〜んと聞くのです。私なんかがどれだけ笑顔で接しても、腕が痛くなるくらい抱っこしても、二人の先生が居るときは、見向きもしてくれないのですから・・・ちょっぴり寂しい気もしますが、それだけ先生との信頼関係ができていると思うと、ホッとひと安心です。小さくても毎日一緒に過ごし、自分のことをたくさん愛してくれている人のことはちゃんとわかっています。小さいからこそ敏感に感じるのかもしれません。〇・一歳児さんのお部屋には、先生と子ども達の相思相愛のほのぼのとした空気がいつも漂っています。そこはまさに癒しの空間といってもいいでしょう。その空気がたまらなく大好きで、ついつい〇・一歳児さんのお部屋に足が向いてしまうのでした。

  日々成長している〇・一歳児さん。これからも子ども達の成長しようとする力を助けていくような保育が、二人の先生によって展開されていくことでしょう。 本当に楽しみです。