「学院長室から」

          
  
                               学院長 釜土達雄
 
  「税と社会保障の一体改革」は、六月二六日に衆議院で可決されました。 可決されたものの内、わたしたちに深く関わる幼稚園・保育園関連法案は、議員立法による認定こども園法の一部改正法、子ども・子育て支援法、そして関係法律の整備法の修正案の三つです。
 特に注目すべき事は、総合こども園法案が取り下げられ、認定こども園法が改正されることによって総合こども園法案の内容を継承することになったということでした。詳細な解説は避けますが、「子どもの育ちの観点」を大事なものとしていた認定こども園法を改正し、その拡充を図ったことは、とても良かったと思います。
 また、幼保連携型認定こども園の「入園資格」は第十一条で次のように定められました。
 「幼保連携型認定こども園に入園することのできる者は、満三歳以上の子ども及び満三歳未満の保育を必要とする子どもとする。」
 すなわち、保育に欠ける欠けないの審査を不用として、未満児保育を行うことが許される内容となりました。もしそうなれば、認定こども園の自由度はもっと高まることになるでしょう。
 これからは参議院での審議です。その審議によってまた修正されるかもしれません。
 けれども、認定こども園羽咋白百合幼稚園をご利用の皆様にとって、よりよいものになれば良いなぁと思って、注目していこうと思います。