九月から新しいお友達が一人増え、ますます元気いっぱいのたんぽぽぐみさん。
 一学期からお部屋の活動の中で、みんなで楽しんで取り組んだ“おイスに座ろうゲーム。
ピアノのリズムに合わせておイスの周りを歩き、ピアノが止まったら空いているどのおイスにでも座って良いというゲームでした。ゲームを始めた頃は「このイスがいい!」「僕のイス〜(泣)」と、座るということよりイスにこだわることが多かったです。そんなたんぽぽぐみさんも、一学期が終わる頃には、イスの取り合いはなくなり、お友達みんながおイスに座ると、お友達同士お顔を見合わせ、にっこりと笑う姿が見られるようになりました。
 二学期になり、ただイスに座るだけのゲームを少し展開してみました。本当のイス取りゲーのように、少しずつイスの数を減らしていくことに。けれども、座ることが嬉しくてたまらないたんぽぽぐみさんなので、今度は座れないと泣いてしまうことが。そこで“仲良しイス取りゲーム”の登場です!イスに座れなかったお友達は、座っているお友達の所に行き「混ぜて」と言います。言われたお友達から「いいよ」という言葉が返ってきたら、お友達のお膝に座っても良いというルールです。このルールから“仲良し”がついたのです。お友達のお膝の上にのせてもらう方も、お友達をのせてあげる方も嬉しくって、すぐにこのゲームが大好きになったたんぽぽぐみさんでした。そんなある日、ゲームの最後におイスを一つだけ残してみること。もちろん、み〜んなで一つのおイスの取り合いに…。そこで先生が「ほら、座れなかったらどうするんだったけ?」と聞くと、あちらこちらから「混ぜて〜」「いいよ!」のお言葉が聞こえてきたかと思ったら、みるみるうちに座っているお友達の前にみんなで一列に並んで、抱き合っているではありませんか。そんなお姿がとっても可愛くって、思わず笑ってしまった先生であります。
 
お友達と一緒に遊ぶことがさらに楽しくなってきたたんぽぽぐみさん。最近ではお部屋の時間にみんなで円になってダンスを踊ることになると、「○○くん、手をつなごう〜」「○○ちゃん、こっちおいで〜」と、お友達を誘って自分達で円を作っているお姿が見られるようになりました。それもまた、一つの大きな円ではなくて、三つも四つものいくつもの円に分かれている所がまた可愛くって(笑)。こんな風に子ども達同士でいろいろなことを楽しむようになった姿を見て、先生は嬉しくて、ジーンときてしまうのでした。
 十一月に行われたばらぐみさんのお店屋さんごっこ。みんなでお財布とバックを持ってばらぐみさんのお店にお買い物に行きました。ホールには六店舗の店が並び、あちらこちらから「いらっしゃいませ〜」との元気なお声が聞こえていました。たんぽぽぐみさんもその声に引き寄せられるように元気にお店屋さんへ。どのお店も魅力的で、もうニッコニコのお顔でお買い物を楽しむことができたのでした。お部屋に戻ってから早速お部屋でも先生がお店屋さんを開店。机の上に絵本を並べ、絵本屋さんを作ってみました。すると「私、お店やさんになる〜」「僕も〜」とみんなで机の所に駆け寄ってきました。けれでもよ〜く見ると、みんながお店屋さんになってしまったものだから、お客さんが一人もおらず…。そこで、先生がお客さんになり「これ、ください」と言うと、「はい、わかりました〜ピッ!」と、手でバーコードを読み込む真似をしながら、手渡してくれたのでした。しばらくすると「誰かお客さんなって〜」「僕、お買い物にいく〜」など、役割を決めて楽しそうに遊ぶ姿に、お友達の成長を感じた先生でした。
  迎えた十二月。キラキラ輝く大きなツリーを見つめながら、「先生、明日クリスマス?」とクリスマス会の日を心待ちにしているたんぽぽぐみさんです。可愛いサンタに変身をして、イエス様のお誕生日をみんなでお祝いします。みんなの可愛いお姿、お楽しみに〜♪