汗をたくさんかきながら思い切り夏を楽しんだばらぐみさんのお友達。暑い日差しを浴びてちょっぴり焼けたお顔を合わせてニッコリ!元気いっぱい二学期のスタートを切りました。
 
 
 二学期に入ってすぐ、ばらぐみさんが取り組んだのは運動会ごっこ。綱引きにリレーとたくさんの種目がある中、ばらぐみさんが特に力を入れて取り組んだのはフープバトンのダンスです。「運動会で、これを使ってダンスをするよ〜」と言いながらフープバトンを出すと「やったー!」という歓喜の声と共に「知ってる〜!前のばらぐみさんしてた!」という声も聞こえてきました。”ばらぐみさんってすごいな〜”と思い、見つめ続けてきたフープバトンを、今年は自分達が…!という、言葉で表すことのできない大きな喜びがそこにはありました。
 こうして喜びに満ちあふれた十三人は、みんなで力を合わせてとっても素敵なダンスを披露してくれました。”みんなで力を合わせてやり遂げる”という素敵な経験をした九月でした。
 
 運動会が終わると、季節は秋へと移り変わり始めました。落ち葉が色づき、どんぐりや松ぼっくりを見つけたりと秋を十分に楽しみました。そんな中、ばらぐみさんが夢中になったのは”ばらぐみ山作り”でした。初めはお砂遊び中にお山作りをしたことがきっかけでした。「もっと高い山にしてみようよ!」という声を聞いてばらぐみ全員大集合。砂を集めてくる人・砂を積む人・山の形を整える人、と役割分担をしてどんどん高い山になっていきました。完成した山をみて拍手喝采!全員納得の出来映えに、「ばらぐみ全員で作ったから、ばらぐみ山だ!」とお山に名前をつけて大満足だったのでした。もちろんこの日限りではなく、大事にその砂山を守り続けたばらぐみさん。雨が降った日には窓から外をのぞきこんで、「雨あたってるから小さい山になったね〜」「でもあんまりくずれていない!」などと、ばらぐみ山を心配していました。こうして守り続けているばらぐみ山にはトンネルができ、その中でお友達同士で手がつなげるようになりました。最近は雨模様ばかりでなかなか外遊びができない日々が続いていますが、大事に守ってきたばらぐみ山をこれからどのような素敵な山に変身させていくのか、見守っていきたいと思います。

 そして十二月。幼稚園の中はクリスマスを迎える準備が整いました。
 ばらぐみさんといえば聖誕劇。一人一人の役も決まり、台詞の読み合わせから始めました。聖誕劇ではたくさんの台詞があるので全員が劇の流れをつかめるように台本があります。その台本を手に一文字一文字目で追いながらお言葉を知っていきました。「この台本はいつ読んでもいいよ。」というお話をすると、ばらぐみさんは朝登園してから、給食が終わってから、おやつが終わってからと、時間を見つけては台本を開いて台詞を読んでいました。
 台本を読むと言っても、自分の所だけを読むのではなく、全員で読む所・先生が読む所・1人で読む所と、それぞれが決まった所を必ず読むという方法でした。先生が何も言わなくても「ここは宿屋さん!」「次はみんなで!さん、し!」などと声を掛け合い、お顔をそろえて台本とにらめっこしていました。そんな姿に思わず感動してしまいました。
 こうしてみんなで作り上げた聖誕劇。難しいお言葉もたくさんあるけど、ばらぐみさんなら大丈夫!幼稚園生活最後のクリスマス会を思い切り楽しみましょうね!

 ”十三人でばらぐみだ!”という団結力がより一層強くなったばらぐみさんのお友達。幼稚園生活も残りわずかですが、団結力をさらにパワーアップさせて、嬉しい春に向かって元気いっぱい楽しみましょうね!